A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【えいたそ野性時代】七の巻『キラメク伝説再び』百恵/高中/ヘンリー・カウ/MSG/PIL/ベビメタ

2016年07月31日 04時56分34秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


筆者がネクロ魔とBO NINGENとの三角関係に悩んでいる間に、7月6日Zepp Tokyoからスタートしたでんぱ組.inc『はやぶさかがやきツアー2016』は順調に進行中。追加公演も含め全12公演のうち7公演が終了し、8月11日から後半戦がスタートする。ツアーの合間を縫って夏フェスやイベントにも出演。而して筆者は今年は体力的に夏フェスにはほぼ参戦せず、決め撃ちで推しメンに会いに行く作戦を画策中。狙いは8月17日に開催される予定の「えい周年」ではあるが、昨年は見事玉砕(落選)したので、今年は万全の体制で抽選に望みたい。



その為にはより深い洞察力を発揮して、世界(えいたそ)の謎を解明するしか無い、と思っていたら、そんな筆者の心に気付いていたのか、1週間も前にTLで瑛美さんから催促が来ていたことを知った。



荒ぶる女神<えいたそ>様が何をお望みなのかググってみたら、13ヶ月も前にお題が出されていたことを知った。





【えいたそ野性時代】七の巻『えいたそ伝説〜再び』

お題は前回に引き続き<伝説>。『キラメク伝説再び』である。伝説の黄色いヲタ女を満足させるには、楽曲単位の伝説では役不足。もっとマキシマムにスケールのでっかい<伝説>が必要なのだ。そこでアルバムとして伝説を謳う傑作を、各音楽ジャンルから選出したところ、不思議なことにすべてが筆者自身の人生経験と深く関係していることが判明した。#控えめに言って大好きな人1位のえいたそ☆成瀬瑛美さんを妄想分析することが、自分自身の生い立ちの再検証に繋がるとは、<えいたそ論>を自分のライフワークと定めた決断は間違っていなかった。自信を持ってえいたそ妄想に耽ることにしよう。
でんぱ組×SPYAIR@ZEPP TOKYO 2016.7.6(wed)+【えいたそ野性時代】六の巻『キラメク伝説』




●山口百恵『不死鳥伝説』


『不死鳥伝説』(フェニックスでんせつ)は、山口百恵の21枚目のスタジオ・アルバム。「百恵ちゃん祭り」オリジナル・ミュージカルの楽曲で構成されたLP2枚組(4面目に百恵のサインをプレス)。1980年8月21日にCBSソニーよりリリースされた。ジャケットデザイン:横尾忠則、写真撮影:篠山紀信

小学生の時最初に好きになったアイドルは桜田淳子だった。2つ下の弟が山口百恵のファンになり、ちょっと対抗心を燃やしたがったが、お互いそれほど入れ込まなかった。高1の時に突然石野真子のファンになり、勉強机の周りを真子ちゃんのポスターだらけにして、弟に気持ち悪がられた。レコード店でキャプテン・ビーフハート『美は乱調にあり』と悩んで、真子ちゃんのベストアルバムを買ったことを覚えている。しかし81年に長渕某と婚約発表した時に一気に熱が冷めた。前年の山口百恵と三浦友和の結婚に影響されたのか、と百恵を逆恨みしたこともあったかも知れない。

山口百恵 不死鳥伝説



●高中正義 『虹伝説~ザ・レインボウ・ゴブリンス』


フライドエッグ〜サディスティック・ミカ・バンド〜サディスティックスを経てソロ・デビューしたフュージョン・ギタリスト高中正義が、1981年、イタリアの画家ウル・デ・リコの絵本「虹伝説」から得たインスピレーションによって制作したコンセプトアルバム『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』を発表。同年の第23回日本レコード大賞企画賞を受賞したほか、アルバムとともにその世界観をステージに再現した大掛かりなライブは大反響を起こした。

大学時代の音楽サークルはフュージョン全盛で、16ビートに心地よいメロディーのギターテクニックだけで中味の無いコピーバンドが大手を振っていた。そんな奴らを「悪の音楽」と呼び、タテノリファズギターで対抗していた20代の頃を思うに付け、30年後に<フュージョン>というジャンル自体が死語になる現状に、驕れる者は久しからずという盛者必衰の理を実感する。過去の伝説。

YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE / 虹伝説 / 高中正義



●ヘンリー・カウ『伝説(Leg End)』


1968年結成、イギリスを代表するアヴァンギャルド・ロックバンド、ヘンリー・カウの73 年発表の第一作。内容は、カンタベリー・ジャズロックの即興性とアヴァンギャルドな面をクローズアップした快作。

伝説=LegendをLeg(足)とEnd(終わり)に分断するコンセプトは、ダダイズムやフューチャリズムの影響であろう。一筋縄では行かない難解さと表裏一体のユーモアは、フュージョンとの闘いに飽きた20代半ばの筆者の心を捉え、バンドでは演奏できないにも拘らず、自室に引き蘢って変態ギターをコピーするという修行にも似た自慰行為に耽溺した。

Henry Cow - Nirvana for Mice



●マイケル・シェンカー『飛翔伝説(MSG One Night at Budokan)』


日本では「神」と称されるドイツ出身のハードロックのギタリスト、マイケル・シェンカーは、白と黒の2色で塗り分けられたギブソンのギター「フライングV」を使用していることで有名。スコーピオンズ〜UFOを経て自分のバンドMSG(マイケル・シェンカー・グループ)を結成。本作は81年4月の武道館公演の2枚組ライヴ・アルバム。

所属サークルにはメタルバンドは居なかったが、部室が隣のフォークソング研究会(フォーク研)はどういう訳かヘビメタの巣窟だった。パンク/ニューウェイヴ原理主義者の筆者にとっては長髪メタラーも打倒すべき「敵」だった。しかしながら所属サークルにドラマーが少なかったので、自分のニューウェイヴ・バンド<鰺tation>はフォーク研所属の「パープル」という渾名のドラマーとやっていた。彼の好みに合うだろうと思い、ハードコアなオリジナル曲を書いたら「(メタルとは)全然違う」と一蹴された。

MSG [ DOCTOR,DOCTOR ] [II] LIVE '83.



