A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ギガノイズ・スピンオフ:灰野敬二 / 美川俊治 / MIYA / doravideo@秋葉原CLUB GOODMAN 2019.2.15 fri

2019年02月27日 01時14分22秒 | 灰野敬二さんのこと


ギガノイズ・スピンオフ

開場 19:00 / 開演 19:30
予約 ¥2,800/当日 ¥3,300(+1drink)

【出演】灰野敬二 / 美川俊治(INCAPACITANTS,nm,MikaTen,非常階段) / MIYA / doravideo

大好評イベント”GIGA NOISE”からのスピンオフイベント!様々なアーティストが入れ替わり立ち代りする”GIGAシリーズ”のその中の1コマを切り取りじっくりクローズアップした様な豪華な一夜です。(秋葉原CLUB GOODMAN公式サイトより)



日本中から注目のノイジシャンが集まり8時間に及ぶノイズ絵巻を繰り広げるイベント「GIGA NOISE」は2016年5月15日にドラびでおこと一楽儀光が企画し秋葉原CLUB GOODMAN20周年企画として開催された。12月25日の「GIGA NOISE2」では火災等のアクシデントも起こったが、その後も地方公演を含めて開催され、この3月には15回を数える。GIGAシリーズとして「GIGA DISCO」「GIGA IDOL」「GIGA Modular」も開催されている。いずれも出演者10組以上、のべ4〜8時間に亘るロングイベントであり、企画者と会場の熱意に驚かざるをえない。

そんなGIGA NOISEの要素を凝縮したスピンオフイベントは、企画者の一楽と、灰野敬二、美川俊治に加え、フルート奏者のMIYAが出演。MIYAはGIGA NOISEに出演経験はないが、毎回新たな出演者を迎えるGIGAシリーズの精神を反映する人選と言える。それぞれのソロ、組み合わせを変えたデュオ、そして全員の共演という演奏形態もGIGAシリーズのスタイルである。ちなみにMIYAと灰野は2年半前にサンヘドリンのゲストとして共演したことがあるが、一楽、美川とは初顔合わせである。
サンヘドリン(灰野敬二+ナスノミツル+吉田達也)feat. Miya@新宿Pit Inn 2016.7.3 (sun)

●ドラびでおソロ


レーザーやLEDを封印、さらにシーケンサーやシンセのプログラムも使用せず、言わば人力エレクトロニクス演奏。音に集中して聴けた分、一楽の直感的なサウンド操作が堪能できた。

●MIYAソロ


MIYAの演奏は何度か観ているが無伴奏フルート・ソロを聴くのは初めて。芯の太い音色と驚異的な指裁きとフレージングに目と耳がくらむ思いがした。即興だが歌心のあるメロディが美しい。

●美川俊治ソロ


美川のエレクトロニクス・ソロは何度観ても素晴らしい。今回は特にMIYAのアコースティック演奏の後だったせいか、所謂ノイズというより、生演奏によるミュージック・コンクレートのニュアンスを感じた。

●灰野敬二ソロ


ポリゴノーラ・ソロ。目に見えない高速で金属板の上を舞うハンマー裁きも何度も観ているが、今回の流れで聴いていると、プリペアードピアノのように聴こえる瞬間も多々あった。聴く度に新たな音が発見できる楽器である。

●ドラびでお+美川俊治デュオ


モジュラーシンセとエレクトロニクスのデュオ。両者がノイズの壁を作ってバトルするのではなく、音と音の隙間を活かした二重奏の室内楽に聴こえた。

●灰野敬二+MIYAデュオ


灰野はピッコロスネア、チャルメラ、民族楽器の縦笛の順で演奏。MIYAは特にスタイルを変えることなくリリカルなプレイを維持した。それによって15分間という短い時間にも関わらず、多層的な流れのある音の風景が展開された。

●ドラびでお+MIYAデュオ


一楽はソロとは打って変わって静謐なパーカッシヴ&アンビエントサウンドを展開。MIYAはスライド付きのフルートで音程を自由に操る。和楽器を思わせる侘び寂びのある二重奏は、この日の組み合わせの中でも出色のプレイだった。

GIGANOISE spinoff vol.2 【doravideo + Miya】


●灰野敬二+美川俊治デュオ


美川のエレクトロノイズに対して灰野はギターシンセサイザーで異質な音色を繰り出す。両者の鬩ぎあいはこの日最大の音量であるとともに、GIGA NOISEの醍醐味である爆音の彼方へ聴き手を誘ってくれた。

●灰野敬二+美川俊治+MIYA+ドラびでお


最後に全員での演奏。静かな幕開けから次第に激しいプレイへとグラデーションを描く。轟音の真ん中にMIYAのフルートの鮮烈なハイトーンが屹立する演奏は、デジタル対アコースティックではなく、人間と人間の触れ合いから生まれる音楽の素晴らしさを鼓舞していた。

Haino/Mikawa/Miya?Doravideo at Akihabara Club Goodman May 15, 2019


トータル2時間15分のライヴはGIGA NOISE本編の3分の1だが、内容の濃さは5倍以上の凝縮度だった。GIGAシリーズの精神を、通常のライヴに転化することで、新たな音楽の地平を垣間させた有意義な企画であった。

ギガ精神
ギガ音楽の
ギガ演奏

次回!


3月1日(金) 東京 秋葉原クラブグッドマン 
GIGA NOISE SPECIAL!! -レジェンド・オブ・ノイズ-  

開場 18:30 / 開演 19:00
予約 ¥3,500/当日 ¥4,000(+1drink)

【出演】
★灰野敬二+山本精一+ドラびでお
★HIKO(GAUZE)+Hiroto Ohya
★VelladonfeatMongoloid(Vampillia,VMO)
★Galcid+Masayoshi Sakaguchi

2/15のスピンオフ・シリーズに続き、こちらはノイズに特化したレジェンド回。
灰野敬二+山本精一+ドラびでおにVampilliaのメンバーによるユニットやGAUZEのドラマーHIKOさんとHiroto OhyaさんやGalcidとMasayoshi Sakaguchiさんのコラボなど超豪華!!
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【完全セトリ公開/MIX音源フリーダウンロード】2/21 盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.22

2019年02月23日 12時18分45秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.22
Le dernier disque de Winter Demon

2019.2.21(thu) 
Shibuya DJ BAR EdgeEnd



【完全セットリスト】
●DJ Necronomicon(剛田武)


【90's JAPROCK~From Gospel To EdgeEnd】
1. Mori Junta / Policeman
2. Northern Bright / Icecream Summer
3. dip / オモト
4. ゆらゆら帝国 / アイツのテーマ
5. HIGH RISE / Sanctuary
6. サボテン / 島の生活
7. Venus Peter / Star Parade
8. 暴力温泉芸者 / Teenage Pet Sounds
9. Thee Michelle Gun Elephant / Get Up Lucy
10. PENPALS / I'm Not Down
11. Plectrum / Japanese Disco Is Fun!
12. Flower Trip / 鬼子母神




●DJ Qliphoth(宇田川岳夫)


