A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二 × ヤマジカズヒデ@高円寺Showboat 2008.2.28(thu)

2008年02月29日 23時05分20秒 | 灰野敬二さんのこと
旅から戻り、その足で年末から楽しみにしていた灰野さんとdipのヤマジ氏の初共演ライヴを観に高円寺へ向かった。最近dipとしての2年半ぶりのアルバムやソロ3枚組BOXをリリースして活動が活発化しているヤマジカズヒデ氏の人気か、会場は立ち見も出て満員だった。入場はチケット番号順で私は早い番号だったので最前列に座ることが出来た。ラッキー。
先に各自のソロがあり、最後にセッションという構成。
私はdipのディープでサイケな世界が好きだったが、ライヴを観たことはなかった。ヤマジ氏の赤いジャズマスターで歌うソロは良くも悪くも普通。dipでの切れ味鋭いギターもなく、よくあるギターの弾き語りだった。歌詞があまり聴き取れなかったのが残念。
灰野さんは椅子に座っての演奏。カポをふたつつけた変則チューニングのSGにループを使いまくってトロトロ溶けるようなアヴァンギャルドなソロだった。こういうライヴは3年ぐらい前まで西早稲田のライヴハウスJerry Jeffで定期的にやっていたが最近はやっていなかったので久々にたっぷり堪能した。小沢さんに捧げる哀悼歌だろうか、全体的に悲哀のトーンに満ちていた。
さて共演に関しては事前にどんな演奏になるのか想像がつかなかったが、サニーデイ・サービスの曽我部氏やラップのECD氏とも共演している変幻自在の灰野さんのことだから悪いものにはならないという確信があった。まずは灰野さんのスライドギターとヤマジ氏のアルペジオで意外に静かなオープニング。ふたつのギターが絡み合って心地よいモワレを創り出す。徐々にビート感のあるカッティングに変化し、ロック的なインプロに。ヤマジ氏のギターが小細工のないストレートなスタイルなので灰野さんのギターとぶつからずお互いの個性が良く分かる演奏になる。リードするのは灰野さんで「暗号」「ここ」「おまえ」など不失者でお馴染みのレパートリーを繰り出す。そこにヤマジ氏のシャープな音が絡み見事なブレンド具合。若干冗長な部分もあったが、思いのほかヤマジ氏のギターが良く、初共演は成功だったといえよう。灰野さんのロック・サイドがクローズアップされた1時間だった。
dip HP

暗闇に
光る二匹の
エレキギター

今度は可能ならdipと灰野さんとの共演を観てみたいと思った。
映像が真っ暗でスミマセン。


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12歳のガールズ・パンク~Care Bears On Fire

2008年02月25日 23時22分58秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
今アメリカで話題となっているのがニューヨークのブルックリン出身のパンク・バンド、ケア・ベアーズ・オン・ファイアである。メンバーはソフィー(vo,g/12歳)、イジー(ds/12歳)、ルチオ(b/13歳)。何と中学1年生のバンドだ。幼稚園からの遊び仲間だった3人は、それぞれ親がロックやポップス好きで、その影響で小学4年生の頃にバンドを結成した。最初は放課後の遊びのひとつだったのが、ある時学校のパーティーで演奏して大ウケ。本格的に活動を開始した。自分たちの等身大の日常をストレートに歌った歌詞と3コード中心のシンプルな曲を3人が一丸となって奏でるスタイルが話題となり、新聞や音楽誌に取り上げられた。2006年にEPを、2007年にアルバム「I Stole Your Animal」をリリース。オリジナル曲は15曲もあるという。地元でのライヴには同世代の小中学生が大挙して集まり大合唱になるそうだ。2007年12月31日にはニューヨークの名門ライヴハウス、ニッティング・ファクトリーの年越ライヴに出演、玄人筋をも唸らせた。
MySpaceで彼らの曲が聴けるが、どの曲もキャッチーでポップ、勢いがあって良い。しかも本物のロリータ・ヴォイスである。大きすぎるギターを懸命にかき鳴らすソフィーちゃんの姿に惚れてしまった。
日本で言えばプッチモニのロック・バンド版といえるのかな。まあ日本にも「さんまのスーパーからくりTV」の"ナニワのギター少年"山岸竜之介君(小2)や"美少女ギタリスト"並木瑠璃ちゃん(小3)がいるが。
それにしても反社会的メッセージを吐き出してきたパンク・ロックが小学生の心を掴むとは、時代は変わったものだ。
Care Bears On Fire MySpace

中学生
偉そな大人に
Fuck You!

