A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二x狩俣道夫@高円寺ペンギンハウス

2007年04月28日 13時32分04秒 | 灰野敬二さんのこと
3月7日のLoop Line以来だから7週間ぶりになる灰野さんのライヴ。その間灰野さんはドイツでミュージカル作品の音楽担当でヨーロッパに行っていた。
日本での久々のライヴは気心知れたsax,fluteの狩俣さんとのデュオ。こちらも安心して観ていられる。
最初に灰野さんのドラムマシーンの重厚なビートにのせてフルートの共演。灰野さんのフルートはアタックが強く尺八のように聴こえることもある。間合いの取り方はまさに和楽器風。
次にSGを持ってギター演奏。久々に聴くアブストラクトなギターの音色に夢見心地になる。
第2部では灰野さんがまた変な楽器を持って来た。ウクレレを大きくしたような弦楽器で、ボディの前にブリッジがあるので弦高が非常に高く、左手で弦を押して大きなビブラートをかける。ビヨン~というような音が出る。その後灰野さんはドラムを叩く。途中でスネアが落ちてしまったが、それを手に持って叩く。気合いの入った打撃音。それからギターに持ち替え、狩俣さんのソプラノサックスと火を噴くようなバトルを繰り広げる。最後は久々の哀秘謡、「さすらい」で終了。
また最近得意のヴォイスパフォーマンスやヴォーカルも随所でみせてくれて嬉しかった。
2時間たっぷり灰野ワールドに浸った夜だった。
GW中は4月30日に新宿JAMで金子寿徳さんの追悼コンサートに哀秘謡として出演(出演は一番最初)、5月3日は恒例のバースデイライヴを高円寺Showboatにて。
6日には何故か高知でJOJO広重さんとのライヴ。観てみたいな~。
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クロマニヨンズ「紙飛行機」

2007年04月25日 22時09分56秒 | 素晴らしき変態音楽
クロマニヨンズのセカンドシングルがついにリリース。即タワレコで買いました。タワレコ特典はステッカー。「紙飛行機」(マーシー作)は先日クラブチッタで聴いたけどマーシーらしい泣きのメロディーの入ったロックンロールで、ハイロウズの「青春」を思い出した。カップリングは「ワハハ」(マーシー作)と「チンパンマン」(ヒロト作)。「ワハハ」は彼ららしい意味無しハッピーソングで、「チンパンマン」は「~マン」シリーズの新作(?)で、スカビートの軽快な曲。初回盤は「cro-magnons TV」を収録したDVD付。下北Shelterでのデビューワンマンライヴ2曲収録も嬉しいが、おすっ!前半が笑える内容だ!おすっ!絶対DVD付を買ったほうが良いですよ!おすっ!
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SONIC YOUTH x VOORDOMS@新木場STUDIO COAST

2007年04月21日 12時56分51秒 | 素晴らしき変態音楽
STUDIO COASTは初めてだったのだが、2階席やバルコニーもあって、外国にありそうなウ゛ェニューだった。オーディエンスは満員、男女比7:3くらい。見るからにVOORDOMSファンというトライバルな格好の男子も目立つ。
10分押しでVOORDOMSの始まり。ドラムが3台円形に並んでいて、右奥にはギターのネックが7本付いたバカでかいオブジェがセッティングしてある。ただのオブジェかと思ったらちゃんと演奏していた。ドラム3人と山塚アイ。ドラムのトライバルなビートに乗せてアイが叫び、サンプラーを鳴らし、ギターオブジェをスティックで叩き、客席へダイビングする。視覚的にも楽しめたし、始終鳴り響くドラムの響きにトランス状態。私は少し後ろのバルコニーで観ていたのだが、ステージ前の客席のモッシュはSONIC YOUTHを凌ぐほど凄かった。やはりVOORDOMSはCDで聴くよりもライヴを経験しないと十分に楽しめない。1時間ほどの桃源郷だった。
長いセットチェンジに続き、SONIC YOUTHが、長身のサーストンムーア、キムゴードン、スティーヴシェリー、ヘルプのベースのマーク、リーラナルドの順にステージに登場。キムもベースを弾くのでツインベースだ。こちらはさすが20年選手。適度にリラックスした感じでクールに演奏を始める。最新作「RATHER RIPPED」の曲を中心に2回のアンコールを含め90分の演奏。印象に残ったのはキムがヴォーカルを取る曲ではベースを置いて、跳ね回るように踊りながら歌う事。彼女今何歳だっけ?ココも大きくなっただろう。ママさんロッカーの鏡である。
彼らの演奏はノイズを奏でるにしてもどこかバランスを抑制しているようなところがあり、個人的にはそこがちょっと不満でもある。それでも観たくなるのはキムの弾けっぷりや、サーストンがアンコールで10秒くらい演奏した灰野敬二風の破天荒なノイズギターソロだったりする。
ライヴの凄さとしてはVOORDOMSに軍配があがったかもしれないが、楽しいステージだった。
また来た時には行ってしまうんだろうな。
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MO'SOME TONEBENDER@日比谷野音