【レア・フォーク中心に】
1. Bran - Y Gwylwyr
2. Deirdre - T Koopmanszoontje
3. Brian O'Reilly - Children Of The Dawn
4. Booze Hoister Band - I’d Rather Be A Dove
5. Carol Of Harvest - Try A Little Bit
6. Bran - Rhodiaf Hen Lwybrau
7. Bran - Caledfwlch
8. Caedmon - Columba's Song
9. Spriguns - Blackwaterside
10. Bread, Love & Dreams - Lady Of The Night
11. Sycamore - To The Virgins, To Make Much Of Time
12. Saffron Summerfield - Taurus
13. Duma Levantina - Nani, Nani
14. Ah Cama-Sotz - Into The Realm Of Death (Death And Infernal Thirst vs ACS)
15. Igor Wakhevitch - Office De La Levee Du Corps
16. Der Blutharsch - Untitled (from the Der Blutharsch/Nový Svět Cafe Mentone split 7")
17. Inkubus Sukkubus - The Fallen




●DJ Athmodeus(持田保)+Guest:福田理恵


【ラジオ、サンプリングコラージュ、ポエトリーリーディング】
1: AMラジオ+南米フィーレコ音+あなたの聴かない世界フィーレコ音+Lou Reed/Berlin
2: Suzmenba / ネネムっていたよ
3: Bill Lazwell / Virus
4: 福田理恵ポエトリーリーディングwith Walter de Maria & The Orb






●DJ BEKATAROU(伊藤元)


【浮遊感のある音源】
1. Laurie Spiegel / PATCHWORK
2. The Astral Dimension / Comet
3. Ultra Fog / Golden tundra
4. Iasos / Crystal*White*Fire*Light
5. Ariel Kalma / Mandge Flute Drums
6. 喜多郎 / OASIS
7. Fumio Miyashita / OCTOBER 30, 1979




●DJ Paimon(Moppy)


【ブラック・サイケデリア】
1. Tradition - Planet Play
2.Keith Hudson - Hunting
3. Don Cherry - Brown Rice
4. Dadawah - Seventy-Two Nations
5. Nora Dean - Angle La La
6. Mahmoud Ahmed - Kulun Mankwalesh
7. Peace - Ubalwa Ne Chamba




●DJ Bothis(山田遼)


【偏った人々】
1.元谷芙美子 - 能登の夜叉
2.SPK - Berufsverbot(Field Report San Francisco)
3.SPK - Emanation Machine R. Gie 1916(Field Report San Francisco)
4.鳥肌実 - トラヴィダ語
5.hate forest - scythia
6.Myrkur - Onde Børn
7.Maurizio Bianchi - Plays The Clockwork Orange Part 1
8.Lustmord - Ixaxaar




●DJ Vaby(大場弘規)


【Drone】
1.La Monte Young/Marian Zazeela / 13 I 73 5:35-6:14:03 PM NYC
2.Hermann Nitsch / Orgien Mysterien Theater - Musik der 135. Aktion, Kuba
3 Phurpa / Lta Zor
4.Organum / Wolf
5.Andrew Chalk / 夜のバイオリン
6. Ora / Inastateless
7.La Tène / Parade Du Soliat
8.Lethe / Dry Ice On Steel Tables
9.能勢山陽生 / Recorded September 1, 2015, Live At Niigata
10. Charlemagne Palestine / Piano Drone




MIX音源(210分)フリーダウンロード(DL期限;2019年3月25日)


http://nn333nn.info/7VQR

盤魔殿
次回は4月
スペシャル版



盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.23
盤魔殿∵23∵(Disque Daemonium Silverstar Twenty Three)
  
2019.4.12(fri) 
幡ヶ谷フォレストリミット
 
19:00 Open/Start  
Charge ¥1,500 + 1drink 

DJ :DJ Vaby
DJ BEKATAROU
DJ Paimon 
ポエトリーリーディング:持田保
フォトマティックショー:Qliphoth
Live:
鬼籍
Riot In Chinese Restaurant (バンギ・アブドゥル+小松成彰)
DJ Necronomicon+橋本孝之(.es)

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【告知動画解禁】愉快な異端DJイベント『盤魔殿 Disque Daemonium』から嬉しいお知らせ

2019年02月19日 08時46分30秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.22
Le dernier disque de Winter Demon

2019.2.21(thu) 
Shibuya DJ BAR EdgeEnd

19:00 Open/Start  
Charge ¥1,000 incl.1drink

盤魔殿 All stars
DJ Qliphoth / DJ Athmodeus / DJ Vaby / DJ Necronomicon / DJ Bothis / DJ BEKATAROU / DJ Paimon

Avant-garde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, Acid Folk, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!

★OTOTOYで紹介されました⇒ノイズから地下アイドルまで 異端音楽の楽しさを堪能できるDJイベント『盤魔殿』開催


Time Table
19:00-19:30 DJ Necronomicon aka 剛田武
19:30-20:00 DJ Qliphoth aka 宇田川岳夫
20:00-20:30 DJ Athmodeus aka 持田保
20:30-21:00 DJ BEKATAROU aka 伊藤元
21:00-21:30 DJ Paimon aka Moppy
21:30-22:00 DJ Bothis aka 山田遼
22:00-22:30 DJ Vaby aka 大場弘規


各DJの聴かせどころ⇒【特報】2月21日開催!楽しい異端音楽DJイベント『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.22』

来場者全員に無料配布ZINE
盤魔殿アマルガム Vol.16

主な登場アーティスト
ニック・ランド
めろん畑 a go go
LiLii Kaona
Nostalgie Éternelle
Philippe Laurent
Alive She Died
Die Klopferbande A. P. (Peter Ortmann)
リック・ウェイクマン
他オールスター




【速報】次回、盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.23はスペシャル拡大版!!!
盤魔殿∵23∵(Disque Daemonium Silverstar Twenty Three)
  
2019.4.12(fri) 
幡ヶ谷フォレストリミット
 
19:00 Open/Start  
Charge ¥1,500 + 1drink 

DJ :DJ Vaby
DJ BEKATAROU
DJ Paimon 
ポエトリーリーディング:持田保
フォトマティックショー:Qliphoth
Live:
オープニングアクト鬼籍
Riot In Chinese Restaurant (バンギ・アブドゥル+小松成彰)
DJ Necronomicon+橋本孝之(.es)



盤魔殿
23回目は
見逃せない

さらに盤魔殿番外編も開催!
ネクロ盤魔殿 Disque Daemonium d’Necronomidol Vol.1

2019.3.9(sat)
渋谷DJ BAR EdgeEnd

18:00 Open/Start  
Charge ¥1,000 incl.1drink

魔ヲタDJ's:DJ Necronomicon / DJ 憑琉陀ケ / DJ TKD / DJ Minoloux! / DJ LUNA / DJ META-cheeee / DJせまし / DJなまず

NECRONOMIDOL - R'LYEH  2019.2.10 sun Shibuya Cyclone
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【えいたそモダニズム】Episode 24『きらヤバ☆生誕!』〜エアロ/頭警/バニーズ/チャットモ/マイルス/ジャレット/宮下富実夫