明日から3日間旅に出ます。その間ブログの更新が出来ないかもしれないのであしからず。

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田中泯 地を這う前衛「舞い」@コニカミノルタプラザ ギャラリーC 2008.2.23(sat)

2008年02月24日 23時22分17秒 | アート!アート!アート!
日本を代表する現代舞踏家、田中泯氏の写真展のオープニング・イベント。写真は故・岡田正人氏によるもので、30年に亘る大地に根付いた田中氏の舞踏の血肉を写し撮った写真が展示されている。3月3日(月)までなので多少でも日本の真の芸術に興味のある人なら観に行った方がいい。場所は新宿東口フルーツ高野のビルの4F。
さてこの日は無料で100人くらいのギャラリーを集めて田中泯氏が舞踏を観せた。泥を塗りたくった顔と手足、黒いシャツとグレイのハーフパンツ。フロアに白い布を細長く敷いた上での舞いだ。腰にカスタネットのような音の出る気の板を下げてゆったりと登場。カメラマンが写真を撮ろうとすると「その青い光止めてくれ」と一喝する場面も。床に寝転んだり速いテンポで布の道を行き来したり、ピーンと張った緊張感が痛いほどだ。顔の深い皺に氏の壮絶な生き様が刻まれている。私はデジカメでそれを撮影しようと思ったのだが会場の中の余りの緊張感に一枚しか撮れなかった。
近年は「場踊り」と称して街や学校や神社、野山や海辺など、自在に場を舞う活動を展開している氏の深淵さの片鱗を観ることが出来た。
Min Tanaka HP
コニカミノルタギャラリー HP

舞踏家が
土にまみれて
地を耕す

イベント後のサイン会での気さくな笑顔が朴訥とした農民の顔に見えた。

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ミュージック・コンクレート60周年記念コンサート@東京日仏学院2008.2.22(fri)

2008年02月24日 01時00分29秒 | 素晴らしき変態音楽
飯田橋の東京日仏学院エスパス・イマージュで「CCMC2008 ミュージック・コンクレート60周年・GRM50周年記念コンサート マルチ・チャンネル・スピーカー・オーケストラによるライヴVol.1」が無料で開催された。GRMとは正確にはINA-GRMといってフランス国立視聴覚研究所・音楽研究グループのことである。ピエール・シェフェールが新しい音楽表現としてミュージック・コンクレートを創造したのが1948年、その研究機関としてGRMが設立されたのが1958年。今年はフランス生まれの電子音楽にとって重要な年なのだ。
日仏学院には以前藤田現代音楽資料センターがあり(現在は同志社女子大学へ移管)何度か通ったことがある。毎年夏に学生をGRMへ送り電子音楽を学習するという制度もあった。ヨーロッパでは国が現代芸術を支援しているのだ。日本でいえばNHKに音響研究所があるようなものである。来てた観客の中にも作曲家や学者の人も多かったようだ。
第1部は東京とパリをインターネットで結んでの討論会「ミュージック・コンクレートの60年~過去から未来へ」。東京からドゥニ・デュフール、パリからベルナール・パルメジアニ、クリスチャン・ザネジという現役の電子音楽家が参加し、ミュージック・コンクレート、GRMの始まりから現在そして未来まで個人的経歴も含めて興味深い話が聞けた。
第2部はアクースモニウム・ライヴ・コンサート。これは20数台のスピーカーを会場に配しての電子音楽演奏会。基本的にテープ音楽なのだが、奏者はミキサーを操作して音のバランス、音色等を調整しライヴ感覚のある演奏だった。スピーカー・オーケストラの指揮者という訳だ。討論会に参加した3者の作品が披露されたが、どれも心地よく時に刺激的な電子音・具体音が飛び交うユニークなものだった。以前このブログでピエール・アンリを紹介したときも書いたが、ノイズやエレクトロニカのファンならば驚喜する内容だった。ミュージック・コンクレートはもっと多くに人に認知されるべきだ。
会場の物販で「GRM Archives」5枚組CDを手に入れた。GRMの歴史的録音がたっぷり楽しめる変態音楽愛好家には溜まらない作品である。当分楽しめそうだ。
ミュージック・コンクレート Wikipedia

電子音
頭脳の奥へ
滲みていく

写真はインターネット討論会の様子。特にパルメジアニ氏(真ん中)はGRM創立時からのメンバーでありアンリ氏と並ぶフランス電子音楽界の重鎮である。映像はフランスに於けるアクースモニウム・コンサートの模様。

