shinjuku LOFT×大森靖子 presents ミッドナイト清純異性交遊
大森靖子
戸川純
【フロントアクト】東京真空地帯
80'sサブカル・アイドル戸川純ちゃんは若手ミュージシャンに大人気。アーバンギャルド、キノコホテル、神聖かまってちゃん等、気になるバンドがこぞって対バンするので、80年代より観る回数が増えた、てか当時はゲルニカの初期ライヴを観たことがあるだけ。マイチャート赤丸急上昇中なう。の大森靖子が対バンするとなりゃ観逃す訳にはいかねぇ!とロフトへ駆けつけた。純ちゃん人気は相変わらずで、会場前には長蛇の列。いつもは後列から遠巻きに眺めるばかりだったので、今日こそはと前列に潜り込む。同世代らしき男性ファンも多いが、もっと目立つのは若い女子の姿。ビレバンにいそうなサブカルガールが多い。
●東京真空地帯
真空ホロウというバンドをやはりロフトで観たことがあるが、真空繋がりのオープニングアクトは戦隊ヒーロー・コスプレで登場。コミックバンドか、と思ったらノリのいいクラブ系インストバンドだった。四つ打ちハウスビートが90年代っぽくて懐かしい。ケミカル・ブラザーズやダフト・パンク?と思ったら、EP-4みたいな曲もある。昨年結成されたばかりのニューフェイスだが、メンバーはそれなりの経歴があると思われる。ヘルメットで顔を隠すのは、正体がバレるとマズいからか?
●大森靖子
"伝説の始まり"を記録した2枚組ライブDVD『つまらん夜はもうやめた』発売日且つ元祖激情アイドル戸川純ちゃんとの初対バンというスペシァルな日なのに、前日アイドル・イベントでポジティヴィティを使い果たしたという新生フォーキー大森さん。ますます絶好調で三日に一度の猛烈なペースでライヴを展開している。連日のパフォーマンスに疲れも見せず気迫のステージを展開するエナジーの秘密はDVD Disc 2を観ればわかる?黒い着物と肩出しドレスの重ね着&ひらひらミニスカート&ツインテールに花の髪飾り。も、萌えてきたぞ。前半は代表曲ばかりでコーラスを観客に歌わせる場面も。後半は聴き覚えのない曲が多くて新鮮。前列だからSEIKOオーラがハンパなく突き刺さる。音の迫力もバンドに勝るとも劣らない。弦の切れたギターを置いて、ラスト3曲はアカペラ絶唱。身振り手振りも堂に入ってて、ゲルニカ時代の純ちゃんを髣髴させる。純ちゃんから「女ひとりの弾き語りなのにヒッピーじゃなくて、秋葉原みたいで可愛いのね」とお褒めの言葉があったそう。靖子ちゃんの魅力に完全に参ったので写真をサービス。
●戸川純
半年ぶりの純ちゃんライヴ。ニューウェイヴをやると呟いていた通り、ロック色の強い演奏。大きな帽子に青とオレンジの花飾りがついていて、どちらを前に被るか迷っている。現在フィットネスクラブに通っているそうだが、毎年「今年こそ頑張って歩けるようになる!」と決意するが回復の形跡はない。例によって独特の口調の気まぐれなおしゃべりに翻弄される観客&バンドメンバー。BiS階段に刺激されてロック・アレンジの「好き好き大好き」も披露。アンコールもお馴染み「パンク蛹化の女」。個人的にははむしろ「蛹化の女」「諦念プシガンガ」のようなスローな曲が良かった。
Set List
1.バーバラ・セクサロイド
2.バージンブルース
3.彼が殴るの
4.12階の一番奥
5.フリートーキング
6.赤い戦車
7.シャルロット・セクサロイドの憂鬱
8.蛹化の女
9.諦念プシガンガ
10.吹けば飛ぶよな男だが
11.私の中の他人
12.好き好き大好き
13.肉屋のように
Endore.パンク蛹化の女
玉姫様
音楽は
魔法だった
靖子ちゃんの目覚め(IN THE WAKE OF SEIKO)は間近とみた!
●大森靖子にアップアップガールズ(仮)