2019年02月18日 01時08分57秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


既に2日過ぎてしまったが、2月16日は筆者の推しアイドルの原点にして最高峰<えいたそ☆成瀬瑛美>のリアル誕生日だった。そんな大切な日に俺は何をしていたかというと、埼玉県川越市に即興音楽ライヴを観に行って深夜に帰宅。翌日2月17日は神奈川県横浜市にTPAM国際舞台芸術ミーティングを観に行った。「そんな馬鹿な、アイドルヲタクにとって最大のイベントの推しメン生誕を干す筈がない、嗚呼そうか、生誕当日ではなく別日に開催される生誕イベントに行くんでしょ?」と詰問されても、応えは「ノー」。。。。懸命な読者なら「N」「O」「ー」とキーボードをタイプする指が悔しさで震え、顔は怒りに歪み、両目は悲しみの涙が溢れて何も見えない極限状態の筆者の姿が脳裏に浮かぶに違いない。


つまりこういうことだ。2月11日(月祝)に秋葉原ディアステージで開催された『えいたん2019』、2月16日(土)名古屋で、2月17日(日)東京で開催された「えいカラ2019』、そのすべてに俺は落選したのだ。2017年、2018年の2年連連続で当選したので、俺と瑛美は目に見えない赤い糸で結ばれている、と高を括っていた訳ではないが、1月6日(日)の『でんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館 ワレワレハデンパグミインクダ〜宇宙からの帰還〜』でまさかの武道館最前列が当たって運を使い果たしたのかもしれない。その結果、2019年のえいたそ生誕イベントに参加したくても参加できないことになったのだ。これを悲劇と言わずして何と言おう。。。



でも大丈夫。えい推し歴6年の俺にとって生誕イベントとは参加するものではなく、創り出すものである。瑛美から学んだ妄想力を発揮して『脳内生誕祭』を開催すれば、瑛美も気付いて喜んでくれて、「だいじょうぶ、えいそがいるし、仲間だもん」と星名ひかるの声で言ってくれるに違いない。瑛美が星名ひかるの声優として出演している『スター☆トゥインクルプリキュア』(スタプリ)は2月3日に放映が始まり、第1話『キラやば~☆宇宙に輝くキュアスター誕生!』第2話『宇宙からのオトモダチ☆キュアミルキー誕生!』と続き、来週の第4話は『チャオ!きらめく笑顔☆キュアソレイユ誕生!』。まさに瑛美の周りは空前絶後の『生誕ラッシュ』である。

キュアスター [スター☆トゥインクルプリキュア] プリキュア変身


【えいたそモダニズム】Episode 24『きらヤバ☆生誕!』
今から丁度2年前の2017年2月17日、筆者は『えいたそモダニズム』Episode 4「ときめきバースデー」としてえいたそ生誕を祝福したが、今回はそれとは違った視点から<成瀬瑛美>という愛らしくも謎に包まれた生命体の秘密にメスを入れることにしよう。
【えいたそモダニズム】Episode 4『ときめきバースデイ』ビートルズ/ブルハ/ユッコ/バースデイ/ノベンバ/ニック・ケイヴ etc.

●エアロスミス『野獣生誕』


1973年作品。記念すべきデビューアルバム。全米最高位166位(再発は21位) / 200万枚突破。プロデュースはエイドリアン・バーバー。シングル 「ドリーム・オン」は73年には59位。76年に再チャートインした際に全米最高位6位を記録(アルバムも21位に上昇)。「ドリーム・オン」 「ママ・キン」 などの ”エアロ不滅の名曲” がフィーチャーされた名盤。

1976年13歳のとき住んでいた金沢のレコード店山蓄片町店で父親に買ってもらったLPが『エアロスミス/ロックス』だった。クラシック好きの父は常連客だったので、サービスで特大ポスターパネルをくれた。派手なメイクでTVヒーローぽいキッスに比べて、生顔のエアロの面構えはいかにも悪そうで、解説書の卑猥な翻訳と相俟って「ロックは不良の音楽」というイメージを童貞だった俺に植え付けた(捨てるのに更に10年以上かかるとは思いもしなかった)。

Dream On Aerosmith Official Music Video



●頭脳警察『誕生』


1973年3月にリリースされた四作目のアルバム。馬飼野康二のアレンジによるストリングスをフィーチャーしたドラマチックなサウンドが話題となる。本作品における歪んだポップ感覚や奇妙な演劇性などは、また別の顔の頭脳警察を見せている。

80年代日本のパンクのルーツとして紹介されていた頭脳警察を高円寺にあった貸レコード店パラレルハウスでレンタルして初めて聴いたのがこのアルバム。『誕生』だから最初のアルバムかと勘違いした。ストリング入のバラードもありパンク色は薄いが、フランク・ザッパ風変拍子ナンバー「あなた方の心の中に黒く色どられていない処があったらすぐ電話をして下さい」の知的な不良アティテュードが最高にカッコいい。

銃をとれ/頭脳警察



●寺内タケシとバニーズ『バニーズ誕生』


1966年9月に録音されたバニーズのファースト・アルバム。とても66年の日本での録音とは思えない、厚みのあるヘヴィなサウンドに圧倒されるが、やはり特筆すべきは寺内タケシ本人の作曲による「テリーのテーマ」「テスト・ドライバー」「空とぶギター(フライング・ギター)」「黒いカーネーション」など、今日まで演奏され継がれる名曲が数多く収録されていることである。

80年代半ばファントム・ギフトやコレクターズがネオGSとしてブームになった背景には、海外で60年代のオリジナルGSがガレージパンクやサイケの視点から再評価されたことがある。PTAからは「不良を作る」と言われライヴに行くのも禁止され、当時台頭してきたアングラの連中からは体制側の歌謡曲とみなされ、世間からは不憫な扱いを受け続けてきたGSへの偏見は「外圧」により払拭されたのである。

バニーズ誕生/寺内タケシ&バニーズ



●チャットモンチー『誕生』


“チャットモンチー・メカ”という打ち込みスタイルへ“変身”したチャットモンチーが提示する、ラストアルバム。2018年6月リリース。打ち込みという自由の中で丁寧に磨きこまれた音像と、活動の「完結」を目前に静かに放たれる鋭利な言葉。どんなフォーマットを採ろうとも、チャットモンチーはチャットモンチーである事を突きつける、圧倒的な存在感の全7曲。チャットモンチーが辿り着いた最終章であり、はじまりの一枚。

2012年にきゃりーぱみゅぱみゅを入口にでんぱ組やBiSなど女子アイドルにハマる以前に俺の心をときめかしたガールズアーティストは女子バンドだった。チョコメイツ、six、ミルキーズ、キノコホテル、ロマーンズ等GS/ガレージ/パンク系地下ロックが中心だったが、メジャー系で好きだったのがGO GO7188とSCANDALとチャットモンチーだった。その中でもチャットモは今風のオルタナロックだが、何と言っても橋本絵莉子のロリ声ヴォーカルが萌えポイント。2008年の武道館を頂点に俺の中ではフェードアウトしたが、テクノ/アンビエント風のこのラストアルバムでもこの声は萌えを誘発する。