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灰野敬二@小岩 eM SEVEN 2008.2.21(thu)

2008年02月23日 00時11分32秒 | 灰野敬二さんのこと
「合縁奇縁」というイベント。対バンはsongs from thousand downfall(gx2,b,key,dsの5人組インスト・バンド。叙情派プログレ・ノイズとでもいう様な轟音サウンドはなかなか良かった)、Optrum(蛍光灯を改良した「Optron」という楽器とdsのノイズ・デュオ。視覚的に面白い)の二組。
灰野さんは年末以来のソロ・ライヴ。ステージにはエアシンセx3、ドラムマシンx2を乗せたテーブルと4台のギター・アンプがセッティングされている。まずはドラムマシンで複雑なビートを作りエアシンセ演奏。金切り声のような高音から地鳴りのような超低音までが一挙に耳に突き刺さる。いつもより音量が大きいようだ。エアシンセの上に屈んで激しく腕を上下左右に動かすアクションはいつ観ても魔術師の祈祷を思わせる。30分くらいでSGを手にギター演奏。ゴーッという耳を圧する轟音の中にレクイエムめいたメロディーが浮かび上がる。先日足が攣ったアクシデントも忘れたような激しいアクション。物凄い殺気が灰野さんの全身から発せられ、観る者はただ圧倒され立ち尽くすしかない。最後に少しだけ歌った。♪今度会えるのは何時~魂は今何処に♪言葉の断片がかろうじて聴き取れる。とにかく凄まじく気合の入った1時間だった。
楽屋で挨拶すると「ここ暫くは小沢君への追悼だね。演奏していると小沢君が降りてくる。彼の代わりに音を出さなければならない」と、故・小沢靖氏への想いを語ってくれた。小沢さんの死は灰野さんにとって相当の覚悟を要するものだったようだ。
灰野敬二 HP

死に別れし
友に捧げる
轟音を

ソロだからなおのこと小沢さんの不在が重く圧し掛かるのだろう。

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The Bad Plus@ブルーノート東京 2008.2.20(wed)

2008年02月22日 00時31分04秒 | 素晴らしき変態音楽
史上最轟音ピアノ・トリオ、ニルヴァーナからアバまでカヴァーする最凶のジャズ・トリオなどと呼ばれるアメリカの新進ピアノ・トリオ、ザ・バッド・プラスの何度目かの来日公演。彼らのアルバムを聴いたことはないが、メンバーがフリー・ジャズを好きだということ、デビュー作をチャド・ブレイクが、最新作をトニー・プラット(AC/DC、チープ・トリック)がプロデュースしていること、その最新作のタイトルがプログレを意味する「プログ」であること等に興味を持ち、ライヴではどんなものだろうと久々にブルーノート東京へ出掛けてみた。客の入りは7割くらい。日本でのライヴ・アルバムをリリースしていることを考えると少し寂しい。
ドラムが時々小物を鳴らしたりイレギュラーなビートを叩いたりして面白いが、トリオとしての演奏は思っていたより随分オーソドックスだった。曲が短いところはロックやポップスに通じるし、ティアーズ・フォー・フィアーズのカヴァーなどもやり、普通のジャズ・ピアノ・トリオとは違うことは分かったが、"轟音"とか"プログレ"とかいう形容は当てはまらないと思う。キャッチ・コピーに比べ変態性は低く、多少欲求不満の残るライヴだった。それでも後半に披露したヴァンゲリスの「炎のランナー」のカヴァーではアヴァンギャルドな一面も見せ期待を持たせてくれた。
The Bad Plus HP English

春近し
ピアノ・トリオで
過ごす夜

冬の寒さも徐々に緩み夜道も歩きやすくなってきた。

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トマティート、ドランテ@すみだトリフォニーホール 2008.2.17(sun)&19(tue)

