▲田原祭り・手筒花火
最後に底が抜けて爆発する「ハネ」が3台同時に起きたもの。一瞬のことで、我ながらよく撮ったと思う。だけど、火花除け(観客用)でよく見えないか…。
(昨年は、手筒が横になっている間に暴発して観客の方まで火花が走ったそうだ)
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ネットカフェで汗を流し、フリードリンク&マンガで涼む。世の中便利になったものである。
夕方、手筒花火会場へ。
どこからともなく神輿を揺らす声とカラーンカラーンという鐘の音が聞こえてくる。ついつい浮き足立って、その音の方向にフラフラ。
すると、手筒を奉納する町の神輿と大筒がやってきた。上に乗っている子供が振る提灯に鐘が仕込まれているらしい。この上に載っている人はあとで大役をする人だと思われる。大人が乗っている大筒には火薬が仕込まれていることが後で分かる。
大人は刺し子の長袢纏を着ている。昔からの火事装束である。
そして、まだ日も暮れきらないうちから手筒花火が奉納される。
最初は横に倒したまま点火し、火花が十分な長さになってから起こして抱える。同行の友人曰く、顔の横で火花が吹いていたら危ないじゃないと。確かに…。
火花は上に上がり、風に吹かれて左へと流れる。そうすると、自分の手筒の火花ではなく、隣の人の火花を被ることになるんだな。
やがて終了直前、ボンッ!という音とともにひときわ大きな火が上がって爆発し、手筒の底が抜ける。その衝撃は華奢な人なら飛び上がってしまうほど。だから、手筒を抱える人は腰を落としてその時に備える。
破裂した筒は地面に逆さに振る。火薬の残りがないか出すのだろうか…。
手前から3番目が「ハネ」ている
女性も抱える
「その時」に備えて腰を据えて…
手だけで持つ小型の手筒もある
大筒。大人はこれに乗ってきていた。
動画も
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実は今回の田原行きは、これが目的だったりした。だからこれだけ見られれば満足である。
もっとも、手筒好きに言わせれば、こんなのよりもっと山奥の神社でひっそり行われているのがいいんだという。
そして、背後に上がっている花火の音に引かれて、会場を後にした。