チャットモンチー 『たったさっきから3000年までの話』

チャットモンチー@日本武道館2008.4.1(tue)


●マイルス・デイヴィス『クールの誕生(Birth Of The Cool)』


ジャズの帝王が若き日にクール・ジャズの礎を築いたジャズ史に残る金字塔。3人の編曲者に理知的なスコアを作り上げさせビバップと異なる音楽性を表現した。1949〜50年録音、57年発売。

1980年ブラスバンド部でバリトンサックスを吹いていた高校時代に買った初めてのジャズのレコードはジェリー・マリガン。渡辺貞夫みたいな陽気なジャズを期待したら、出て来た音は喫茶店のBGMっぽい大人しめのジャズ。アドリブをコピーするには難しくないが、いまいちエキサイトしない。後にそれがクールジャズだと知った。次に買ったアルバート・アイラーを聴いて「これだこれ!」と昂奮した瞬間が、俺の中の『クールの死去(Death Of The Cool)』だった。

Miles Davis - Boplicity



●キース・ジャレット『誕生』


トリオの『流星』、カルテットの『最後審判』と同時期、1971年7月のマラソン・セッションで生まれた傑作。アメリカン・カルテットで新たな世界を模索した名盤。1972年リリース。

高校時代キース・ジャレットの10枚組LP『サンベア・コンサート』を買おうと本気で考えていた。楽譜なしで弾き続けるピアノ即興演奏をのべ6時間強ひたすら聴き続けるストイックさに憧れたのだ。しかし30年前の高校生に18000円は高額すぎて買える筈もなく、そのうちジャズピアノは山下洋輔とミシャ・メンゲルベルクに興味が移りジャレットを聴くことはなくなった。この『誕生』はソロピアノよりバラエティがあって悪くない。

Mortgage On My Soul



●宮下富実夫『誕生』


蘇生から誕生へ。生命誕生の輝かしい時を描いた作品。ゆらぎにあふれた、おおらかで深い呼吸が、自然界のリズ ムとのバランスを調整し、新たな活力を生み出します。映画「地球交響曲ガイアシンフォニー第一番」のテーマ曲。胎教音楽としても大好評の代表作。1989年作品。

2年くらい前から一部のマニアックなCDショップや音楽サイトでアンビエントやニューエイジといるキーワードでレアな音楽が紹介されている。たぶんエレクトロニカや音響系の流れのシンセ/電子音楽を挿すようだが、筆者の頭に浮かぶのは、心理的な安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせたりするために作られ、「α波」「1/fゆらぎ」といった専門用語で武装した胡散臭い自称「ヒーリング・ミュージック(癒し音楽)」である。そのルーツにはクラウス・シュルツェやタンジェリン・ドリームを中心とするジャーマン・プログレがある。効能書きは即座にゴミ箱に捨てて、純粋に音楽だけを聴けば、決して悪く・・ない、よ・・ような・・・気が・・・する・・・かもしれない、と自分を暗示にかけようと努力中である。

宮下富実夫 FUMIO MIYASHITA 誕生 ライブ


こうして見ると「生誕」とは単にBorn(生まれる)だけではなく、過去の自分との対話、および過去に出会えなかったモノ(音楽)との邂逅を含むMeet(出会い)とRemember(記憶)の三位一体であることが分かる。成瀬瑛美として生まれ俺と出会いきらヤバな時間を記憶する歓びは、生誕祭や生誕イベントの有無に関わらず、推しとヲタクの間に流れる絆なのである。

生誕と
出会いと記憶
キュアスター

生誕イベントは外れたが、4月10日に東京・TSUTAYA O-EASTで開催されるでんぱ組.inc「我々はどこから来たのか? 我々はでんぱ組.incなのか、我々はどこへ行くのか ~とりま東名阪~」公演には当選した。運命の女神はまだ俺を見捨てていないようである。BABYUUUUUN!


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【感情解放ノ為ノ音楽〜アシッド・フォークの極北】春日井直樹『呪歌』

2019年02月15日 07時44分44秒 | 素晴らしき変態音楽


春日井直樹『呪歌』
DAYTRIP RECORDS DTR-LP007
*限定200枚アナログLP盤 定価税込¥2800

A1 呪歌1
B1 呪歌2

購入・問い合せ先⇒DAYTRIP RECORDS公式サイト
DAYTRIP RECORDS: Naoki Kasugai Twitter


呪詛と共に封じ込まれた感情の尊厳を解放せよ。

トミーが“聾で唖で盲の餓鬼”から“聴覚、言語、視覚に障害を持つ少年”に変わったのはいつ頃だったろう?“精神異常者”が“スキッツォイド・マン”に変身したのは肝心な21世紀になる前だった気がする。“僕、唖になっちゃった”と歌われる「からっぽの世界」を含むジャックスの1stアルバム『ジャックスの世界』は80年代はメジャーレーベルからは再発出来なかったが、90年代にやっとCD化された。“盲になって夢を見る”という歌詞があるモップスの「Blind Bird」は2014年までデビュー・アルバム『サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン』の日本盤CDに収録されなかった。

Jacks - Vacant World [ジャックス - からっぽの世界]


The Mops / Blind Bird


差別用語/放送禁止用語、英語で言えば四文字言葉の定義は年と共に変わっていく。昭和に当たり前だった言葉が、平成の世になって禁止された例は数多い。また、子供の頃は平気で口にしていた下品でエッチな言葉も年齢を重ねるにつれて口にすると卑猥!と忌み嫌われるようになる。しかしながら、人前で口に出せないからと言って、感情から削除された訳ではない。普段の生活の中で「キチガイ!」「メクラ!」「ウンコ!」など心の中で呟くことは数多くあるだろう。つまり「言葉」が人間の「感情」を定義する訳ではなく、逆に「感情」がそのまま「言葉」になる訳でもない。こうした「言葉」と「感情」の不一致こそが21世紀にSchizoid Man=精神異常者が多い原因ではなかろうか。「言動一致」と徳とする一方で、「言情一致」を奨励しないのは、それこそ“片手落ち”であろう。

先日レポートした新宿モーションでの地下音楽対バンイベント「絶滅動物記」第28章~「野性の叛旗」では、アイドルグループBBG48が「ウンコが漏れそう」「クリちゃんをクリックして」「でっかいチンポが欲しい」と謳い野性のエログロ/スカトロ願望を解放してくれたが、それ以上に鬱積した怨念を余すことなく吐き出し、人間の本性を暴き出した音盤が、名古屋在住のミュージシャン/シンガーソングライター、春日井直樹の『呪歌』である。
【地下表現者の饗宴】マリア観音/ぐしゃ人間/ゾンビロリータ/BBG48@新宿Motion 2019.2.11 mon