2008年02月20日 23時17分12秒 | こんな音楽も聴くんです
錦糸町のすみだトリフォニーホールで2組のフラメンコ・アーティスト、トマティートとドランテのコンサートが二日間に亘って開催された。
トマティートはパコ・デ・ルシアの後を継いでフラメンコ歌手の巨匠カマロンのバックを務めたことで脚光を浴びたフラメンコ・ギターの第一人者である。2000年にジャズ・ピアニストのミシェル・カミロとのデュオでリリースしたアルバム「スペイン」が私のトマティートとの出会いだった。当時いわゆる"ワールドミュージック"に辟易していた私にとって彼のギターは全く異質の、本物のジプシーの血を感じた。それ以来トマティートが来日すると毎回観に行った。激しいストロークと繊細なフレージングには、ジャンルは違うがアート・リンゼイを思わせる伝統と前衛の理想的な融合を実現している。
今回のもう一人の主役ドランテはフラメンコには珍しいピアニストである。そのタッチはフラメンコ・ギターにも似た瞬発力とテンションを持っている。
2月17日(日)の第1夜は其々が自分のグループを率いての演奏。ドランテ・グループはパーカッション、ベース、男性ヴォーカルの4人組。かなりジャズっぽい演奏でまったりしたパートも多く少し眠くなってしまった。トマティート・グループは第2ギター、パーカッション、男性ヴォーカル、男性ダンサーの5人(本当は女性ヴォーカルが加わるはずだったが急病でキャンセルになった)。こちらは眠気も吹っ飛ぶ精気溢れる演奏で背筋を正される思いがした。
2月19日(火)の第2夜は新日本フィルとの共演。ドランテはオーケストラがピアノを装飾するようなアレンジでニーノ・ロータの映画音楽を思わせるロマンティックな演奏。対するトマティートはフラメンコ・ギターとオーケストラが対峙する緊張感のある演奏。どちらが良いかを言うのはナンセンスだが、個人的にはトマティートの屹立した作品が気に入った。
第1夜は超満員だったが、第2夜は空席が目立った。やっぱり純粋なフラメンコを求めるファンが多いということか。それでもトリフォニーホールの冒険的な試みは賞賛に値する。
トマティート バイオ

無駄なもの
削ぎ落とすことが
フラメンコ

アナーキーの「シティ・サーファー」で♪あっちへフラフラフラメンコ♪という歌詞があるが連中何も分かってないな。フラメンコ道は鬼畜の道である。

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自然の中に眠る画家、フンデルトワッサー

2008年02月19日 23時21分30秒 | アート!アート!アート!
今日2月19日は私の偏愛するオーストリアの芸術家フンデルトワッサーの命日だった。
フンデルトワッサーは1928年ウィーン生まれ。クリムト、シーレなどウィーン幻想派の流れを汲み、渦巻き模様と強烈な色彩を持った独特の絵画や建築作品を残した。日本人と結婚していた時期もあり、北斎・広重などの浮世絵や茶道など日本文化に造詣が深く"百水"という日本名を持つ。自分の名前(英語ではHundred Water)を直訳しただけだが、何と味わい深い名前だろう。「直線に神は宿らない」と近代合理主義を否定し、曲線を多用したそのスタイルはガウディに通じるところがある。自然との共存を訴え、草屋根や腐植土トイレを使った建造物を世界各地に建築した。日本にも彼の建造物がある。TBSの「21世紀カウントダウン時計」、キッズプラザ大阪の「こどもの街」、大阪市環境局舞洲工場などである。
私がフンデルトワッサーのことを知ったのは高校の美術の授業で現代芸術の画集を見ていて。作品名は忘れたがたくさんの顔と渦巻きが不定形に描かれた彼の絵がまるで生き物のような躍動感を持って迫ってきて、私は一発で虜になってしまった。その後彼の展覧会を観てその多彩さに舌を巻いた。造形の極地。想像力の洪水。
2000年に米米クラブの石井達也氏が当時ニュージーランド在住のフンデルトワッサーを訪ねた番組がNHKで放送されたが、そのオンエアの時には彼はこの世にいなかった。
かなり多作な人なのでどこかで彼の作品を目にしている人も多いに違いない。彼の唱えたエコロジー思想は現代のエコ運動に大きな影響を与えている。
フンデルトワッサー HP