●P.I.L.『This is PiL~伝説をぶっとばせ』


ジョニー・ロットン改めジョン・ライドンがセックス・ピストルズ解散後78年に結成したパブリック・イメージ・リミテッド(PIL)の1992年発売の『ザット・ホワット・ワズ・ノット』以来、20年振りとなるアルバム。 20年間リリースが無かったことについて「自分の意志でそうしたわけではない」「レコード会社との契約が邪魔して取りかかれなかった。待ってタイミングを計るしかなかったんだ」と発言している。

学生時代に筆者が愛聴していたロックバンドは、Gang Of Four、The Pop Group、The Cure、Echo & The Bunnymen、The Church、The Soft Boysなどだが、そうしたポストパンクにハマるきっかけは、間違いなくPILだった。ピストルズのストレートなパンクとは大きく異なるアヴァンギャルドなサウンドは刺激的だった。2ndのメタルボックスが高くて買えず、その以降PILを追うことは無かったが、初老になっても挑発的なジョン・ライドンにはパンク/ポストパンクのアイドル(偶像)の影がつきまとう。

Public Image Limited - This is PiL (Full Album)



●BABYMETAL『LIVE 〜LEGEND I、D、Z APOCALYPSE〜』


BABYMETALが行ったライブシリーズ「LEGEND I、D、Z」3部作をBD化。「BABYMETAL DEATH」「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」「おねだり大作戦」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」「ド・キ・ド・キ☆モーニング」「ヘドバンギャー!!」ほか、全3公演を完全収録。2013年11月リリース。2014年10月には続編『LIVE ~ LEGEND 1999&1997 APOCALYPSE』がリリースされた。

アイドル戦国時代の最後の尻馬に乗った筆者が、でんぱ組とBiSにハマって行く過程で出会ったのがBABYMETAL。最初は生理的なメタル嫌いが災いして熱心に聴かなかったが、インストアイベントで観た一切MC無しのパフォーマンスとヲタの激しい盛り上がりに<アイドル>の本質を観る想いがした。1stアルバムは2014年の個人的ベスト5に入る。アイドルのみならず世界の音楽シーンは、ベビメタが居なかったら全く違ってつまらないモノになっていただろう。ネクロ魔やじゅじゅや夢幻レジーナもベビメタがなかったら生まれていなかった可能性もある。

BABYMETAL - LIVE ~LEGEND I、D、Z APOCALYPSE~ Trailer


えい周年
詳細早く
教えてよ

▼えいたその伝説ツイートでイっちゃってるばっびょん系男子は私です☆


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ネクロ魔/MMM(Malcolm Mask McLaren)@新宿club SCIENCE 2016.7.28 (thu)

2016年07月30日 02時39分47秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


NGIiS vol.1
7月28日(木)新宿club SCIENCE 前売2500+1D
【出演】東京CLEAR'S/NECRONOMIDOL/MMM/もかろん(RYUKYU IDOL)/ハッピーくるくる/姫君のスパークリング/キラキラゲリラ



7月10日に目黒鹿鳴館で観て以来18日ぶりのネクロ魔現場。その間BO NINGENを3回も観たからといって、暗黒系白塗り娘からサイケ系ロン毛男子に推し変した訳ではない。何故かネクロ魔のある日に別件バウアーで、巡り会わなかったに過ぎない。しかし翠(みどり)の髪の少女も薄々筆者の出席率の悪さに気付いたのだろうか、前日夜にTL上で赤紙が届いた。モチの論よ!とばかりに喜び勇んで新宿歌舞伎町の「科学倶楽部」という妖しげな地下現場へ赴き出頭した次第。



先日多摩川競艇場で観たキラキラゲリラ、レッツポコポコと勘違いしてたハッピーくるくる、アイドルお宝くじコンサートで会場案内係をしていた東京CLEAR'S、沖縄出身でネクロ魔との対バン経験もあるRYUKYU IDOLのメンバーのソロもかろんが出演。昼間日差しが暑く夜もヲタが熱い集合イベントで少し疲れて後ろでしゃがみ込んでイ居たところへ、いきなりセックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」が大音量で流れ、不意を突かれた元パンク少年の血が萌えたぎり、最前列へダッシュした。

●Malcolm Mask McLaren


ロンドンパンクの仕掛人にしてピストルズの悪徳マネージャーの誉れの高いマルコム・マクラーレンに因んだユニット名からパンク系だとバレバレだが”マスク”というのは何。深く考えず仮面女子のジェイソンマスクを想像してたら、正真正銘の風邪防止用白マスクだった。サウンドは80年代風タテノリビートパンク。泣きのメロディがBiS(松隈ケンタ)を思わせる。否応無しにアガる楽曲に、切れのいい三人のダンスが小気味いい。何より”マスク萌え”ヲタ心に正面から突き刺さるスタイルにこのオレ様が勝てる訳が無い。初見でもフリコピ可能な親切さに感動する。2015年9月22日デビューの新人ながら、特典会で話したメンバーは、しっかり者のポジティブ女子。購入した音源も期待以上。推し増しは正義です!