80年代初頭、高校生の頃に宅録で音楽を作りはじめ、幻のカセットレーベル「DD.Records」をはじめインディーズで数々の作品をリリースした春日井直樹は、90年代から中古レコード店やライヴハウスを経営しながら音楽活動を続け、実験音楽/ノイズ/サイケデリック/アンビエント等様々な要素を独自の感性で作品化して来た。『呪歌』は2017〜18年にMTR(マルチトラックレコーダー)でカセットテープに多重録音して制作された最新作である。春日井自身が「破滅的アシッド・ノイズ・フォーク・アルバム」と語る通り、基本スタオルはフォークソングであり歌ものである。しかし、例えばティム・バックリィが『ハッピー・サッド』でマリンバとコンガを加えてフリージャズスタイルを打ち出したように、変則チューニングによるフォークギター、飛び交うオシレーター、カセットテープ変調ノイズ、テープ・コラージュ、霊の声など異世界の要素を過剰なまでに導入することで、彼が理想とするアシッド・フォークの異化作用を成し遂げている。

Tim Buckley - Happy Sad full album


ハッピーもサッドも感情であるが、『呪歌』に籠められた感情はそれ以上に衝撃的である。心地よい悪声による赤裸々すぎる言葉の羅列は、春日井によれば「霊界からの受信音」だという。しかし筆者の考えでは、この歌と言葉の発信源は人間感情の尊厳に他ならない。世間の常識、社会規範、義務教育、過剰報道などにより幾重にも塗り固められた殻を突き破って、封じ込まれた人間の核心部分を世界に向けて解放する試み。解き放たれた感情が意気揚々と奏でる音楽と歌が溢れ出す。久しく他人の声で聴くことがなかった感情そのままの言葉のひとつひとつに、電撃のようなショックを受けながら、それが実は自分自身の心の声に他ならないことに気付いた時の驚きは、聴き手の魂を譬えようもないカタストロフへと導き、汚れた言葉を浄化された感情の涅槃へとアウフヘーベン(止揚)させるのである。

春日井直樹 / 呪歌(ダイジェスト)


春日井が1981年高校時代に勉強部屋で手持ちの楽器やガラクタでを録音した音源LP『DADA1981』や、83〜84年にDD.Recordsでリリースした作品をコンパイルした5枚のLP『DD. Records works 1983-84 part one 〜 five』に色濃く感じられる、音楽への尽きることない興味と愛情が、38年経った今も変わらないどころか、何十倍も深化している事実に、地下音楽の豊潤な世界に棲む幸せを噛み締めながら、今日もまたレコードに針を下ろすとしよう。
JazzTokyo このディスク2018(国内編) No. 249 #01 『Naoki Kasugai(春日井直樹)/‎ DADA1981』

呪いには
病むことのない
夢がある

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【地下表現者の饗宴】マリア観音/ぐしゃ人間/ゾンビロリータ/BBG48@新宿Motion 2019.2.11 mon

2019年02月13日 08時52分53秒 | 素晴らしき変態音楽


2019年2月11日(月/祝)
「絶滅動物記」第28章~「野性の叛旗」
新宿モーション 03-3209-1278
東京都新宿区歌舞伎町2-45-2 ジャストビル5F

開場 18:00 / 開演 18:30
前売/当日 3,000円 +D代

ぐしゃ人間 / BBG48 / ゾンビロリータ / マリア観音(木幡東介 / 平野勇 / 伊藤明子 / a_kira)



ロッケンロールやパンク/ハードコア、サイケやプログレなどロックには様々なサブジャンルがあるが、そんなジャンル分けには収まり切らない、破れかぶれの表現衝動を隠そうともしない表現者に無性に惹かれる。あまりにも赤裸々で過剰な表現行為は陽の当たる場所では憚られる。場合によっては公序良俗に反すると糾弾されもしよう。極端音楽は地下の小さな会員制秘密倶楽部で選び抜かれた少数の退廃芸術愛好家相手に披露されるべきであろう。而して建国記念日の夜、「行き過ぎることを恐れない」という地下音楽のテーゼをROCKスタイルで最も激しく追求するバンド、マリア観音主催公演「絶滅動物記」が、地下アイドルイベントのメッカのひとつ新宿モーションにて開催された。

●ぐしゃ人間


あう(vo)と亀(g))の姉妹を中心としたガールズロックバンド。15年を超える活動歴の殆どを自虐・呪・恨み・畸形などネガティヴネタで埋め尽くす。観るのは3年ぶりだが、演奏のダイナミズムが増しつつ、客席乱入し対バンメンバーを巻き込んだ女体の絡み合いは、地下生活者の愛欲模様を戯画化した異能パフォーマンスであった。
ぐしゃ人間/NECRONOMIDOL(ネクロ魔)/時効国家@池袋手刀 2015.12.23 (wed)


●BBG48


過激なパフォーマンスで知られる劇団ゴキブリコンビナートのアイドルグループ。BBG=分倍河原とのこと。エログロ嗜好・放送禁止用語を臆面もなく解放するパフォーマンスは地下でしか味わえない陰微な歓びである。全裸男性パフォーマーの生真面目な表情に劇団員の真髄を見た。
劇団ゴキブリコンビナート公式サイト

●ゾンビロリータ


名前はずいぶん昔から聞いていたが観るのは初めて。全員白塗りのバンド+女性パフォーマーの演劇的パフォーマンス。ネクロ魔時代の瑳里ちゃんを思わせる妖艶な歌、SM緊縛ショー、ロリータ少女鏡プレイ、ティッシュ飛び交う乱痴気騒ぎがプログレハードコアに乗せて繰り広げられる。虚飾集団廻天百眼をデスメタル化したステージは、廚二病少年少女たちにも受けそう。ぜひ地下アイドル対バンで観てみたいものだ。
ゾンビロリータ公式サイト

●マリア観音


<マリア観音という民族音楽>を豪語する木幡東介率いる4人組こそ日本地下ロックの体現者と言えるだろう。彼の言う日本人とは、モンゴル帝国時代の遊牧民にルーツがあると言う。ステージが狭いこともあり自爆気味のパフォーマンスを交え、特にドラムの即興性がいつも以上に高い気がした。ハモンドオルガンと和太鼓が絡み合う野太い土着ビートにモンゴルの風を感じた。
「絶滅動物記」第十九章~ライヴ活動開始30周年記念マリア観音ワンマン公演@新大久保アースダム 2018.4.15 (sun)

地下に棲む
表現衝動
解放戦線

ゾンビロリータの双子デュオ「狂ミーズ」また会いたい。
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灰野敬二+太田惠資@下北沢Lady Jane 2019.2.8 sat

2019年02月12日 01時51分07秒 | 灰野敬二さんのこと


東風解凍
グローバルという不在の東京帝都に凍風の流れ出し、ディストピアの湾に氷解する時、神代から愛された深紅の藪椿は咲き乱れ。

start 7:30 pm 2 stages
charge:\3,300 (予約\2,800) + Drink Fee

灰野敬二 (ds, etc)
太田惠資 (vln, voice)



