非常階段ニューアルバム
"咲いた花がひとつになればよい"
発売記念ライブ
出演 : 非常階段、初音階段
ゲスト : PANTA(頭脳警察)、早川義夫、戸川純、坂田明
バックバンドメンバー : HIROSHI(奇形児)、村井英晃(猿股茸美都子)
【回想録 1979年】
非常階段が結成された1979年の春休み、親の勧めでユネスコ主催の中高生ヨーロッパ旅行に参加。ローマ、パリ、ロンドンへ10日間旅行する。夜間自由行動はなかったのでコンサートには行けなかったが、市内観光の自由時間はレコード屋に行って最新のレコードを買った。ローマでは街中にポスターが貼ってあった派手な化粧の男性歌手のレコードを買ったが、パリ行きの夜行電車に忘れてきてしまった。パリではフランス盤では無くアメリカ盤のレジデンツとスネークフィンガーのシングル盤とクリス・スペディング参加のロイ・ハーパーのLP、ロンドンではニューウェイヴのレコードを多数購入。パンクスは見当たらなかったが、ロックぽいファッションやストリートの雰囲気を堪能。「I Hate To Work」と書かれたTシャツをパンクだぜ!と買ってきた。
戻ってから髪を自分で短く切り、整髪剤がないので石鹸の泡で髪を立てた。安い作業着を買ってきて、母親にたくさんジッパーを縫い付けてもらった。気分はロンドン帰りのリアルパンクスだった。東京ロッカーズが話題になり、雑誌やレコード店で写真やチラシを見かけた。それまで日本のパンクとして頭脳警察、村八分、外道などが紹介されたが、東京ロッカーズは現在進行形なのでドキドキした。ライヴ盤『東京ロッカーズ』と『東京ニュー・ウェイヴ’79』 が2ヶ月連続してリリースされ、小遣いの関係で『東京ニュー・ウェイヴ』を発売日に買った。最初に入っているSEXがお気に入りだった。
シティロードでSEXが名前を変えたSYZEが荻窪ロフトに出演することを知り、初めてライヴハウスへ行った。ゴジラレコードの2枚目のシングルを聴いていたミラーズの突進するビートに痺れ、SYZEの堂々たるロックビートに心酔。また東京2チャンネルというバンドのギタリストが凄く切れ味鋭いプレイでカッコ良かったが、その後そのバンドの名前を見ることはなかった。それ以来、クラッシュのLPジャケットを真似て、スプレーでTERRORISTとかHATEとか吹き付けたワイシャツを着てライヴハウスへ出掛けた。
ヒゴヒロシ/ミラーズ@池袋西武デパートCITY (筆者撮影)
1979年ライヴ観戦記
6月16日 東京2チャンネル、美レイ、BOYS BOYS、SYZE@荻窪ロフト
6月23日ミラーズ、SYZE、マリア023@吉祥寺マイナー
7月13日フリクション、SYZE@吉祥寺マイナー
7月21日BOYS BOYS、ミラーズ、マリア023@池袋西武デパートCITY
7月24日FUCK OFF ホットニューウェイヴ 自殺他@豊島公会堂
8月18日シンクロナイズ@吉祥寺DAC802
10月31日P-MODEL@法政大学学生会館
11月24日映画『ROCKERS』@成蹊大学学園祭
12月8日コールド・ジャック、バッド・コンディション@吉祥寺DAC802
12月19日P-MODEL@渋谷エピキュラス
12月24日MODS PARTY@荻窪ロフト
他にZOOアナーキーコンサート@吉祥寺DACでスピードを観たハズ。
高校の友人にレコードを聴かせて洗脳して「GLANDES/グランディーズ」(意味は辞書を調べて下さい)というバンドを結成、秋の文化祭でデビューした。この年は観客は仲のいい友人数人だけだったが、翌年高3の時は学校中の話題になり教室に入り切れない程押し寄せた。筆者の人生の最大のハイライトだったかもしれない。
GLANDES い・い・か・げ・んツアー 1979年9月29日 PM2:30
Set List
1. Holidays In The Sun(Sex Pistols)
2. From The Heart (Generation X)
3. One Hundred Punks(Genration X)
4. Ready Steady Go(Generation X)
5. Last Gang In Town(The Clash)
6. Liar(Sex Pistols)
7. Unknown - Guitar Solo
8. I Love You(Sheena & The Rockets)
9. Safe European Home(The Clash)
10. T.V.Easy(Sex)
11. Into The Valley(Skids)
12. Anarchy In The UK(Sex Pistols)
1979年に購入したシングル盤
ごめんなさい
ライヴレポートじゃ
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