Malcolm Mask McLaren/myself(MV)

本当に歌ってる?謎の「マスクアイドル」の過激パフォが規格外

Set List
①乙女クライマー
②じるみー
③ROX
④Do it myself
⑤Just Believe
⑥Drugs can't kill teens
⑦myself

●NECRONOMIDOL


二週間以上のご無沙汰に逸る気持ちを抑えようとしても無駄だった。暗黒音響SEに腰から下が砕けそう。両足を踏ん張って持ち堪えたが、瑳里が歌い始めた途端に我慢仕切れず鉄砲玉のように最前に飛び出した。それでもリキッドルームの教訓は身体で覚えていて、サークルモッシュからは距離を置くだけの分別があったのも序盤だけ。他の魔ヲタと身体をぶつけ合う誘惑に抵抗できやしない。この倶楽部、小さいながら音響も照明も素晴らしく、特にレーザー光線の点滅に浮き上がる5人のシルエットは、神か悪魔の光臨以外の何ものでもなかった。唯一無二の世界観は、既に日本という島国だけでは抑え切れない表現欲求が芽生えてしまったネクロ魔の新たな魔道を照らし出す。接触の時に見せた瑳里の蟲惑的な視線は、一蓮托生、魔道に引き摺り込む最後の憐れみに他ならない。

m7kenji x NECRONOMIDOL SKULLS IN THE STARS




世界観
伝えに行くよ
タイ王国

ネクロ魔タイツアーまであと3回接触の機会があるが、魔道に飲み込まれること無く現世に住み続けることが出来るかどうか、自信が揺らぐ自分の軽さを感じる日々である。

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BO NINGEN & Friends@新代田FEVER 2016.7.26 (tue)

2016年07月28日 00時29分15秒 | 素晴らしき変態音楽


"BO NINGEN & Friends"

BO NINGEN
KISEKI(Taigen + 食品まつり)
Monchan + JUNYA ISHII
KOHHEI MATSUDA + 伊東篤宏

OPEN 18:30 / START 19:00
ADV ¥2500 (+1drink) / DOOR ¥3000 (+1drink)
※1dirink ¥600

2016年夏のBO NINGENを締め括るBO NINGENスペシャルGIG!!7/26 (火曜日) 新代田FEVERにて行います!
そしてBO NINGEN写真集の会場販売も7/26@Feverがラストですよ。BO NINGEN in JAPAN 2016 SUMMER、ラストライヴ。乾杯しましょう!!


サイケデリックバンドBO NINGENの五感で感じるデトックス音楽
ヨーロッパで人気爆発! 一度聴いたら“マジで濡れる”日本人バンド「Bo Ningen」撮りおろしインタビュー
ノイズが誘う奇妙なロックの世界
japanese psych rockers bo ningen front mcq's autumn/winter 16 campaign

2011年2月7日に東高円寺UFO CLUBで初めて観て以来5年半もBO NINGENの追っかけをしている筆者ではあるが、彼らの人気や評価が高まることよりも、地下音楽(灰野敬二やメルツバウ)からアイドル(でんぱ組やブクガ)まで対バン/コラボするイーヴンな志向性にガチでシンパシーを覚えることが原動力である。女子アイドルの場合は共に上を目指すことが歓びだが、この四人のロン毛男子とは共に特異なアイコン&アイドルを推すことが萌えに繋がる訳である。


Maison book girl(ブクガ)/KISEKI<Taigen Kawabe×食品まつり>@新宿Motion 2016.6.29(wed)
BO NINGEN "VS" tricot@代官山UNIT 2016.7.12(tue)
ゆるめるモ!@タワーレコード渋谷+MAINLINER@東高円寺UFO CLUB 2016.7.14(thu)
BO NINGEN/D.A.N.@渋谷WWW 2016.7.20 (wed)

●Monchan + JUNYA ISHII


ドラムのMonchanとダンサー石井順也のコラボ。アコースティックなドラムビートとエレクトロノイズを放出するMonchanに、パントマイムのようなコミカルな動作きと鍛え上げた肉体の舞踏とを兼ね備えた石井のダンスが、即興ノイズの混沌を視覚化する。サウンドとダンスの会話には言葉を必要としないが、それにもかかわらず饒舌な30分間だった。

●KISEKI(Taigen + 食品まつり)


ベース・ヴォーカルTaigenとトラックメイカー/DJ食品まつりa.k.a.foodmanのデュオ。ブクガとの対バンでは自らのアイドル論を歌ったTaigenは、この日はフジロックや日本ツアーの総括と覚悟をラップし尽くす。KISEKI(奇跡)というデュオは、彼らの日常を呟き(ツイート)と語り(ラップ)を非日常的電子音響に乗せたSound Twitterのようなものかもしれない。

●KOHHEI MATSUDA + 伊東篤宏


髪の毛の量が多い方(by Taigen)のギタリストKOHHEI MATSUDAと蛍光灯ノイズ発生器OPTRONで知られる伊東篤宏の遊び無しのガチンコ勝負。暗転したステージに明滅する強烈な光に眩惑され意識が飛ぶのを避けるため長身女子のシルエットを盾にして聴くと、BO NINGENでは判らない(判っても意識しない)KOHHEIの豊潤なギタープレイに耽溺する。三組のコラボを観て、彼らがロンドンのアートスクールで出会ったことを再認識した。

●BO NINGEN + Friend


3回に亘るVSライヴ、そしてフジロックでもやり切れなかったBO NINGENのすべてを出し切ると宣言したFEVERのセトリは、通常アンコールで演奏される「Koroshitai Kimochi」、必殺エンディング用ナンバーで、フジロックではPart2と3しか演奏しなかった「Daikeisei Part1, 2, 3」をコンプリート演奏。さらにゲストに志磨遼平(ドレスコーズ)を迎えてスーサイド「ゴースト・ライダー」のカヴァー。アンコールでは結成当時に数回演奏しただけの最初期ナンバーを披露。最初で最後と断言するほどのパンキッシュでアナーキーな初期衝動を解放した。

Bo Ningen - Daikaisei (Live at SSV- St. Leonard's Church, Shoreditch)