灰野敬二とヴァイオリニスト太田惠資の約4年2ヶ月ぶりの共演。前回は2014年12月6日同じ下北沢Lady Janeだった。その頃まだOTOと呼ばれていたポリゴノーラをメインに使った共演で、確かポリゴノーラ開発者の広島大学の櫻井直樹教授が観に来ていて、演奏を絶賛すると共に新たなアイデアが閃いたと言っていた記憶がある。またその日筆者が撮影したポリゴノーラ演奏の写真は、幽体離脱したかように透き通った身体が円盤の上を舞う不思議な灰野の姿を映し出した。灰野と太田とLady Janeとポリゴノーラの組み合わせが生んだ奇跡の夜だった。
朝生愛, 樋口寿人@八丁堀七針/灰野敬二、太田惠資@下北沢Lady Jane 2014.12.6(sat)

今回のLady Janeのセッティングで目立つのは、ポリゴノーラの横に灰野が最近愛用しているピッコロスネアがセットされていることだった。この日のライヴは灰野の意向で「アコースティック」だったという。ヴァイオリンはマイクを使用、エレクトリックギターはアンプなしでPAから音を出した。昨年10月24日渋谷LUSHで「NO NOT JAZZ」と題して開催されたナスノミツルとのデュオを思わせる。確かにジャズバーのLADY JANEこそ「NO NOT JAZZ」は相応しいかもしれない。

太田が会場入りしたのは開場後。マイクと楽器をセットして音合わせもなく本番がスタート。灰野のブラシを使ったピッコロドラムでスタート。ブラシが命を持った生き物のようにドラムだけでなくブラシ本体の音を含む有機的なサウンドを産み出す。地面に置いたシンバルをハイハット代わり(?)に足で踏んで鳴らすのが面白い。太田はヴァイオリンを弓で弾くだけでなく、指や手のひらで弾いたり叩いたりして、生々しい調べを奏でる。後半は灰野がポリゴノーラへ移り、金属的な打音と激しい擦音が共鳴する生命礼賛の生々しいデュオ演奏を聴かせた。



第2部は灰野が名前のない創作弦楽器を演奏。フレットがなく、弦を押さえる力加減で音程や音色が変化する軟体生物のようなサウンドは、同じくフレットのないヴァイオリンの音と不思議に上手く絡み合う。恰もヘビとナメクジが呉越同舟するような珍奇なデュオだった。その後パーカッション(シンバル)からえエレクトリックギターへ。ノンエフェクトのクリーントーンのコード弾きでかなりジャズっぽいサウンド。太田がメガホンで中近東風の歌を歌う。緩急入り交じった両者のプレイが時に慈しみ合い時に反発し合う。理論や規則が生まれる前の原初のジャズを取り戻すように、解き放たれた二人のインタープレイが酒が並ぶカウンターを震わせた。



ノンアルコール派の筆者だが、演奏にどっぷり酔い痴れて酩酊したまま寒い下北の夜を千鳥足で駅へ向かった。

寒い夜
雪が降らずに
音が降る

灰野敬二ライヴ・スケジュール
2月15日(金) 東京 秋葉原クラブグッドマン 
<ギガノイズ・スピンオフ> 

開場 19:00 / 開演 19:30
予約 ¥2,800/当日 ¥3,300(+1drink)

【出演】
★灰野敬二
★美川俊治(INCAPACITANTS,nm,MikaTen,非常階段)
★MIYA
★doravideo

大好評イベント”GIGA NOISE”からのスピンオフイベント!
様々なアーティストが入れ替わり立ち代りする”GIGAシリーズ”のその中の1コマを切り取りじっくりクローズアップした様な豪華な一夜です。




2月17日(日) 神奈川 TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティング in 横浜)
GE14:ファーミ・ファジール + 山下残、灰野敬二 

15:00 第1部 / 16:00 第2部
上演時間 第1部 50分 / 第2部 60分
第1部 前売・当日 ¥2,000
第2部 ¥0

Kosha33(神奈川県住宅供給公社):第1部
日本大通り(Kosha33前):第2部

*灰野敬二は第2部に出演




3月1日(金) 東京 秋葉原クラブグッドマン 
<GIGA NOISE SPECIAL!! -レジェンド・オブ・ノイズ->
  
開場 18:30 / 開演 19:00
予約 ¥3,500/当日 ¥4,000(+1drink)

【出演】
★灰野敬二+山本精一+ドラびでお
★HIKO(GAUZE)+Hiroto Ohya
★VelladonfeatMongoloid(Vampillia,VMO)
★Galcid+Masayoshi Sakaguchi

2/15のスピンオフ・シリーズに続き、こちらはノイズに特化したレジェンド回。
灰野敬二+山本精一+ドラびでおにVampilliaのメンバーによるユニットやGAUZEのドラマーHIKOさんとHiroto OhyaさんやGalcidとMasayoshi Sakaguchiさんのコラボなど超豪華!!




3月20日(水、祝前日) 東京 東高円寺U.F.O club
西邑卓哲(FOXPILL CULT)生誕祭
「ポトラッチデッドvol.31」


開場19時 開演19時30分
前売2900円当日3300円
出演
■FOXPILL CULT+special guest
・Közi
・チャックP(ex:FOXPILL CULT)
・GURI(ex:FOXPILL CULT)
■灰野敬二
■虚飾集団廻天百眼
※会場内禁煙

-----御予約に関して-------
御予約は下記にて受け付けております。

①「ポトラッチデッドvol.31」全体予約フォーム
https://goo.gl/forms/qLOPeA0lCK1W6YDi2

②東高円寺U.F.O clubにて電話受付
TEL 03-5306-0240

※①、②ともに入場時にU.F.O club受付にて精算。
※入場順は当日の整列順(18:30以降)になります。




5月3日(金・祝) 東京 渋谷WWW
不失者の日

17:00 / 18:00
ADV./DOOR\4,500 / \5,000(税込 / 全自由 / ドリンク代別)
※30歳以下当日\500キャッシュバック。要顔写真付き身分証明証。

LINE UP
不失者

TICKET
◆一般発売:1/26(土)
e+ / ローソンチケット[L:71559] / チケットぴあ [P:140-396]

INFORMATION
info@yoasa.jp

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【当世米国女子ロック事情】チャーリー・ブリス/スタークローラー/スケーティング・ポリー/グリム・ストリーカー/デュード・ヨーク/ヤッキー・ダスター/ナックルチワワ

2019年02月09日 14時36分56秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


日本に住む僕等は望めば毎日でも女性アイドルグループのライヴ現場に赴き推しメンに会うことができるが、海外のアイドルファンはごく稀に日本のアイドルが海外ツアーをするとき以外はTwitterやFacebookやYouTubeといったSNSでバーチャルな接触しか望めない。推しメンに会う為に日本を訪れる海外ファンも数多い。彼らと話すと一様に口にするのは「自分の国には日本のようなアイドルはいない」ということである。しかし何処の国にも歌って踊ることに憧れる女子はいるはず。彼女たちはどんな音楽活動をしているのだろう、とググったところ、米国を中心に新しい女子ロッカーが次々生まれていることを発見した。海外でもカラオケ文化が定着したと言われているが、人前で歌うとなればやはり生バンドじゃなけりゃダメという固定概念が根強いのだろうか、等といらぬお世話を焼くまでもなく、眩しい女子ロックの光に失いかけていた女子バン好きの血が騒ぎ出す。どうも昨今はオール女子バンドよりも男女混成バンドの方が主流のようだ。若い頃は男子メンバーに嫉妬したものだが、もはや父親目線の筆者にはジェラシーと言う感情はごく僅かしか残っていない。そんな素敵な青春を送る女子ロックバンドをご紹介。