渦巻きに
エコ精神が
棲んでいる

また日本で回顧展をやらないかなあ。

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終わりなき道~私の英語学習法

2008年02月18日 23時25分03秒 | Weblog
英語の習得は険しき道である。中学から始めて何十年にもなるのに私の英語の実力はまだまだである。
一応外資系企業に勤めているので海外と英語でEメールで連絡を取り合う機会は多い。何度か英会話の教師に付いて学んだこともある。その成果で一時期TOEICでは900点近く取れた。それが最近サボっていたために英語力が低下しているのに自分でも気づいた。
英語の学習は自ら意識的に行わなければ成果はない。私は下記の方法を実行している。
1.英語の本を乱読する
英語の本をレベルに応じて多読する学習方法。幼児レベルの絵本から始めて、ある程度読んだら上のレベルに移っていく。分からない言葉は飛ばし、ストーリーが面白くなければ読むのを止めていい。現在レベル2(5000語程度)に挑戦中。これで小学校中学年レベル。。。めげずに昼食後15分ずつ毎日続ける。
2.外人の友人を作る
灰野さんのライヴには外人客も多い。彼らと知り合い、情報交換・音源のやり取りをしている。カジュアルな英語が身に付くハズ。話題が変態音楽に偏りすぎる危険性あり。
3.メルマガを読む
語学関係のメルマガは多数ある。その中で面白そうなものを購読する。お勧めは「英語のまぐまぐ!」「英語で説明する日本」。仕事中でも読めるところが良し。
4.ラジオを聴く
私の場合Inter FMの英語ニュースを聞き取ろうと努力している。とても難しい。その間仕事がストップするのが難点。
5.NHK「英語でしゃべらナイト」を観る
今観てるところ。釈由美子がやめたので以前ほど観なくなった。押切もえもいいけど。釈ちゃんファンは「薔薇のない花屋」を観るべし。
6.英語でブログを書く
MySpaceは外人と繋がっているのでブログは英語と日本語両方で書く。読まれているかはこの際関係ない。あくまで自分の英語力向上のため。

今日来たメルマガで面白いサイトを紹介していた。翻訳サイトはいくつかあって頓珍漢な翻訳が笑えるが、このサイトは入力した英文を発音してくれるという優れものだ。海外のサイトから適当な英文をコピペすると聞き取りの訓練になる。是非試してみて。
Text-to-Speech

英語くらい
しゃべれなければ
明日はない

それにしても「さんまのSUPERからくりTV」の"からくり外国人日本王"に出演する外国人の日本文化に関する知識は凄い。語学だけではなく文化も一緒に学びたいものです。

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Che-SHIZU、割礼@渋谷 公園通りクラシックス

2008年02月18日 01時58分24秒 | 素晴らしき変態音楽
今日はコンサートのはしごをした。まずは3時からすみだトリフォニーホールでスーパー・フラメンコ<トマティート&ドランテ>第1夜(これについては日を改めてレポートします)、続いて7時から渋谷 公園通りクラシックスでシェシズ、割礼、イム・ウィジンのライヴ。
トマティートを途中で退出して錦糸町から渋谷へ急いだらクラシックスには誰も並んでいなかった。一番前の真ん中の席で観覧。
最初が割礼。もう活動20数年になるベテランバンドで実力もあるのにアンダーグラウンドに棲むことを選んだ希有なバンドだ。2台のギターが水中で分散するかのように浮遊し、宍戸氏のヴォーカルもべっとりと濡れるようだ。照明スタッフがいてサイケデリックな映像で観る者を幻惑させる。
続いて韓国のアシッドフォークシンガー、イム・ウィジン。ウクレレを弾きながらアジアの子供達の悲惨な状況やチェ・ゲバラについて歌う。韓国在住の日本人ミュージシャン、佐藤行衛氏との共演だった。
トリがシェシズ。このバンドも活動歴は長い。25年以上だ。吉祥寺マイナー出身のアーティストによるバンドである。シェシズのライヴを観るのは初めてなので楽しみにしていたらドラマーが欠席でドラムレスの演奏だった。リーダーの向井千惠さんは胡弓プレイヤーとして有名である。胡弓の物悲しい調べに工藤冬里氏の酔狂なギターと西村卓也氏のよく動くベースが絡む。胡弓の音程が不安定な所へ、いつも音程が合っていない冬里氏のギター、か細い向井さんのヴォーカルである。不定形のアメーバのようなヨレヨレの演奏だった。マヘル同様冬里氏の参加するプロジェクトは常に素人っぽさの塊だ。向井さんは即興を"対決"ではなく"解放"と捉えているのでシェシズにおいてはふたりに共通する所がある。ビージーズの「ホリデイ」のカヴァーまでやってしまう所が面白い。
MCで向井さんは直らなかった歯痛が頭から光を入れることにより直ったとか、二日前体調が悪かった時にシェシズのメンバーにパワーを送ってもらって元気になったとか、電波系ノリの話をする。彼女は全国各地で即興のワークショップを行なっている。今度参加してみようかな。
最後の曲は小沢靖さんに捧げられた。小沢さんと向井さんは美学校の同期で共にイースト・バイオニック・シンフォニアのメンバーだった。
流石にライヴの連チャンは疲れる。ふらふらになって帰宅した。
向井千惠 HP

哀愁の
胡弓の調べに
目が回り

今週はライヴウィークで月曜以外は毎日ライヴが入っている。頑張って乗り切るぞ!楽しいけど。


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