さようなら
また会う日まで
お元気で



Bo Ningen@新宿タワーレコード 2011-12-17 sat
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ブクガ/じゅじゅ/バニビ/キラゲリ@ボートレース多摩川 2016.7.24 (sun)

2016年07月27日 01時37分29秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


アイドルフェス in BOAT RACE TAMAGAWA VOl.18
@ボートレース多摩川 イーストスクエア『風』
バニラビーンズ Maison book girl じゅじゅ キラキラゲリラ




俺んちから一番近いアイドルフェスに、俺的地下アイドル四天王のうち二組が出演する日が来るとは、全く予想外の歓びである。これまが3度目になる多摩川競艇場は、毎回天気が良くて、水面に上がるボートの飛沫が気持ちよく青空に映える。そんな天晴な場所にドルヲタが集まり気勢(奇声)を上げる様は一種異様だが、2011年に始まり今回で18回を数えるアイドルフェスは、競艇場の風物詩としてギャンブラー達の白髪姿と共存している。

●バニラビーンズ


ナビゲーターとして5年目になるバニビは、名実共にフェスの顔。長身でスレンダー、精錬で優雅なレナとリサは、筆者のアイドル入門時代の指南としてお世話になった恩人である。そんな二人の導きで出会った推しメンとの接触がこの地で現実になるとは、初心忘るべからずとは言い得て妙である。

●じゅじゅ


上半期ベストアルバムTOP5に推すべき名作『イケニエ』をリリース後メンバー脱退の番狂わせとなった呪い系アイドルユニットじゅじゅが新メンバーで復活。二人組だったのがトリオ編成になった。明るい戸外ステージで黒装束の長髪女子三人がオカルトっぽいダンスで鬼畜な歌を歌う光景はシュルシュルシュール。白昼夢とはこのことか。3回のステージを観ても未だ三人編成に馴染み切れない俺がいる。

●キラキラゲリラ


初めて観るアイドルユニット。作詞作曲振り付けを自分達で担当 偶像(idol)の夢を壊し、現実(real)の夢へと向かう「あなたのアイドル破壊します」堂々としたステージはBiSHやPOP(現GANG PARADE)に似た雰囲気。激しいけどアゲ系なので盛り上がる。メンバー自ら無料で缶バッジを配って宣伝活動する姿が微笑ましい。

●Maison book girl


ブクガのクールな変拍子ソングが意外にアウトドアに馴染むことは、初体験のギュウ農フェスで体験済み。競艇場でも然程恐れる必要はないが、平気で手拍子やフリコピを決めるヲタの集団に周囲は引き気味。四人の衣装がヒラヒラ風になびき、健全なお色気に胸がズキュズキュする。4回行われた特典会で4回接触&チェキ。コショージx3回、矢川葵x1回。ブクガでコショージ以外とチェキ撮るのが初めてなので緊張したが、葵ちゃんが優しくて短くも楽しい時間を過ごした。

おやホロと
ネクロ魔、夢幻に
出てほしい

Necronomidol Vulture

なんと最初期のネクロ魔によるPV。。。
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DJ灰野敬二/田原桂一/森永泰弘@GINZA MUSIC BAR 2016.7.23 (sat)

2016年07月26日 02時11分05秒 | 灰野敬二さんのこと


「The Last Speakers~最後の話し手たち」
DJ:田原桂一/森永泰弘/灰野敬二
start:20:00
charge:free
GINZA MUSIC BAR

ABOUT GINZA MUSIC BAR
音楽プロデューサーの小林武史、大沢伸一そしてコーヒープロデューサーの鳥羽伸博が手掛ける東京銀座で唯一本格的に音楽を聴かせるバー。Rock, Jazz, Soul, Disco,New Wave, など不朽の名盤からIndie Rock, Hip Hop, Techno, Minimal, 映画音楽などジャンルを超えて厳選された3000枚オーバーのアナログレコードを最高峰サウンドシステムで。
革新的でありながら、いにしえの銀座独自の文化的ムードを再現するサロン。
GINZA MUSIC BAR公式サイト



東京では久々の灰野敬二のDJイベント。会場は銀座の一等地、資生堂の裏のビルの4階。高級オーディオ装置のある落ち着いた音楽バーで、壁にはアナログ盤が並んでいる。POP GROUPやTALKING HEADSなどニューウェイヴのLPが面出しで飾ってあるのが嬉しい。この日は「ワールドミュージックナイト」として灰野の他に写真家の田原桂一、サウンドデザイナーの森永泰弘がDJを勤めた。

●田原桂一


田原は灰野と同世代の写真家で、最近70年代末の舞踏家・田中泯の写真集を出版したばかり。フリージャズ(デレク・ベイリー、アート・アンサンブル・オブ_シカゴ)、ニューウェイヴ(クラウス・ノミ)、インド音楽、シャンソンなど幅広い音源はすべて自己のLPコレクション。写真のみならず相当の音楽好きである。 
田原桂一公式サイト

●森永泰弘


森永は35歳のサウンドデザイナー。フィールドレコーディングや映画音楽、舞台音楽を手がける。音楽レーベルCONCRETE主宰。アジアを中心にしたフィールドワークにより録音した民族音楽の音源を使ったDJプレイ。シャーマニックなサウンドが大音量で流れ、灼熱に焼かれるような狂おしい空間に来場者もトランス状態に陥っていく。
CONCRETE公式サイト

●灰野敬二


森永のエスノ路線を継承するかのような念仏の読経にドラムのビート、さらに電子音のエフェクトが重なり、アブストラクトな音響がスクリーンの裏から繰り出される。『THE GREATEST HITS OF THE MUSIC』『IN THE WORLD』というCDタイトルが示す通りの本当の意味でのワールドミュージック。深夜零時を回り3時間に及ぶ音楽のタペストリーに眠気も忘れて茫洋とした薄明の朝を迎えた。