●チャーリー・ブリス Charly Bliss


Member:
Eva Hendricks (vo,g)
Sam Hendricks (ds)
Spencer Fox (vo,g)
Dan Shure (vo,b)

2014年結成、ブルックリン発の4人組パワーポップ・バンド。ファーストEP『Soft Service』のリリース以降、グラス・アニマルズやスリーター・キニーのサポートを務めるなどし、米メディアで注目を集める。2017年にリリースされたデビュー・アルバム『グッピー』は紅一点のエヴァ・ヘンドリクスの甘いハスキー・ヴォイスと初期ウィーザーを彷彿とさせる瑞々しいロック・サウンドで、多くのパワーポップ・ファンを魅了。2019年、待望のセカンド・アルバム『ヤング・イナフ』をリリース。

Charly Bliss - Westermarck [Official Music Video]



●スタークローラー Starcrawler


Arrow de Wilde (vo)
Austin Smith (ds)
Henri Cash (g, syn,vo)
Tim Franco (b)

LAエコー・パークにある高校で2015年に結成され、観客の度胆を抜く奇抜でインパクトのあるライヴ・パフォーマンスが<RoughTrade>の創設者ジェフ・トラヴィスの目に止まり即契約を果たす。デビューシングル「Ants」は、海外のUNIQLOのCMタイアップ曲に選ばれ、British Arrows Gold Award 2017のBest Use of Recorded Music賞を獲得するなど注目を浴びる。6枚のシングルとアルバム『Starcrawler』 (2018)をリリース。2018年単独ツアーとフジロックで2度来日した。

Starcrawler - Hollywood Ending



●スケーティング・ポリー Skating Polly


Kelli Mayo (vo,b)
Peyton Bighorse (vo,g)
Kurtis Mayo (ds)

2009年オクラホマシティで義理の姉妹のケリー・マヨ(当時9歳)とペイトン・ビッグホース(当時14歳)により結成。ケリーの兄弟のカーティスが参加しスリーピースバンドになる。ラモーンズ、ニルヴァーナ、ジョニー・キャッシュ、ビキニ・キルなどに影響を受け、かわいらしいルックスとは裏腹に、成熟したパンキッシュなギターロックを聴かせる。これまで5枚のアルバムをリリース。最新作は『The Make It All Show』(2018)。

Skating Polly - Hollywood Factory (Official Video)



●グリム・ストリーカー Grim Streaker


Amelia Bushell (vo)
Daniel Peskin (g)
Micah Weisberg (g)
Bill Dvorak (b)
Piyal Basu (ds)

2016年末NYブルックリンにて結成。70年代NYパンクスタイルのサウンドとヴォーカルのアメリア・ブッシュルのワイルドなパフォーマンスで話題となり2018年SXSWに公認アーティストとして出演、Andrew W.K.、IDLESなどと共演。シングル『Guts』、EP『Girl Minority』を2017年にリリース。1stアルバム『No Vision』を2019年5月にリリースする。

Grim Streaker - Miami Girl (Official Video)



●デュード・ヨーク Dude York


Peter Richards (g, vo)
Claire England (b, vo)
Andrew Hall (ds, vo)

2012年ワシントン州シアトルにて結成。男女ヴォーカルをフィーチャーしたオルタナ/シューゲイザー/パワーポップ。『Dehumanize』 (2014)、『Sincerely』 (2017)、『Halftime for the Holidays』 (2017)の3枚のアルバムと2枚のEPをリリース。2019年1月25日にミニアルバム『Happy in the Meantime』をデジタルリリース。

Dude York - "Love Is" [OFFICIAL VIDEO]



●ヤッキー・ダスター Yucky Duster


Madeline Babuka Black (ds,vo)
Zack O'Brien (g,vo)
Maggie Gaster (b,vo)
Luca Balser (g,org,vo)

NYブルックリンにて結成。セルフ・プロデュースで4人それぞれ曲を書きスタイルを決めないで活動。アルバム『Yucky Duster』(2016)とEP『Duster's Lament』(2017)を限定カセットとデジタルでリリースするが2017年5月に解散を発表した。

Yucky Duster - "Elementary School Dropout"


アメリカじゃ
アイドルよりも
女子ロック

▼日本にもかっけえ女子ロックバンドが登場!
●ナックルチワワ Knuckle Chiwawa


Vo.零ちゃん(@BOSS_burstgirl )
Gt.サエキティ(@AKIRAdoro )
Ba.ベニ子(@MB_Benny_1995 )
Dr.ドンちゃん(@QN_VERENDY )

最強で最狂のアイドル【爆裂女子】の零がサイドプロジェクトを遂に始動。ファンシーアニマルパンクバンド『拳鍔犬(ナックルチワワ)』3/21中野ムーンステップにて始動。俺たち全員二十代の小型犬パンクスだけど油断してたら噛み付くぞ!!!!(@Knuckle_chiwa )フォローしろ!!



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【特報】2月21日開催!楽しい異端音楽DJイベント『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.22』

2019年02月05日 01時10分08秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.22
Le dernier disque de Winter Demon


2019.2.21(thu) 
Shibuya DJ BAR EdgeEnd
19:00 Open/Start  
Charge ¥1,000 incl.1drink

盤魔殿 All stars
DJ Qliphoth / DJ Athmodeus / DJ Vaby / DJ Necronomicon / DJ Bothis / DJ BEKATAROU / DJ Paimon

Avant-garde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, Acid Folk, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!

★初のド平日開催。お仕事・学校帰りにぜひお立ち寄りください。
★来場者全員にZINE『盤魔殿アマルガム』無料進呈!

Time Table
19:00-19:30 DJ Necronomicon aka 剛田武
19:30-20:00 DJ Qliphoth aka 宇田川岳夫
20:00-20:30 DJ Athmodeus aka 持田保+福田理恵(ゲスト)
20:30-21:00 DJ BEKATAROU aka 伊藤元
21:00-21:30 DJ Paimon aka Moppy
21:30-22:00 DJ Bothis aka 山田遼
22:00-22:30 DJ Vaby aka 大場弘規




【各DJのHOT POINT(聴かせどころ)】
●DJ Necronomicon aka 剛田武
【90's JAPROCKSAMPLER~From Gospel To EdgeEnd】
平成最後なんてことより、今年はテン年代最後の年だ!遡ること20数年前の90年代に、仙川ゴスペルで鳴っていたマリファナ臭いアングラロックから、渋谷エッジエンドに集っていたエクスタシー(推定)キメキメのギターバンドまで、ナインティーズジャップロックの意義を問い直し、日本ロック爛熟期の空白を埋める初の試み。




●DJ Qliphoth aka 宇田川岳夫
中世電子音楽 Mittelalter Electronische Musik
Popol Vuh Ougenweide ,
Ashra
Crvus Corax
Tarot
Joy unlimited
Trad Gras Och Stenar
Kebnekajse


●DJ Athmodeus aka 持田保
ラジオ、サンプリングコラージュ、ポエトリーリーディングを軸に、ブラインドカーテン越しにブランデーグラスを傾けるようなムーディーさでDJする予定。ゲスト福田理恵!!!




