ビーズうさぎのハナちゃんです!!

日々の生活、山登りや釣り、ドライブなどをアップします。ここの所、巨樹めぐりがメインですが!(汗)

静岡県浜松市、中区入野町「入野八幡神社のクス(夫婦楠)」(市指定)

2022-03-24 06:22:29 | 巨樹・大木
 入野町は、浜松市役所の西南西約4kmのところ

 国道152号線を南へ、成子信号を右(西)へ県道62号浜松雄踏線を進みます

 入野小学校南信号を右(北)へ、県道326号線です突き当りを左(西)へ雄踏街道です

 直ぐ先のJAとぴあ浜松入野支店の先を右に入ると八幡神社参道です

 道路脇に車を止めさせて頂きました


農協の西側の通りの先に鳥居が見えました

八幡神社です

村社 八幡神社と神明社の社號標が並びます

保存樹林表示板です、指定番号第56号です

鳥居です


鳥居左のクスノキです

手水です

社務所前のカヤノキです

八幡神社です

拝殿です

本殿です

八幡神社境内真ん中に目的のクスノキです

南西側から

西側から太い幹が二本出ています

北西側から

説明版です
浜松市指定天然記念物
  入野八幡神社のクス
昭和34年12月19日指定
浜松市教育委員会
 クスノキ科ニッケイ属の常緑高木
 このクスの樹齢は不詳ですが、およそ450年と推定されます。胸高幹周約10m、枝張り東西約30m、南北約30m、樹高約25mの独立木で、地上1.5mのところより分岐して四方に広がっている。
 社伝によると、16世紀後半に武将より献木されたといわれています。また江戸時代には、枝をはらって樟脳業者に売ろうとしたところ、村内に悪病が流行したため切るのを中止したという伝承があります。
 社叢の中心として風格ある樹形を呈する巨樹・古木であり、貴重な天然記念物です。


東側から

御神木認定証と御神木についての説明です
 御神木については諸説りますが、一般的には神社や神域にある神聖な樹木のことである。
 霊木、霊樹であり、巨木や老樹など特徴ある樹木に、御神霊が来臨する目印である。
 神社では、注連縄を張り柵で囲ったりして霊樹であることを示しています。入野八幡神社の本来の御神木は、先祖代々からの記帳によれば、左側の槙が御神木とされていましたが、近世楠が大きくなり、槙が上に伸びなくなってしまいましたので、楠を今回新たに神社庁に申請して許可をいただきました。

根元には大楠神社です

大楠神社の説明版です
鎮守の森、八幡様の御神木
   大楠神社
 入野八幡神社の祭神は、品陀和気命(応神天応)を主神として、山神社・大山祗命を合祀している。
 旧朱印高3石、慶安元年(1648)10月24日の古文書があり、宝永、寬保、文化年代の棟札などもある。
 社伝によれば、織田信長が天下を平定し、安土城を築いた天正4年(1576)のころ、戦勝を祝って九州の大名より楠が献上された。その楠を戦勝祈願した神社に奉納し植え付けられたものであるといわれている。その当時、浜松市「八幡町の八幡宮」磐田市「見付町の八幡宮」と当町の八幡神社に奉納されたと伝えられている。
 この楠は、発育もよくすくすくと成長した。やがて、幼木もできたので、その一本を「賀久呂神社」の境内に株分けした。いわゆる「五本楠」というのは、入野八幡神社の楠の分かれであるというのである。
 入野八幡神社の楠は、はじめ三本植えられた。そのうち一本は根元から発芽したものが成長して、現在の夫婦楠となった。慶応から明治初年のころ、楠より樟脳をつくるため九州の業者が買いにきた。このころ入野村は経済的に落でなかったので、境内の一本を切って売った。また次の年に買いにきた。今度はこの夫婦楠を売ることにした。ところが、切りはじめると同時に村の有力者である、権蔵、次郎左、定右衛門、九左衛門、右衛門など急に病気になった。非常に高熱となり生死の境をさまよった。驚いた村人たちは「これは御神木を切ろうとした祟りである」といいだした。楠を切ることを途中でやめ、一同七日間水垢離し神に救いを請い願った。ようやく、一ヶ月後に全員全快した。以来、この木を御神木として永久に残すことにした。今も楠の南東面の傷痕がみられる。
 昭和38年8月29日の台風で他の一本も倒れてしまったので、古来からのものはこの御神木である夫婦楠だけになってしまった。
*八幡町の八幡宮のクスは、徳川家康ゆかりの「雲立の楠」です、このブログ昨日紹介させて頂きました
*見付町の八幡宮のクスは、見付天神の鳥居脇に在りましたが、2011年9月台風15号の被害で倒壊してしまいました
右側には忠霊殿です


稲荷神社です

境内南東端の秋葉神社です

道六神です

説明版です
  道祖神 道六地神社
 基本的には「境の神」「行路の神」「道案内の神」とも言われている。
 峠や村境、あるいは道路の分岐点などに祀られている。
 御神体は、石であることが多く、自然石、陰陽石などの他、ただ、「道祖神」と文字で刻んだものや神像を刻したものもある。
 中部地方には、男女一体の神像(夫婦像、姉弟像)を刻したものが多い。
 道祖神は、賽の神、道陸人とも呼ばれている。
 また、道端にあって、悪霊や疫病の侵入を防いだり、通行人を守護して村を守る神とされている。また、道祖神は、男女の縁結びの神、交通安全の守護神、安産の神でもある。
 この道祖神は、地元道陸地の地名の由来の神社でもある。

では、次へ行きましょう
コメント
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