2007年04月09日 22時33分40秒 | 素晴らしき変態音楽
「革命的なヴィジョンを世界に提示するツアー」と題された全国ツアーの最終公演。ステージ上には頭がスピーカーになった牛だか豚だか謎の生き物のイラストの幕が下がっている。
最新アルバム「Super Nice」の冒頭と同じように、PAからサイレンの音が鳴り響く。ライヴのスタートだ。
一曲目は「Tiger」。3人が同時にヴォーカルを取る過激でカッコいいナンバー。ニューアルバムの曲を中心に約2時間のステージ。打ち込みのバックトラックに合わせたテクノっぽい曲や、アコギ一本で歌う「オバケ」など、ヴァラエティに富んだ演奏。野音だからしょうがないが、歌詞が良く聞き取れないのが残念。
やはりヴォーカル/ギターの百々氏が断然カッコいい。トレードマークの赤いムスタングで、キレ味鋭いシャープなフレーズを繰り出す。ベースの武井氏はトランペットやサックスを吹いて多才なところを見せる。
最後には誰のアイデアか、パンダ、ウサギ、イヌなどの着ぐるみが10人ほどステージに登場して踊り出す。これには苦笑しました。
この日のライヴは7月にDVDリリースされるとのこと。
今一番男臭いガッツのあるバンド、モーサムの魅力は、やはりライヴで観なきゃわからないね。
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英国の妖精サリーオールドフィールド

2007年04月06日 21時06分20秒 | こんな音楽も聴くんです
中学生の頃「エクソシストのテーマ」のシングル盤を買ったら、ライナーノーツに作曲/演奏のマイクオールドフィールドは15歳の頃、姉のサリーと共に"サリアンジー"というグループでデビューした、という事が書いてあった。「エクソシスト」の音楽(チューブラーベルズ)に耽溺していた私は未だ聴いた事のないサリアンジーというバンド名に淡い憧れを持っていた。
数年後、トランスアトランティックレーベルの再発で「サリアンジー/チルドレンオブザサン」がリリースされた。ブリティッシュフォーク/トラッドの香り高いこのアルバムで聴ける18歳のサリーの歌声はまさに天使のようで何度も聴いては深い森、妖精の国のことを夢見たものだ。
そして"サリアンジー"から10年後の1978年、サリーはデビューアルバム「ウォーターベアラー」をリリースした。滝の落ちる静寂に満ちた森の中、白いドレスのサリーが佇むジャケット通りのサウンドで、マリンバやグロッケンシュピールなどのパーカッションとミニマルなギター、ピアノが「チューブラーベルズ」を思わせ、透き通ったサリーの歌声が清浄な世界を描き出すこのアルバムは、当時パンクやキャプテンビーフハート、レジデンツなど変態音楽ばかリ聴いていた私の心を癒してくれた。
その後「イージー」「セレブレイション」「プレイングインザフレーム」など毎年1枚アルバムをリリースし、その度にポップになっていくのだが私は聴き続けた。
そんなサリーオールドフィールドのBRONZE時代の6枚のアルバムがStrange Daysレーベルから紙ジャケCD化された。暫く聴く事のなかったサリーだが久しぶりに聴いてみて、その素晴らしさに圧倒されるばかりである。
知名度はそこそこあるのだろうが、聴いた事のない人がほとんどだろう。出来れば1stの「ウォーターベアラー」を聴いてみてほしい。エンヤなんか比べ物にならないヒーリングミュージックが展開されているのだから。
サリーは現在もドイツを拠点に活動しているそうだ。今回の再発がきっかけになって、来日実現!なんてことにならないかなあ。
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six, GO-DEVILS@新宿Red Cloth

2007年04月01日 15時01分25秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
昨夜ガレージロックの居城、新宿レッドクロスで"SEEZ RECORDS AND EROSTIKA PRESENTS BURLESQUE IN THE GARAGE"というイベントが開催されました。出演バンドはGO-DEVILS,six,THE TITANS,THE MAGNATONES,THE BAWDIESの5組。3つの男性バンドが最初にやり、4番目にsix、トリにGO-DEVILSがやるという、女性上位のイベントでした。
sixは最近のトレードマーク、オレンジと白のミニのワンピースで登場。激しいベースラインのガレージロックから日本語のポップチューンまで聴かせてくれました。彼らはこのライヴを最後に3ヶ月間ライヴを休止するそうです。レコーディングだったら嬉しいな。
GO-DEVILSはトレードマークのへそ出しセクシーコスチュームで登場。もう結成10年以上になるのにメンバーの愛らしさは変っていません。演奏力もそんなに変っていないような、、、(失礼)。アメリカ60'ガレージバンドTHE GESTURESの哀愁のマイナーメロディの名曲「Run Run Run」をやってくれたのには感激。
写真はイベントの告知チラシ。Go-DEVILSのmomoとsixのchelioが男を踏んで屹立するというナイスなRockin' Jelly Been氏によるイラストです。この絵柄のTシャツを買いました。
久々にガールズガレージの魅惑に酔った夜でした。
そのついでに裏窓に寄って4月30日の金子寿徳追悼コンサートのチケットを買いました。

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