Declaration of Music Liberation
誰が音楽を所有しているのか?誰に音楽を所有する権利があるのか?音楽は誰かの所有物でありたいのか?その疑問に対する答えは立場によって異なるだろうが、音楽の立場に立って考えれば、誰が作ったか。誰が歌ったか。誰が演奏したか、誰が録音・録画したか、それはどうでもいい、とにかく聴かれたい、聴いて欲しいと願うのが当然ではないか。ましてや、レコード盤やカセットテープやCD盤に録音され、かつて一度は誰かに聴いてもらおうと頒布されたにもかかわらず、不本意ながら何処か暗いところに仕舞い込まれ、二度と人の耳に聴かれること無く幽閉されたままの音楽は、まさに不幸なる哉である。
作詞作曲者や編曲者、演奏者、制作者の権利を無視することは道義的に問題があるかのように言われる。それを否定する訳ではないが、例えば著作権など人間の姑息な利害関係の明文化は、紙切れ1枚の契約書次第で誰にでも譲渡・転売可能であり、「音楽」を第一に考えれば真の当事者である音楽自身の権利を不当に無視した横暴と呼べるのではないだろうか。そんなしきたりや柵の鎖を断ち切り、音楽を野性に解放することこそ『A Challenge To Fate 運命への挑戦』に他ならず、それが『地下音楽への招待』を執筆した動機のひとつであり、その実戦の第一段階が『盤魔殿』のDJプレイであることをここに名言しておきたい。
1 For The Sunrise / Sun Ra
2 太陽さん / ザ・クロマニヨンズ
3 太陽と戦慄 Part2 / King Crimson
4 僕の太陽 / AKB48
5 太陽讃歌 / Pink Floyd
6 That's It For The Other One / Grateful Dead
7 太陽をつかんでしまった / Thee Michelle Gun Elephant
8 宇宙のファンタジー / Earth Wind & Fire
9 僕の太陽 / フレデリック
10 Communion With The Sun / Utopia
11 太陽の羊 / THE SHERBETS
12 Gollum / Harmonia
13 Sun Structures / Temples
14 太陽さん / 立花ハジメ
15 太陽(DEMO) / Flower Trip:BonusTrack
解説/試聴⇒【えいたそ文化論】その壱『太陽』~フロイド/デッド/クリムゾン/クロマニヨンズ/TMGE/AKB/EWF/他
【Disc 2】えいたそ文化論・その弐『マキシマム』
1 My Generation / The Who
2 Close To You / Maxi Priest
3 予襲復讐 / マキシマム ザ ホルモン
4 Searching For A Feeling / Maximum Joy
5 Max's Kansas City 1976 / Wayne County and the Backstreet Boys
6 Lucky like St. Sebastian / Momus
7 Reach Within / Circus Maximus
8 Shape Of Things To Come / Max Frost and the Troopers
9 TORA TORA TORA / MAX
10 Trying To Live Right / Circus Maximus
11 Maximum Joy / Frankie Goes To Hollywood
12 Pocket calculator-電卓 / Kraftwerk
13 The Godfather Theme / Maksim Mrvica
14 Lover, Lover, Lover / Maxïmo Park
15 愛しのマックス / 灰野敬二 (哀秘謡)
16 U-JAA-MA / Max Roach & Archie Shepp
解説/試聴⇒【えいたそ文化論】その弐『マキシマム』~R&B/ジョイ/サーカス/ホルモン/パーク/プリースト
【Disc 3】えいたそ文化論・その参『イエロー』
1 Rydeen / Yellow Magic Orchestra
2 Yellow Submarine / The Beatles
3 Yellow Banana / Hang on the Box
4 アバンギャルドで行こうよ / The Yellow Monkey
5 Mellow Yellow / Donovan
6 Only Shallow / 東京酒吐座(Tokyo Shoegazer)
7 Two Of Us / The Yellow Payges
8 黄色いリボン / 桜田淳子
9 Goodbye Yellow Brick Road / Elton John
10 The Yellow Balloon / The Yellow Balloon
11 国旗はためく下に / イエロー
12 Don't Eat The Yellow Snow / Frank Zappa
13 Big Yellow Taxi / Joni Mitchelle
14 Yellow Machinegun Again / Yellow Machinegun
15 Yellow / 初音ミク
16 Yellow Jackets / The Ventures
17 Yellow Cab Man / Gun
18 Yellow Bird / 羊毛とおはな
19 Bright Yellow Gun / Throwing Muses
20 Hello Yellow / 住岡梨奈
21 Yellow Moon / Neville Brothers
解説/試聴⇒【えいたそ文化論】その参『イエロー』前編~YMO/イエモン/マシンガン/バルーン/ページ/愛なき世界
⇒【えいたそ文化論】その参『イエロー』後編~ビートルズ/初音ミク/ドノヴァン/桜田淳子/ザッパetc.
