A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

80'sニューウェイヴの徒花~はにわちゃん「かなしばり」

2008年05月31日 00時43分23秒 | 素晴らしき変態音楽
80年代に和太鼓の仙波流、仙波清彦氏はポップス/ジャズ・シーンに進出し、ザ・スクェア、渡辺香津美、矢野顕子、坂本龍一、坂田明などと共演を重ねたが、1982年に40数名からなる"はにわオールスターズ"を結成、当時の音楽シーンで話題となった。当時流行のエスニックなサウンドのフュージョン・ミュージックという感じで、日本を代表するオーケストラだったと思う。しかしあまりの大所帯のため活動が頻繁に出来ず、ライヴ活動をするための別動隊として1984年に8人組で結成されたのが"はにわちゃん"だった。初期にはチャクラの小川未潮さんがヴォーカルで参加、作詞も手がけていたのだが、この「かなしばり」というデビュー・アルバムでは柴崎ゆかりさんがヴォーカルを務めている。
仙波氏の和打楽器に三味線も取り入れたミクスチャー・サウンドだが、如何にも80年代ニューウェイヴという音作りになっているのが今となっては聴いていて微笑ましい。発想としてはかなり斬新だと思うのだが。
"はにわちゃん"はこの一作で解散し、仙波氏は90年代アジアン・ファンタジー・オーケストラというアジアのミュージシャンを含むエスニック・プロジェクトを主催することになる。
ちなみに"はにわちゃん"はNYノイズの大御所Controlled BleedingのリーダーPaul Lemosの愛聴盤だそうだ。日本のキュート・ガールズ・ポップスが好きだと言うPaulはこのオリエンタル趣味とロリータ・ヴォイスにハマったようだ。
仙波清彦 HP

はにわちゃん
伝統と新派の
出会うとこ

きっかけさえあれば少年ナイフのように海外で人気になったかもしれない。
映像ははにわオールスターズfeat.戸川純。




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餅は餅屋、薬は医者

2008年05月29日 23時31分37秒 | ありきたりな日常
今週初めにまた風邪をひいてしまった。布団を夏掛けに変えたのがいけなかったようで、朝起きたら喉がヒリヒリしていて嫌な予感がした。その予感どおり昼間仕事をしていると関節が痛くなり眩暈もしてきて本格的に風邪の初期症状を呈してきた。早速会社に常備してある市販の風邪薬を飲んだ。家へ帰ってからも寝る前に風邪薬とプロポリスを飲んだのだが朝方4時頃に喉が痛くて目を覚ましてしまう始末。丁度翌日甲状腺の医者に行ったので風邪をひいたといったら喉を診て"腫れてますねぇ"と消炎剤を出してくれた。これが素晴らしく効いたのだ。昼に飲むと関節の痛みはなくなり、喉もたまに咳が出る程度になった。流石医者の薬は効くものである。恐れ入りました。

風邪の時
無理をしないで
医者へ行け

風邪だと思って馬鹿にすると酷いことになる。



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既成概念の破壊~上原ひろみ「ビヨンド・スタンダード」

2008年05月28日 23時50分49秒 | こんな音楽も聴くんです
上原ひろみがスタンダード・ナンバーを録音した。今まで自作のオリジナル曲しかレコーディングしなかったのは、"曲が自分のものになっていなかったら自分の演奏が出来ないから"という拘りがあったという。それがどういう心境の変化か、スタンダード・アルバムの登場である。しかしタイトルは「Beyond Standard」="水準を超えて"。その辺にあまたあるスタンダード集とは全く異なるオリジナルな感触の作品に仕上がった。
ジャズのスタンダードに加え、ジェフ・ベック、中村八大、ドビュッシー、そして自らの曲の再演も含む。前作から加入したギタリスト、デヴィッド・フュージンスキーの活躍が著しい。この男は12弦フレットレス・ギターを弾く変態ギタリストである。微妙な音程でメロディーを奏でる。彼の加入がひろみちゃんにスタンダード集を作らせる要因になったのではないだろうか。このメンバーでやれば当たり前のスタンダード集にはならないという確信。
このカルテットの特徴は4人4様の自己主張をすることだ。確かに其々のソロ・パートはあるが、4人が渾然一体となって演奏しているときも個々の音が独立して鳴っているのだ。
それにしても日本のみのボーナス・トラック「リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピョン」のライヴは凄い。
初回盤には昨年行われたスリリングなライヴDVDが付いておりお得である。