●DJ BEKATAROU aka 伊藤元
イタリアのThe Astral Dimensionなどを中心に浮遊感のある音源を廻させていただきます…




●DJ Paimon aka Moppy
今回のテーマはブラック・サイケデリア。アフロサイケ、スピリチュアル・ジャズ、レゲエ/ダブなど黒人によるサイケデリックミュージックを選曲します。

Don Cherry - Don Cherry / Brown Rice (1975) FULL ALBUM



●DJ Bothis aka 山田遼
今回のテーマは「偏った人々」です。Black MetalでいうとウクライナのNOKTURNAL MORTUMやHATE FORESTなどのNational Socialist Black Metal=NSBM=国家社会主義ブラックメタル、ポーランドのMGLAなどのプリミティブブラックメタルなど身も心も極端に歪んだサウンドを奏でるバンドを紹介します。また、日本のアパホテル社長元谷芙美子が作詞、歌唱までこなし2016年に出版された「能登の夜叉」などの、日本の歴史修正主義ヘイト歌謡も取り上げていく予定です。

元谷芙美子 ♪能登の夜叉



●DJ Vaby aka 大場弘規
前回のオールジャンルとは一転!今回はDroneに絞ってチョイスしました!!著名すぎるあのアーティストや意外と知られていませんが超厳格な元教員の御大、国内のベテランのあの人等、ヴァラエティに富んだ良質なDroneをあなたのハートにお届けしちゃいます!



渋谷には
ディスクデーモン
住むと言う

KING KONG JAPAN DJ Set Meditation Video
ANIMATION 西原雨天
太陽系、地球、日本時間、2018.9.9 sun 渋谷DJ BAR EdgeEnd にておこなわれた、『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.17』で演奏されたKING KONG JAPAN DJ Setの録音に、アニメーションを付けたメディテーション動画だ。楽しんでくれ。


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伊電子&打楽器デュオ『TRRMA'(トゥルレマ)』JAPAN TOUR@新宿NINE SPICES 2019.2.2(sat)

2019年02月04日 01時19分07秒 | 素晴らしき変態音楽


NINE SPICES presents 「TRRMA’ JAPAN TOUR 2019」

2019.02.02 (Sat)
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV ¥2,500 / DOOR ¥3,000(+1drink)

ACT
TRRMA' (from Italy)
RUINS (吉田達也+増田隆一)
ELEPHANT NOIZ KASHIMASHI
左右
5kai
ジャンプス



イタリアのドラム×エレクトロデュオ「TRRMA'」が遂に日本初上陸。新宿NINE SPICESを皮切りに日本ツアーをスタートした。彼らのことを知ったのは昨年9月、メンバーからFACEBOOKでメッセージが届いた。筆者のブログを見て興味を持ち「来年2月に日本ツアーをするのだが、音を聴いて気に入ったらレビューを書いてくれないか」とのこと。さっそくBandcampの音源を聴いてみたところ、強迫的なドラムと狂気じみたエレクトロニクスが絡み合う肉感的なコンクレートノイズ。歴史的建造物や名勝を訪れて演奏しフィルミングする「ミッション」と呼ぶ試みも面白い。
イタリア産、大地と交信するドラム&エレクトロ・デュオ『TRRMA'』2019年2月来日ツアー

とは言うもののまだ日本では無名のユニットが全国ツアーをブッキングできるのだろうか。そんな不安をよそに、2月2日〜27日の26日間25公演という超過密スケジュールが確定した。各地のライヴハウスや地元ミュージシャンのTLにはこのイタリアからの訪問者への歓迎ムードが溢れている。国境を越えた地下音楽の友愛と絆の証明である。



ラインナップ的にも素晴らしい初日の新宿NINE SPICES公演は、JazzTokyo入稿締切のバタバタで家を出るのが遅くなり、会場に到着したのはRUINSがちょうど終わるところだった。アコギとヴィオラの男性デュオJUMPSの軽妙な大道芸フォーク演奏に続いてトリのTRMMA'が登場。ふたりのメンバー、ジュゼッペ・カンディアーノ Giuseppe  Candiano(synth)とジョヴァンニ・トディスコ Giovanni Todisco (perc)は190cm近い大男。ラテン系の精悍な顔つきはイタリア映画の俳優のようなイメージ。バスドラが大太鼓のように斜めにセットされているのが印象的。ジュゼッペの機材はハンドメイドのモジュラーシンセ。想像していたよりシンプルなセッティングである。



バスドラの連打に電子音が絡むトライバルビートが一転して静まって緊張感のある弱音演奏に変わる。クラブよりの人力テクノではなく、エクスペリメンタルな音響ユニットであることが明らかになる。それがより強調されたのが「数学的計算に基づいて作曲した」というナンバー。スコアを見ながら、緻密な機材操作で電子音とパーカッションが交差する。ジョヴァンニの打楽器プレイは、6〜70年代ヨーロッパ現代音楽界で著名なグループ、ストラスブール打楽器合奏団(Les Percussion de Strasbourg)を彷彿させる。作曲法はクセナキスの確立音楽を応用したものだと言う。ふたりともかなり専門的な音楽教育を受けているに違いない。



大地と交信するふたりのユニークなサウンドは、これから先日本各地のミュージシャンと交感して、日本の地下音楽シーンに種を撒くに違いない。そこから生まれる新たな創造性の発芽が楽しみだ。



▼左は限定日本ツアーCDR


イタリアの
禁欲主義者の
地下音楽

TRRMA' - JAPAN TOUR - February 2019


2/03 青森@サブライム
2/04 札幌@サウンドクルー
2/05 盛岡@マザーモリオカ
2/06 仙台@バードランド
2/07 郡山@ピークアクション
2/08 東京大久保@ひかりのうま
2/09 磐田@FMステージ
2/10 名古屋@なんや
2/11 岐阜@キングビスケット
2/12 大阪@ベアーズ
2/13 神戸@ルイルイ
2/14 大分@ATホール
2/15 大牟田@ふじ
2/16 福岡@カフェ・ジジ
2/17 萩@新玉ねぎ畑
2/18 防府@印度洋
2/19 広島@オーティス
2/20 岡山@クレイジーママスタジオ
2/21 大阪@火影
2/22 奈良@ネバーランド
2/23 京都@ソクラテス
2/24 小田原@ももすけ
2/26 東京神宮前@ボノボ
2/27 東京秋葉原@グッドマン
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