最近イタリアン・ロックの紙ジャケ再発で好調のストレンジ・レコードから、またイタリアの至宝がCD化された。1974年デビューのオパス・アヴァントラというユニットで、5作のアルバムが紙ジャケになった。
あれは20年以上前、ユーロロック(ヨーロッパのロック)に耽溺していた私の”憧れのレコード”が、このオパス・アヴァントラのデビュー作だった。専門誌ではイタリアン・ロックの名盤として必ず取り上げられるアルバムだが、現物を目にすることは無かった。印象派風の画風でクッションに頭を埋める美少女のジャケットも秀逸だった。
こうして発売から30年以上もたってCDとして手に入ったことが信じられない、この1st(邦題は「内省」)の内容はクラシカルな室内楽編成による歌曲集で、時々狂気を孕んだ前衛的な展開を見せる。「アヴァントラ」とは「アヴァンギャルド(前衛)」と「トラディショナル(伝統)」を融合させた名前だそうだ。音楽性は違うが、イギリスのスラップ・ハッピーと似たような存在といえるだろう。
甘く危険な誘惑。それこそこの魔性のアルバムに相応しいキャッチ・コピーではなかろうか。
2ndアルバム以降も方向性は変化していないのだが、1stの放つ魔術的な雰囲気は独特である。
あれは20年以上前、ユーロロック(ヨーロッパのロック)に耽溺していた私の”憧れのレコード”が、このオパス・アヴァントラのデビュー作だった。専門誌ではイタリアン・ロックの名盤として必ず取り上げられるアルバムだが、現物を目にすることは無かった。印象派風の画風でクッションに頭を埋める美少女のジャケットも秀逸だった。
こうして発売から30年以上もたってCDとして手に入ったことが信じられない、この1st(邦題は「内省」)の内容はクラシカルな室内楽編成による歌曲集で、時々狂気を孕んだ前衛的な展開を見せる。「アヴァントラ」とは「アヴァンギャルド(前衛)」と「トラディショナル(伝統)」を融合させた名前だそうだ。音楽性は違うが、イギリスのスラップ・ハッピーと似たような存在といえるだろう。
甘く危険な誘惑。それこそこの魔性のアルバムに相応しいキャッチ・コピーではなかろうか。
2ndアルバム以降も方向性は変化していないのだが、1stの放つ魔術的な雰囲気は独特である。