水準を
軽々超える
ひろみちゃん

しかし2003年にデビューしたときはこんなに自我の確立したピアニストだとは思わなかったなぁ。著しい進化である。



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裁断された音響~灰野敬二+吉田達也「Uhrfasudhasdd」

2008年05月27日 22時52分14秒 | 灰野敬二さんのこと
今年3月末に発表された「ハウエンフィオミウメ」の続編がJohn ZornのTzadikからリリースされた。タイトルは「アーファスドハスド」とでも発音するのだろうか?前作同様灰野さんの穏やかながら仄かに狂気を感じさせるカラーの絵画がカヴァーを飾っている。「ハウエン~」と同じく全16曲収録。曲名を良く見ると数曲ダブっているようだ。
たぶん同時期にレコーディングされたのであろう二人のセッションが吉田氏の編集ワークによりずたずたに切り刻まれ再構築されている。サウンドの感触は「ハウエン~」と全く同じ。John Zornは音的には一切関わっていないと思われる。音のキレが鋭く感じるのはUSプレスだからであろうか。
「ハウエン~」は私の周りの灰野ファンにはいまひとつ評判が悪かった。灰野さんの演奏をエディットするという禁断の領域に踏み込んだことが原因だと思われるが、灰野さんはライヴでもサンプラーやループを使いまくっていることだし、原音一発主義にはすでに拘ってはいない。何よりも「ハウエン~」が音響的にとても面白かったので、私は高く評価する。あくまでこの2作は灰野&吉田のコラボレーション作品なので、一連の灰野作品と同列に語るべきではない。灰野ソロや不失者はダメでも、これなら許容できるという人達もいるだろう。灰野さんの世界が吉田さんという媒介を通して広がった(ヴィジュアル的な面でも)ということを素直に喜びたい。ヴィジュアルを明るめにするというのは灰野さんの意見だったそうだ。
少なくとも「ハウエン~」を気に入った人なら文句なく楽しめる作品であることは間違いない。また吉田達也ファン、魔崖仏ファンにも聴いて欲しいアルバムである。
出来ればどちらか1枚というのではなく2枚とも揃えていただきたい。
Tzadik HP English

この2作
新たな世界へ
旅立ちだ

灰野さんとメルツバウの秋田昌美さんのデュオ、KIKURIのCDもリリースされるようだ。こちらも早く聴いてみたい。
映像は灰野+吉田+Mike Patton。



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脳髄のダンス・ミュージック~Hair Stylistics「GRACIA A LA VIVA」

2008年05月26日 23時41分08秒 | 素晴らしき変態音楽
「月刊ヘア・スタイリスティックス」の第2弾が届いた。今回は「作業日誌」にも登場するダンサー東野祥子さんのソロ・ダンス公演のための伴奏音楽。その「GRACIA A LA VIVA」(チリのシンガーの作品タイトルのもじりで"万歳ありがとう"というような意味)は1曲40分の大作で、静かに沈殿していくようなリズムが延々と続き、19分くらいから様々な電子音が加わってくる。決して不快ではない心地よいノイズ。脳味噌の痒いところを耳掻きで穿ってくれるような快感。ある意味エレクトロニカにも近い感触だ。
他の2曲はこのアルバムのための新録で、特に3曲目の10分に亘る「EL CONDOM PASA(コンドームは飛んでゆく)」はゲオメトリコ的な奇怪電子ビートに声や打楽器がコラージュされるミュージック・コンクレートの怪作。
収録時間53分と前作に比べ長尺なアルバムで中原氏のシンフォニック・ノイズへの執着心が解放された作品だ。今回もアートワークは中原氏自身のエロティック・アート。