企画内容
① 80年代バンドのカタログ再発
単なる再発ではなく、人気コミックとのタイアップにより、実在のバンドをマンガに登場させ、同時にCD/配信で発売する。マンガの数だけ企画が可能。もしくは各マンガに2~3バンド登場させる手もあり。
② 最新J-ROCKバンドによるカヴァー集
監修:やついちろう/エレキコミック(Yatusi Festival)、ダイノジ(Dainoji Rock Fes、エアギター世界チャンピオン)、カンニング竹山(竹山ロックンロール)
「ロック」でググると出てくる人気芸人の監修により、バンドとお笑いの接点を明らかにし、多くの若者に刺さる魅力的な作品に。それぞれの主催イベント・番組とのタイアップにも期待。
バンドブームのあだ花にして象徴的存在『BAKU』のフロントマン谷口宗一が奇跡の復活。元メンバーの車谷浩司(ギター、現Laika Came Back)、加藤英幸 (ドラムス)とのコラボによるBAKUのヒット曲のセルフ・カヴァーを含む新作リリース。さらに90年代共演し、日本武道館公演を成功させたアイルランドのロックバンドPOWER OF DREAMSとの再会ライヴを実現する。(アイルランドではPOWER OF DREAMS復活企画を同時展開)
2008年東京にて結成。メンバーは高校の友人同士の柴田隆浩(vo, g)、梅津拓也(b)、酒田耕慈(ds)。バンドのテーマは「NO SEX NO CHILD」。ざけてんのか、と思ったら「この高鳴りをなんと呼ぶ」「僕らパンクロックで生きていくんだ」「空を見上げても空しかねえよ」と心は熱い。バンドやろうぜMVはバンド友達やファンの映像を募集して出来上がった労作。やっぱりバンドやると友達が増えるんだ。
2nd CDにライヴ・ヴァージョンが収録されたブロードサイド・フォーの「若者たち」は哀秘謡の重要なレパートリーのひとつ。現在に至るまで灰野が歌い継ぐ理由は、新たな旅立ちの先に待ち受ける希望と不安が、時代や年代を問わず全ての人間に共通する挑戦への心構えだからであろうか。
⇒Plan B 灰野敬二トーク・エッセー
英国ウェールズで1986年にジェームス・ディーン・ブラッドフィールドを中心に結成、1992年デビューしたロックバンド。ブリットポップ・ブームで脚光を浴びたが、絶頂期の95年にメンバーのリッチー・ジェームスが失踪、行方不明になりゴシップ欄を賑わす。解散せずに活動を続け、2010年にリリースした10thアルバムが『Postcards from a Young Man(若者からの手紙)』。
●キング・クリムゾン『新世代への啓示』
原題「Young Persons Guide To King Crimson』。哲学入門書のタイトルのパクリ。クリムゾン入門と謳っておきながら「21世紀の精神異常者」が入っていないのは、『クリムゾン・キングの宮殿』を買わせる為の策略かも。日本盤LPはモノクロ写真ブックレット付で嬉しい。
「怒れる若者たち(Angry Young Men)」とはイギリスの劇作家ジョン・オズボーンの戯曲《怒りをこめてふり返れ(Look Back In Anger)》(1956)から生まれた言葉で,既成秩序に不満をもち,旧来の価値観を受け入れようとしない反体制的な青年を指す。作家ではほかに、コリン=ウィルソンやアラン=シリトーらがいる。