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おにいちゃんのハナビ

2010-09-25 22:33:00 | 花火

▲スターマイン@田原祭り五町合同花火大会

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 「映画の日」かレディースデイ(水曜日)に行くつもりだったんだけれどなぁ~(笑)

 昨夜の二次会の際、なぜか勢いで封切日に行くことになってしまった「おにいちゃんのハナビ」。

 http://hanabi-ani.jp/

 新宿の武蔵野館で花火鑑賞士3人で見た。
 というか、私の息子とか娘といってもいいんだよなぁ、この子達。実際同級生にはこの年の子供がいるわけだし…。
 さすがに初回は舞台挨拶もあったらしいが、3回目となると会場も小さなホールとなる(でも明日からはまた大きなホールだが)。

 目が弱いうえにこの泣き絶賛系の映画であるから、タオルハンカチをスタンバイ。

 片貝の人と花火の関わりについて簡潔なテロップが流れた後、花火の映像。おそらく、昨年の四尺玉「昇天銀竜黄金千輪二段咲」だ。
 物語は、妹の退院シーンから始まる。お父さんの個人タクシーに乗り(新潟では個人タクシーを見たことがないのだが、営業しているのだろうか…)、家へ向かう。なんで長岡から片貝に帰るのに、山本山大橋を通るのさぁ(笑)。
 山本山大橋は私の実家の近くである。遠くには私が通っていた小学校と高校が見えるショット。おそらくあの農家の畑から撮っているものと思われる。だって、その近くの角の映像もその後あったもの。あの一角、春には小さな花園が広がる。よくぞあんな場所に注目したものである。
 で、退院した日は片貝まつりの日で、町を玉送りや筒引きの屋台が練り歩いている。そして夜には早速妹は浴衣を着て友達と花火満喫なのである。
 スターマインや還暦花火などがスクリーンを飾る。

 この後、引きこもりのおにいちゃんを強引に外に連れ出すとか(小千谷から新潟市まで遊びに行くんだぁって突っ込みどころ)、いきなり花火の講に入れてくださいって頼み込むとか、まぁ、妹の命の残り時間に合わせて物事は前のめりに進行。
 そんな妹が病気が再発して年末に亡くなって…(またうまいことに昨年末は雪が早かったんだよね)。おにいちゃんは花火の講を抜けてしまう。
 でも、おにいちゃんはバイト代を積み立てて…。

 1年後の片貝まつり。そこでも花火がたくさんスクリーンに散る。
 昼花火、尺、還暦花火、大柳火5発同時打ち、そして赤い満星、赤千輪…。最後は、黄金すだれの三尺だった。

 この映画、花火がとにかくきれいに出ている。今年の花火を十分に見ていないという人は、これで補填するといいのかも。花火の音もきちんと再現できているし…。
 スタッフを見ると「撮影」「撮影助手」「録音」「録音助手」のほかに、「撮影応援」「録音応援」というのがいる。役割がどう違うのかよくわからないが、それだけ花火にこだわって作ったというか、こだわりを持った人が割り込んできたというのか…。
 それに、俳優さんの演技はよかったよ~。



 まぁ、最大の突っ込みどころは、どうやったら片貝煙火に入れるのさ~ってところだな。
 頼み込むだけで花火作りに関われるんであれば、私だってしたいぞ~って叫びたい気持ち。しかも1年もたたないうちに星作りからやっているよ~。でも、片貝煙火さんは金ダライを回して星作りしているんだってちょっと意外なトリビア。

 で、次の突っ込みどころは、新聞といえば新潟ニッポーだてぇってこと。まぁ、原作本の版元が朝日新聞だからねぇ。それに夕刊なんてないだろうし…。


 でもって、翠嶂会のみんなとか同級生とか高校の先生とか、かなり頑張ってあの辺りの方言を使っていたってのは拍手! 
 ウチの辺りって、山一つ越えるとビミョーに方言が異なるんだよね。でもちゃんと片貝の言葉らしく聞こえた。
 某山古志のワンコ映画とは違うぞ。