コンドルも
裸足で逃げ出す
ヘアスタだ

昨日もサイン会のときと同じジャージを着ていたなぁ。

映像は東野祥子さんのダンス。音楽はヘアスタ。



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灰野敬二+ジム・オルーク+久下惠生@新宿JAM 2008.5.25 (sun)

2008年05月26日 00時32分09秒 | 灰野敬二さんのこと
3日連続で新宿JAM。流石に飽きた。しかし今日は昨日までのガールズ天国とは違い男臭いアヴァンギャルドな夜だ。
裏窓企画。久下惠生氏は80年代流動的即興ユニットPungoでデビューし、以来マヘル・シャラル・ハシュ・バズやストラーダ、パラダイスガラージ等に参加してきた実力派ドラマーだ。一時期裸のラリーズにも在籍したことがあったらしいが、水谷孝氏とソリがあわずすぐに脱退したらしい。灰野さんより6歳下というから今年50歳か。
灰野さんとジムは2007年10月29日に同じくJAMで共演し幽玄な演奏を聴かせてくれた。その時はジムはギター,パーカッション、エレクトロニクスと様々な楽器をプレイしたのだが、今回はベースというクレジットになっている。そこに久下氏が加わってどのようなケミカルが生まれるのか、とても楽しみだった。
開演前のBGMはキャプテン・ビーフハートの「Mirror Man+Strictly Personal」。灰野さんの趣味だろう。
観客は超満員。やはりジムの人気なのだろうか。ステージ右から灰野さん、久下氏、ジムの並び。
最初は音合わせを兼ねてランダムな演奏。次第に灰野さんが一定のリフを刻み、dsとbがビートを産み出すというパターン。久下氏のdsは8ビート中心だがパワー溢れるプレイ。そしてジムのbは音数は少ないのだが変幻自在に動き回り流石というしかない。ジムも灰野さんに負けないぐらい激しいアクションで汗を飛び散らせる。二人ともツボを心得た演奏で灰野さんも気持ち良さそうだ。基本的に即興ロックなのだが、聴いているうちに構成が決まっているのではないか、と想わせる瞬間もあった。でも今日が三人の初顔合わせだという。ベテラン・ロッカー恐るべし。完全に圧倒された。素晴らしい。
実は灰野さんと久下氏は28年前吉祥寺マイナーの閉店記念ライヴで偶然デュオで共演したことがあるそうだ。灰野さんはそれが久下氏だとは知らなかったようだが、その出来事は覚えているそうだ。
会場には中原昌也氏も来ていて終演後楽屋でジムと話していた。私は灰野さんに先日のバースデイライヴの時渡しそこなったプレゼントを渡し少し歓談した。激しいライヴの後の心地よさが残る空間だった。

30年
たって再び
共演す

灰野さんにしきりに痩せたと言われるが私に余り自覚はない。



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サザナミナイトVol.3&4@新宿JAM 2008.5.23(fri)&24(sat)

2008年05月25日 03時29分54秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
先日サザナミレーベルからリリースされた「Girls Sazanami Beat! vol.1」のレコ発ライヴが二日間に亘って行なわれた。

23日(金)
ドラマーのエミーリー脱退のため現メンバーでは最後のライヴになる女性トリオ"タイガーリリィ"。15曲持ち曲全曲演奏。
可愛いルックスにも関わらずパンキッシュでハードな演奏を聴かせる女性g,b、男性dsのトリオ"THE LET'S GO'S"。
私が今一番注目している昭和ロックの突然変異菌"キノコホテル"。支配人マリアンヌ東雲のトークとオルガンプレイが素晴らしい。衣装も袖の広がったボヘミアン・ルックに網タイツとキマっている。
最後は男性DJ(通称"後ろの人")とリードvoルビィ+4人の女性ダンサーからなるギャバレー・ショー・バンドの"その名はスペィド"。振り付けを覚えている観客も多いので結構人気があるようだ。