こうしたDJイベントの定期的な開催を望みたい。

世界中
音楽主義の
灼熱波

●OFF STRINGS:5 GUEST 灰野敬二「植野くんは僕に勝てないよ」


テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。
コメント (4)
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相対性理論@日本武道館 2016.7.22(fri)

2016年07月25日 01時55分27秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


相対性理論 日本武道館公演
相対性理論 presents「八角形」

2008年4月1日チャットモンチー、2012年11月6日きゃりーぱみゅぱみゅ、2014年5月6日でんぱ組に続く女子アーティストの初日本武道館公演。ジャニーズ系を除く男子や洋楽の場合は音楽中心に質の高さを誇示するのが「武道館の掟」かもしれないが、オルタナ=ケータイ世代の女子バンの在り方を宣言したチャットモ、カワイイ革命の先陣を切ったきゃりー、ヲタク女子マイナスからのナンバーワン改革を証明したでんぱ組に続き、バーチャルリアリティ囁き系のやくしまるえつこがどのような世界を魅せてくれるのか、期待感で俺の短い導火線に火がつき朝からズッキュンしていた。
チャットモンチー@日本武道館2008.4.1(tue)
きゃりーぱみゅぱみゅ@日本武道館 2012.11.6 (tue)
でんぱ組inc@日本武道館 2014.5.6(tue)

八角形の何かとプレミアム特典Tシャツを求めて並ぶ列は思いのほか長かったが、前に並ぶ女子二人が配信開始されたばかりのポケモンGOで遊ぶのを肩越しに見てたら、退屈せずにゲットできた(ポケモンではない)。二階席だがプロレスのリンクに似た八角形のステージのほぼほぼ正面。距離が有るのでやくしまるの表情は愚か、暗い照明のせいも有り、衣装や髪型すら見えない。いつもオペラグラスを持ってくればよかったな、と反省するのだが、毎回必ず忘れる(日本武道館あるある)。

最初やくしまるは頭に猫耳を付け、熊の着ぐるみを着ている(ように見えた)。せっかくモコモコした毛皮を着ているのに、マイクの前から動かないので誰独りとして一日中檻の前を行ったり来たりして過ごす動物園のヒグマへのシンパシーを感じることは出来ない。猫耳と思ったのは、よく見たらやくしまるの髪の毛を立てて角状にヘアワックスで固めたもの(のように見えた)。「ファッションモンスター」のPVのきゃりーのコウモリヘアーのパクリ疑惑が俺の頭の中で頭を擡(もた)げる。バックの男子は放っておいてもそれぞれ自分の欲しい演奏を追求するだろうから放任主義が良かろう。

相対性理論「天声ジングル」予告篇(2016.4.27 on sale)


約二時間に亘った演奏は、歌が無くても立派に成り立つエモーションとパッションが滲み出すバンド演奏に、非常識なまでに感情の起伏をコントロールしたやくしまるの囁き系ヴォイスが文字通り「浮いた」八本のLED蛍光灯のダンスに併せて踊り出す、一言で言えば「躍動感」「感情表現」「喜怒哀楽」をレーザービームが演出する、小宇宙へ旅する宇宙船であった。乗り合わせた乗客は、目に見えない安全ベルトに縛られたまま椅子の上で身体をゆらす程度の動きしか許されない窮屈な環境に置かれていたが、間もなく到着するであろう涅槃(ニルヴァーナ)ヘの期待感で忘我の境地の昏睡状態だったので、誰独りとして文句を言うものは居なかった。

相対性理論『FLASHBACK』 MV(監督:黒沢清 )


<Set List>
FRASHBACK(PV)
1. 天地創造SOS
「相対性理論presents 八角形」
2. ケルベロス
3. 地獄先生
4. キッズ・ノーリターン
「お客様の中に、私はいませんか?」
5. わたしがわたし
6. 13番目の彼女
7. さわやか会社員
8. 夏至
「いいよ、ずっきゅんしても」
9. LOVEずっきゅん
10. YOU & IDOL
11. 弁天様はスピリチュア
12. (インスト)
13. ロンリープラネット
14. Z女戦争
「落ち込んだりもしたけれど、私は天使です」
15. ベルリン天使
16. とあるAround
17. ミス・パラレルワールド
「一身上の都合により、終わりを始めます。おやすみ」
18. おやすみ地球
19. FLASHBACK
「バイバイ」
en)
20,.スマトラ警備隊
21. ウルトラソーダ
「またね」

「緊縛」の快感は、日本人らしい右へ倣えの隷属精神と、抑圧に慣れ親しんだ被支配的島国根性の賜物であった。
合い言葉は"Let Me Be Your Dog!!!!"

ケチャしたい
けど誰もしないから
できやしない

7月22日発売 やくしまるえつこ「ニュームーンに恋して/Z女戦争」30秒スポット【Z女戦争 ver.】


やくしまるえつこ「ニュームーンに恋して/Z女戦争」30秒スポット【 セーラームーン ver.】
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BO NINGEN/D.A.N.@渋谷WWW 2016.7.20 (wed)

2016年07月23日 01時25分00秒 | 素晴らしき変態音楽


BO NINGEN “VS” LIVE Vol. 3
BO NINGEN / D.A.N.
07/20 wed Shibuya WWW
OPEN/START19:00 / 19:30
ADV./DOOR¥3,500 / ー(ドリンク代別 / オールスタンディング)

BO NINGEN from LONDON、最後のVSシリーズはD.A.N.との2マン!D.A.N.はVJも参加し、BOも照明スタッフ乗り込みで魅せます!ぜひご期待ください。---MAGNIPH(BO NINGENマネージメント)‏

●D.A.N.


