筆者がネクロ魔とBO NINGENとの三角関係に悩んでいる間に、7月6日Zepp Tokyoからスタートしたでんぱ組.inc『はやぶさかがやきツアー2016』は順調に進行中。追加公演も含め全12公演のうち7公演が終了し、8月11日から後半戦がスタートする。ツアーの合間を縫って夏フェスやイベントにも出演。而して筆者は今年は体力的に夏フェスにはほぼ参戦せず、決め撃ちで推しメンに会いに行く作戦を画策中。狙いは8月17日に開催される予定の「えい周年」ではあるが、昨年は見事玉砕(落選)したので、今年は万全の体制で抽選に望みたい。
その為にはより深い洞察力を発揮して、世界(えいたそ)の謎を解明するしか無い、と思っていたら、そんな筆者の心に気付いていたのか、1週間も前にTLで瑛美さんから催促が来ていたことを知った。
荒ぶる女神<えいたそ>様が何をお望みなのかググってみたら、13ヶ月も前にお題が出されていたことを知った。
【えいたそ野性時代】七の巻『えいたそ伝説〜再び』
お題は前回に引き続き<伝説>。『キラメク伝説再び』である。伝説の黄色いヲタ女を満足させるには、楽曲単位の伝説では役不足。もっとマキシマムにスケールのでっかい<伝説>が必要なのだ。そこでアルバムとして伝説を謳う傑作を、各音楽ジャンルから選出したところ、不思議なことにすべてが筆者自身の人生経験と深く関係していることが判明した。#控えめに言って大好きな人1位のえいたそ☆成瀬瑛美さんを妄想分析することが、自分自身の生い立ちの再検証に繋がるとは、<えいたそ論>を自分のライフワークと定めた決断は間違っていなかった。自信を持ってえいたそ妄想に耽ることにしよう。
⇒でんぱ組×SPYAIR@ZEPP TOKYO 2016.7.6(wed)+【えいたそ野性時代】六の巻『キラメク伝説』
●山口百恵『不死鳥伝説』
『不死鳥伝説』(フェニックスでんせつ)は、山口百恵の21枚目のスタジオ・アルバム。「百恵ちゃん祭り」オリジナル・ミュージカルの楽曲で構成されたLP2枚組(4面目に百恵のサインをプレス)。1980年8月21日にCBSソニーよりリリースされた。ジャケットデザイン:横尾忠則、写真撮影:篠山紀信
小学生の時最初に好きになったアイドルは桜田淳子だった。2つ下の弟が山口百恵のファンになり、ちょっと対抗心を燃やしたがったが、お互いそれほど入れ込まなかった。高1の時に突然石野真子のファンになり、勉強机の周りを真子ちゃんのポスターだらけにして、弟に気持ち悪がられた。レコード店でキャプテン・ビーフハート『美は乱調にあり』と悩んで、真子ちゃんのベストアルバムを買ったことを覚えている。しかし81年に長渕某と婚約発表した時に一気に熱が冷めた。前年の山口百恵と三浦友和の結婚に影響されたのか、と百恵を逆恨みしたこともあったかも知れない。
山口百恵 不死鳥伝説
●高中正義 『虹伝説~ザ・レインボウ・ゴブリンス』
フライドエッグ〜サディスティック・ミカ・バンド〜サディスティックスを経てソロ・デビューしたフュージョン・ギタリスト高中正義が、1981年、イタリアの画家ウル・デ・リコの絵本「虹伝説」から得たインスピレーションによって制作したコンセプトアルバム『虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS』を発表。同年の第23回日本レコード大賞企画賞を受賞したほか、アルバムとともにその世界観をステージに再現した大掛かりなライブは大反響を起こした。
大学時代の音楽サークルはフュージョン全盛で、16ビートに心地よいメロディーのギターテクニックだけで中味の無いコピーバンドが大手を振っていた。そんな奴らを「悪の音楽」と呼び、タテノリファズギターで対抗していた20代の頃を思うに付け、30年後に<フュージョン>というジャンル自体が死語になる現状に、驕れる者は久しからずという盛者必衰の理を実感する。過去の伝説。
YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE / 虹伝説 / 高中正義
●ヘンリー・カウ『伝説(Leg End)』
1968年結成、イギリスを代表するアヴァンギャルド・ロックバンド、ヘンリー・カウの73 年発表の第一作。内容は、カンタベリー・ジャズロックの即興性とアヴァンギャルドな面をクローズアップした快作。