24日(土)
髪に花を飾りやわらかムードのg,b,org,dsの女性4人組"BLUE HAWAII"。
60'sというよりモダンなガールズポップスを聴かせる女性g,key(カシオトーン)、男性g,b,dsの5人組"ナポリタンズ"。
女性b,ds&男性gのトリオでセックス・ピストルズからマドンナのカヴァーもやるロッケンロール・バンド"SMACKS"。
全曲60'sカヴァーでガレージ・ロックの原点を見せる女性トリオ"That's a NO NO!"。
ギターの脱退をクミちゃん&イズミちゃんのツイン・ギターのヘルプで乗り切った我らが"six"。早く新ギタリストが見つかれば良いなぁ。
京都出身リードvoミーと女性コーラス2名、男性g,b,sax,dsの日本のモータウン・サウンド、"ミーとバイバイ☆キャッツ"。
10年を超える活動歴を誇るガレージ・ロックの王道オルガン入り女性4人組"the clovers"。黒ラメ・ミニの揃いの衣装で貫禄あるステージを観せる。

1日目は4組で時間的にも余裕があり各バンドをゆっくり観れたのだが、2日目は全7バンドという数で演奏時間も短めでせせこましくて疲れ切った。でも心地よい疲れだ。
どのバンドも個性的でチャーミングでますますガールズ・バンドの虜になった。個人的にはキノコホテル、six、the cloversが特に印象に残った。

余りにも
魅惑的な
その踊り

とにかく素晴らしいから一人でも多くの人に聴いて欲しい。まずはコンピCDから。タワーレコードで買えます。
●キノコホテル



●その名はスペィド



●six



●ミーとバイバイ☆キャッツ



●the clovers





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ロックに生きる宣言~ザ・クロマニヨンズ「エイトビート」

2008年05月24日 01時16分36秒 | ロッケンロール万歳!
クロマニヨンズの2008年最初のリリース。3曲入りのCDシングルで初回限定盤はDVD付き。渋谷のタワーレコードで買ったら特典ステッカーが付いてきた。
「エイトビート」は正に彼らのロッケンロール宣言といえる曲で♪ただ生きる 生きてやる 呼吸をとめてなるものか♪というフレーズに共感する。ヒロトもマーシーも40代半ばを迎えて、清志郎やRECKなど諸先輩に負けないように走り続けることを誓っている。ジャケットの赤い心臓がそれを象徴している。
「ヒャクレンジャー」はヒロトらしいユーモア溢れる歌詞が印象的。友だち100人できるかな。
「レッツゴー宇宙」はマーシーの曲で砂場で拾った翼で宇宙へ飛び出すというメルヒェンな曲。途中でアヴァンギャルドにずっこけるところが新機軸。"レッツゴー"の掛け声がライヴの定番になるだろう。
特典のDVDには彼らのセルフスタジオAtomic Boogie Studioでのレコーディング風景が収録されている。QueenのTシャツを着たヒロト、壁に貼られたQuarry Menのサイン、John Lennon、Kissのポスターが泣かせる。
7月のツアーのチケットは結局取れなかったけれど、秋までには3rdアルバムが出るに違いない。やっぱりヒロトとマーシーのロック魂には抵抗出来ない。
クロマニヨンズ HP

生きるなら
エイトビートの
脈拍で

私の脈拍は何拍子だろうか。ひょっとして変拍子だったりして。



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フリクション@渋谷クラブ・クアトロ 2008.5.21(wed)