2014年8月に結成された若いバンドだが、インディーシーンで高い支持を集めているという。会場で会った知り合いのファッションデザイナー氏は「若手ファッション関係者から絶大な注目を浴びる今一番勢いのあるバンド」と教えてくれた。イニシャルのみのバンド名からインストポストロックと思い込んでいたが、サポートの女性スチールパン奏者を含む4人の生み出すサウンドはミニマルながら実はかなりオーガニック。特にベースの反復フレーズはファンクとは異なるグルーヴを生む。ファルセットのヴォーカルは80年代シティポップ風で、トロピカリズモなサウンドと相まって、世界のどこにもないリゾート感を醸し出す。肩の力が抜けたユルさがとんでもなく心地いい。

D.A.N. - Dive (Live)



●BO NINGEN


打って変わってロンドンからの長髪男四人衆。メンバー自ら機材のセッティングを行う姿は日本ではあまり見ないが、海外では当たり前だという。WWWは天井が高いので、いくらハードな音を出しても団子にならず分離のいい音像が作られる。ヘヴィメタルやパワーロックと似て非なる彼らの重厚なサウンドが、この会場だと特にアート的な輝きを持つ。基底部にファットなベースを敷き、タイトなドラムで仮縫いし、二本のギターのハサミでズタズタに切り裂く。切断しかけた端切を結い直すのはヴォーカルの役目だ。アラン・ヴェガ追悼でスーサイドの「ゴースト・ライダー」を演奏。灰野敬二とは世代は違うが、NO WAVEの巨星の影響力を思い知る。女子ファンの黄色い歓声が新鮮だった。

BO NINGEN & LYDIA LUNCH - GHOST RIDER - SUICIDE ISLINGTON MILL 28/10/2015


タイプは異なるが、どちらも現代の音を奏でる核心的な対決イベントだった。

フジロック
ケイオス生んで
二十年

【勘違いの誹りを受けるのは覚悟のうえ。D.A.N.と同じ香りがするバンドたち】
Taiko Super Kicks - 低い午後


never young beach - 明るい未来(official video)

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灰野敬二/Bloom-Creation/吉本+レンカ+池田etc.@大久保ひかりのうま 2016.7.18(mon)

2016年07月22日 00時46分38秒 | 灰野敬二さんのこと


「夏の憂鬱」
灰野敬二/彗星 /Transkam/吉本裕美子 + レンカ + 池田陽子/Bloom-Creation

7月18日(月・祝)大久保 音楽と珈琲 ひかりのうま
5:00pm 開場 5:30pm 開演
チャージ 2,000円 + ドリンク



ハワイ出身の韓国系シンガーBloomは2000年代後半東京で活動し、灰野をフィーチャーしたイベントを何度か企画していた。妖しい日本語が筆書きされたフライヤーは灰野ファンには懐かしくもある。2010年代以降本国へ帰った様子で名前を聞くことはなくなった。昨年日本へ戻ったようで、6年ぶりに灰野との対バンイベントを企画した。コリアンタウンの外れの元キャバレーのライヴハウスひかりのうまは、Bloomy(花盛り)なイベントにピッタリ。

●Bloom-Creation (Bloom: vocal, guitar, Mark Anderson: drums)


アコースティックギターにエフェクターをかけて歌うBloomの世界は10年前と変わっていない。アシッドフォークと呼べるが、ハワイ育ちの楽天性が醸し出す浮世離れした浮遊感は、生まれながらの天然サイケに違いない。マーク・アンダーソンのフリーなドラミングが酩酊感を倍増させる。


●彗星 (ヨシノ: sitar, ルイス稲毛: guitar, : timanyamaaa: bass, 荒川太郎: drums, udu)
シタール奏者ヨシノトランス率いる4人組。60'sサイケポップを継承するサウンドは、グループサウンズよりもニューロック色が強い。轟音サイケバンド魔術の庭にベーシストとして参加するルイス稲毛のブルージーなギターとラーガ旋律のシタールが絡み合い、ガンジスの悠久の流れに聴き手を誘う。


●Transkam (YANA: drums, TUNE: guitar, YUKIYO: bass)
(2016.7.24 2:10amライヴ写真追加)

バンド名からテクノ系かと思ったら、ギター/ベース/ドラムのトリオ編成ロックバンドだった。反復ビートにエッジーなギターが暴れるスタイルはポストパンクに通じるが、サンプラーでフレーズを重ねたり、テクニカルな早弾きを繰り出すギタープレイにはプログレの素養を感じた。調べてみたらプログレバンドAlan Smithee’s MAD Universeのギタリストだった。女子ベースの儚げな立ち姿もナイス。

●吉本裕美子 (guitar) + レンカ (踊り) + 池田陽子 (violin)


それぞれソロパフォーマーとして活動する女子3人のサウンドヴィジュアルコラボ。吉本は6月に25日間のヨーロッパツアーを敢行し、持ち前のストイックなギタープレイに磨きをかけた。池田の演奏を観るのははじめてだが、ヴィオラの音色を自在に操る表情豊かなプレイが印象的。二人のイマジネイティヴなサウンドが、しなやかなレンカの踊りと溶け合い、クールな中に熱を帯びた異形の空間を創り出した。


●灰野敬二


会場的に大音量の演奏が難しい環境で灰野が選んだのはパーカッションソロ。タンバリン、ポリゴノーラ、シンバルを演奏するが、単なる楽器演奏ではなく全身を使った身体表現と呼ぶのが相応しい。叩き踊りながら歌われる言葉はなにかのレクイエムのように聴こえる。狭い空間を満たす打撃音と祈りの声が、轟音以上の迫真性を見せつける。凝縮された半時間だった。



スーサイド
アランの魂
安らかに

Alan Vega, Matin Rev, SUICIDE Live at Hurrah - "Ghost Rider"


灰野敬二 最新情報
●不失者ワンマンライブ10月渋谷で開催決定
10月28日(金) 渋谷LUSH
不失者 Fushitsusha

■Open 19:00 / Start 19:30 
■Adv 3500 / Door 4000 (+1D)
LIVE
不失者 Fushitsusha :
灰野敬二 (vo, g)
森重靖宗 (b)
Ryosuke Kiyasu (ds)

※7/24(日)チケット発売
・Lush店頭チケット
・Lushメール予約
・e+

●インタビュー動画『OFF STRINGS: 灰野敬二』 7月23日(土)全編公開
テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。第5回のゲストは、”御大”灰野敬二が登場。植野氏、怒られます。
7/23(土)全編公開!!