伝説=LegendをLeg(足)とEnd(終わり)に分断するコンセプトは、ダダイズムやフューチャリズムの影響であろう。一筋縄では行かない難解さと表裏一体のユーモアは、フュージョンとの闘いに飽きた20代半ばの筆者の心を捉え、バンドでは演奏できないにも拘らず、自室に引き蘢って変態ギターをコピーするという修行にも似た自慰行為に耽溺した。
Henry Cow - Nirvana for Mice
●マイケル・シェンカー『飛翔伝説(MSG One Night at Budokan)』
日本では「神」と称されるドイツ出身のハードロックのギタリスト、マイケル・シェンカーは、白と黒の2色で塗り分けられたギブソンのギター「フライングV」を使用していることで有名。スコーピオンズ〜UFOを経て自分のバンドMSG(マイケル・シェンカー・グループ)を結成。本作は81年4月の武道館公演の2枚組ライヴ・アルバム。
所属サークルにはメタルバンドは居なかったが、部室が隣のフォークソング研究会(フォーク研)はどういう訳かヘビメタの巣窟だった。パンク/ニューウェイヴ原理主義者の筆者にとっては長髪メタラーも打倒すべき「敵」だった。しかしながら所属サークルにドラマーが少なかったので、自分のニューウェイヴ・バンド<鰺tation>はフォーク研所属の「パープル」という渾名のドラマーとやっていた。彼の好みに合うだろうと思い、ハードコアなオリジナル曲を書いたら「(メタルとは)全然違う」と一蹴された。
MSG [ DOCTOR,DOCTOR ] [II] LIVE '83.
●P.I.L.『This is PiL~伝説をぶっとばせ』
ジョニー・ロットン改めジョン・ライドンがセックス・ピストルズ解散後78年に結成したパブリック・イメージ・リミテッド(PIL)の1992年発売の『ザット・ホワット・ワズ・ノット』以来、20年振りとなるアルバム。 20年間リリースが無かったことについて「自分の意志でそうしたわけではない」「レコード会社との契約が邪魔して取りかかれなかった。待ってタイミングを計るしかなかったんだ」と発言している。
学生時代に筆者が愛聴していたロックバンドは、Gang Of Four、The Pop Group、The Cure、Echo & The Bunnymen、The Church、The Soft Boysなどだが、そうしたポストパンクにハマるきっかけは、間違いなくPILだった。ピストルズのストレートなパンクとは大きく異なるアヴァンギャルドなサウンドは刺激的だった。2ndのメタルボックスが高くて買えず、その以降PILを追うことは無かったが、初老になっても挑発的なジョン・ライドンにはパンク/ポストパンクのアイドル(偶像)の影がつきまとう。
Public Image Limited - This is PiL (Full Album)
●BABYMETAL『LIVE 〜LEGEND I、D、Z APOCALYPSE〜』
BABYMETALが行ったライブシリーズ「LEGEND I、D、Z」3部作をBD化。「BABYMETAL DEATH」「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」「おねだり大作戦」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」「ド・キ・ド・キ☆モーニング」「ヘドバンギャー!!」ほか、全3公演を完全収録。2013年11月リリース。2014年10月には続編『LIVE ~ LEGEND 1999&1997 APOCALYPSE』がリリースされた。
アイドル戦国時代の最後の尻馬に乗った筆者が、でんぱ組とBiSにハマって行く過程で出会ったのがBABYMETAL。最初は生理的なメタル嫌いが災いして熱心に聴かなかったが、インストアイベントで観た一切MC無しのパフォーマンスとヲタの激しい盛り上がりに<アイドル>の本質を観る想いがした。1stアルバムは2014年の個人的ベスト5に入る。アイドルのみならず世界の音楽シーンは、ベビメタが居なかったら全く違ってつまらないモノになっていただろう。ネクロ魔やじゅじゅや夢幻レジーナもベビメタがなかったら生まれていなかった可能性もある。
BABYMETAL - LIVE ~LEGEND I、D、Z APOCALYPSE~ Trailer
えい周年
詳細早く
教えてよ
▼えいたその伝説ツイートでイっちゃってるばっびょん系男子は私です☆