2008年05月22日 23時08分12秒 | ロッケンロール万歳!
2006年にRECK氏とドラマー中村達也氏(元ブランキー・ジェット・シティー、ロザリオス)のデュオとして10年ぶりに復活した新星フリクション久々のワンマン・ライヴ。
実は私がフリクションを観たのは1979年頃に吉祥寺マイナーにてSYZEのサポートとしての一回のみなので、約30年ぶりのフリクション体験となる。RECK氏は灰野さんとのバンドHead Rushで3回観ているが。
クアトロは平均年齢30歳くらい、男女比7:3で男性の勝ち。ただし中村氏のファンも多いようで若者の姿も多い。ほぼ満員。
開演が30分遅れ、19:40頃にふたりがステージに登場。左がRECK氏、右に中村氏。ふたりとも上下真っ黒の衣装だ。
一曲目から「Pistol」。骨太のベースにオクターバーとサンプラーを使って、想像以上にぶ厚いサウンド。ロックとして最小限のユニットだがこれだけパワフルな音をぶちかませるなら、ギターなんて必要ないと思えてしまう。中村氏の手数の多いへヴィーなドラムがあってのことだが。ロック・シーン最強のデュオといえるだろう。ヴォーカルも昔と遜色ないエナジーがビシビシ伝わってくる。
個人的にはどうしても「Crazy Dream」や「Big-S」などの初期の曲に反応してしまう。一緒に行った友人の話では「Zone Tripper」からの曲が多かったらしい。
中村氏はフリクションとして演奏するのがよほど嬉しいのか、曲が終わるごとに立ち上がって歩き回り興奮を隠せないようだった。
さすがにふたりきりだと単調に聴こえる部分もあったが、それを補って余りある濃厚な2時間だった。
Friction HP

脳髄を
刺激されつつ
身を揺らす

RECK氏は50代半ばを過ぎて益々パワーアップしているのではないだろうか。



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サイケな女の子大集合!~V.A.「Girls Sazanami Beat! Vol.1」

2008年05月22日 00時21分37秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
チョコメイツやミルキィズといった良質なガールズ・バンドをリリースするサザナミ・レーベルから全国のガールズ・ガレージ・バンド21組を集めたコンピレーションが破格の1575円でリリースされた。これは今までVol.4までリリースされ好評のコンピ・シリーズ「Wild Sazanami Beat」のガールズ版である。ジャケット・イラストはsixのchelioが手掛けている。帯の裏までイラストがあって可愛いっ!
収録アーティストはTHE LET's GO's、BLUE HAWAII、six、THE MILKEES、ミーとバイバイ☆キャッツ、the clovers、That's a NO NO!、FLOWERMULU、タイガーリリィ、キノコホテル、その名はスペィド、デリシャスウィートス、THE PORTUGAL JAPAN、SMACKS、イタリヤギター、Tiki Tiki Bamboooos、気まぐれキャッツ、chocomates、Velvet GO! GO!、ゴーグルエース、ナポリタンズ。ニューカマーからベテランまでこれだけのバンドを集めたレーベル社長兼ゴーグル・エースのリーダーのカマチガク氏の人望の厚さが伺える。
どのバンドもキュートでワイルドで魅惑的なゴキゲンな60'sビート・ロックを聴かせてくれる。ここは細かい御託など言わず彼女達の元気一杯のパワーに身を任せ、ブックレットの写真と詳細なバイオを眺めながら、サイケな照明にくるくる踊るミニ・スカートの女の子達を想像して楽しむのが正しい。本当は実際に彼女達の演奏を観るのが理想だ。
そんなあなたのために格好のイベントが予定されている。今週の金土の二日間、新宿JAMでこのアルバムのレコ発ライヴがあるのだ。眩しい乙女達の姿をこの瞳に刻んでくるとしよう。

目も眩む
乙女ロックの
艶姿

映像はThe Milkeesの「Heatwave」。



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