OFF STRINGS : 5  ゲスト 灰野敬二 【予告編】



●灰野敬二+スティーヴ・ノーブル『Live at Cafe Oto』デジタルリリース


2012年2月28日ロンドンCafe OTOでの灰野敬二(g, feedback, fl)とスティーヴ・ノーブル(perc)デュオのライヴ音源が、Cafe OTOのレーベルOTOROKUからデジタル・リリースされた。60分のライヴ音源が6ポンドでダウンロードできる。
OTOROKU Digital

Keiji Haino, Steve Noble @ Cafe Oto 28.2.12


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【中国ノイズロックの目覚め】チャイニーズシューゲイザー『ザ・ホワイト・チューリップス』

2016年07月21日 01時55分53秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


メンバー:
ソーダ Soda (Guitar/Vocal)
バイパス Bypass (Bass)
ミルク Milk(Drum/Vocal)



ザ・ホワイト・チューリップスは中国南東部の海岸沿いの都市・厦門(シャマン)出身のシューゲイズ/ノイズポップバンドである。2012年秋に結成された。90年代アメリカのインディーロックとシューゲイズを統合したサウンドは中国では珍しく、チャイナロックシーンに新たな血を注入した。ライヴでは火山の噴火のような驚異的なパワーを放出する。2014年に1st EP『Wrapped In The Waves(波に包まれて)』をネット限定でリリース。ラジオ上海の音楽評論家は中国最高のシューゲイズバンドと絶賛した。さらに台湾、香港、日本のインディマガジンで推薦盤に選ばれた。そしてバンドは中国のライヴハウスや音楽フェスティバルでライヴ経験を積んだ。2013年東アジア・シューゲイズ音楽フェスティバルに出演し、フェスにユニークな空気感をもたらした。今や彼らは、中国全土で多大な注目を浴び、多くの熱狂的なファンを集め、順調に成長している。

影響を受けたバンド:My Bloody Valentine/Dinosaur Jr./The Jesus and Mary Chain/Pia Fraus/The Yours

The White Tulips is a shoegaze /indie-pop band from Xia Men, a coastal city where is located in the South East of China. The band was formed in 2012 autumn. It integrated the American 90’s indie music and shoegaze, which is unique in China like injecting a fresh blood. The band features an amazing force as the volcanic explosion in live. In 2014, the first EP called Wrapped In The Waves was released in the Internet. The critics in the music radio of Shanghai commend it probably the best shoegaze band in China. In addition, the EP has been recommended in several independent magazines in Tai Wan, HK, Japan. Furthermore, the band has rich experiences in live, which has played in the live house and music festival of China. It was invited to the 2013 East Asia Shoegaze Music Festival, creating the unique atmosphere to the festival. Now, the band has aroused many attentions, and it also has numerous adoring fans and the good reputation in China.

The White Tulips - Color Hole


<The White Tulips Discography>
Wrapped In The Waves (EP 2014)


Summertime (EP 2015)


The White Tulips - Summertime!


Fondle (CD 2015)


Shonen SPA (EP 2016)






The White Tulips-Firework live LINEOUT




The White Tulips--Hallucination+Honeysuckle live LINEOUT

公式サイト(試聴有り)

白チューリップ
ノイズ奏でる
チャイニーズ

女子ドラマーのミルクちゃん♡
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【私のロコドル熱愛記】でんき組.inc『ZEROBAN』/lonely▽lonely『♏-scorpion-』

2016年07月20日 01時10分34秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


子供の頃転勤族で、船橋〜函館〜仙台〜金沢〜練馬と移り住んだ経験のせいか、筆者の志向にはどこか地方主義/反中央集権のようなものがある。端から見れば判官贔屓(ほうがんびいき)やマイナー志向に通じるかもしれない。人に知られていない、自分だけのお気に入りを見つけることは愛好家として最大の歓びである。地下ジャズを愛好したり、B級サイケを蒐集したり、えいたそを妄想分析したりするのは、10代までに筆者が体験した転校生活で培った自我同一性を保つ為の処世術の賜物かもしれない。
【私の地下ジャズ愛好癖】ブロッツマン/エドワーズ/ノーブル/アダシェヴィッツ『live at Cafe OTO』
【私のB級サイケ蒐集癖】第6夜<愛しのジャケ買い編>バックウィート/ザ・ニュー・ミックス
でんぱ組×SPYAIR@ZEPP TOKYO 2016.7.6(wed)+【えいたそ野性時代】六の巻『キラメク伝説』

アイドルブームが落ち着いてファッション(流行)からカルチャー(文化)へ、そしてネイチャー(風物)へと定着した現在、アイドルを出身地で区分したり分類したりするのはアウトオブモラル(反道徳)かもしれないが、アイデンティティ(個性)の観点では、出身地や育った土地の違いが大きな意味を持つ。

たとえば「香川県高松市出身のアイドル」と聞いてもどんな女の子なのか分かるはずはないが、<香川=讃岐うどん>というイメージが頭に浮かび、白い肌のふくよかな娘さんを妄想する可能性は十分ある。ましてや筆者は四国に足を踏み入れたことも無ければ、親戚や知人が住んでいる訳でもない。九州や沖縄、さらにハワイや韓国には修学旅行や社員旅行で訪れたのに、四国だけ全く未踏査である。そんな謎の土地から秋葉カルチャーに被れたアイドルグループが登場したことを知ったのは、今を去ること2年半まえの2014年2月のことだった。持ち前の愛好家の血が騒ぎ、音も映像もないのに、ツイッターやブログ記事・写真だけで推すことを決心した。
【正体解明】謎の高松のアイドルグループ「でん○組.inc」とは?(2014.2.12記)
【続報】高松発異色アイドルユニット「でんき組.inc」が進化中!(2015.1.21記)

<でんき組.inc/lonely▽lonelyミニヒストリー>
2013.12.21 2011年オープンのライヴハウス「高松モンスター」にてデビュー。メンバー:りいにゃん、ゆりちゅ、はーちゃん、たかちゃん(すぐにみすてぃーに改名)
2014.3.7 でんき組.inc定期公演(ワンマン)@高松モンスター開催
2014.5頃  はーちゃん脱退
時期不明  やーちん加入
2015.1.16-18 レディービアード&でんき組.incプチ四国ツアー
2015.3.14 でんき組.inc 1周年&レコ発ワンマンライブ『104人でホワイトデー』@高松MONSTER開催。
      1stシングル『ZEROBAN』リリース
時期不明  やーちん脱退
時期不明  みすてぃー脱退
2015.8  lonely▽lonelyに改名。メンバー:りいにゃん改めRINA、ゆりちゅ改めYURI
2016.3.14 lonely▽lonely 1stシングル『♏-scorpion-』リリース
2016.7.18 高松モンスターでの「IDOL THE END」 ~Do not forget this day~にて解散

でんき組.inc / nerve "日本エヴィゾリ化計画"


運営である高松モンスターの方針であろうか、動画はもちろん写真もほとんど公式には公開されず、活動も四国〜関西地方に限定され、それ以外の土地ではライヴを経験することは出来なかった。でんき組時代は基本的にでんぱ組のカバー中心だったこともあり、大きな声で「ローカルアイドル」と自称することも憚られたかも知れない。しかしlonely▽lonelyに改名してカバーを封印、オリジナル中心に勝負する方向を打ち出してからは、全国区への進出が期待されたが、果たすこと無く解散を迎えた。残された2枚の音源を聞きながら、片思いで終ったロコドル熱愛歴を回想することにしよう。

仙台研究員 feat.でん○組.inc / nerve "日本エヴィゾリ化計画"


●でんき組.inc 『ZEROBAN』(2015.3.14)

でんき組.inc:ゆりちゅ りいにゃん みすてぃ

1. HEART♡STOP
アイドルソングには珍しいダブステップのドラムにハードなギターがドライヴする小気味いいパワーポップ。イントロの「We are でんき組!」のかけ声からしてアゲ要素しかない。「死ぬ死ぬ 私100%死ぬ」という衝撃的な歌い出しに唖然とするが、最後に「今を前向きに生きるの!」と宣言してポジティブなメッセージを伝える。でんき組のテーマといえるデビュー曲。

2. 俺が、アイドルや・・・で☆【俺ドル】
ヘヴィメタルとキラキラシンセポップが融合したアイドル讃歌。メンバー自身が作詞を手がけ、歌と踊りでファンと笑い合う歓びを謳歌する。「ずっとみんなの心を照らす いつかでんきは世界を照らす そんな理想叶えたい」と願い、後半のコールでファンと一体化する。りいにゃんのアニメ声が炸裂し、ライヴパフォーマンスの多幸感を象徴するナンバーである。

●lonely▽lonely『♏-scorpion-』(2016.3.14)

lonely▽lonely:RINA YURI

1. ♏iddle Game
ビリビリ派手なでんき組から一点、ブラック&ホワイトのモノトーンに三角のロゴのシンプルなデザインに変化したlonely▽lonely(ロンロン)のデビューシングル。RINAが作詞を担当、でんぱ組のカバーは封印し、オリジナルで勝負する決意が表れた曲。スピード感はでんき組時代とあまり変わりはないが、サウンドは整理されスタイリッシュになった。なんと言っても歌い方が正統派になり、アイドルというよりガールズポップ的なイメージを打ち出した。

2. HEART▽STOP
でんき組のテーマ曲の再録ヴァージョン。オケのアレンジに大きな変化は無いが、ギターを前面に押し出しハードボイルドな感触になった。RINAは少しアニメっぽい歌い方をしているが、でんき組のカオス感よりも、テーマをはっきり聞かせてスピード感が強調されている。ロンロンの将来の成長を予感させる作品だった。

残念ながら「将来」は来ないまま、ロンロンは解散することになった。解散の理由は明らかにされていないが、アイドルではやりたいことが実現できそうも無い、と言ったコメントがツイッターで見られる。アイドル活動は終了しても、音楽活動は続けて行くと思われる。この先ふたりに直に会えるチャンスが巡ってくるかどうかは神のみぞ知るだが、アイドルだったからこそ出会えた筆者を含むファンとの繋がりが、ふたりの将来の役に立つことを願っています。



高松は
アイドル激戦
地区なのだ

<ロンロンの跡を継ぐ高松モンスター期待のアイドル二組>

●KIsuzuKA
香川県高松市の「高松MONSTER」を拠点に活動しているアイドルユニット、「きすず」と「すずか」の二人組『KIsuzuKA(きすずか)』です。でんき組「俺が、アイドルや・・・で☆【俺ドル】」をレパートリーとする。

【愛踊祭2016】KIsuzuKA / すきすきソング(WEB予選課題曲)



●monopoly
香川県高松市の「高松MONSTER」を拠点に活動しているアイドルユニット、「しおり」と「あんじゅ」の二人組『monopoly(ものぽりー)』です。

【愛踊祭2016】monopoly / すきすきソング(WEB予選課題曲)




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