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堀之内十五夜まつりの花火

2015-09-23 21:32:00 | 花火

▲魚野川越に上がる花火。途中からは星も現れた

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 シルバーウィークは関原の花火に行くことが先に決まっており、堀之内十五夜まつりはその前日ということで見に行った。内容はよく確認せず、まぁ、新潟の秋まつりの花火だから尺は上がるだろうって軽ーい気持ちで行くことに決めた。
 過去の画像を見ると、地元の煙火店さんっぽいし…。

 なんてのんびり構えていたら、どうやら今年も二尺が上がるらしいよという話で、少しやる気になる。しかし、当日いったん実家に入って昼寝をしているうちに夕方の電車(16時台)が行ってしまい、次の電車は18時台。やたらとのんびりな出発となった。

 堀之内は小千谷の隣の隣の町。通過することはあっても下車したことはない。人生初堀之内である。
 ただ、駅前から少し行ったところが祭り会場なので、大した案内がなくてもすぐ辿りつけた。

 まぁ、いきなり半裸の神輿衆がいたからね。

 思ったよりも出店の数も多く、賑やかな祭りであった。


 花火は、祭り会場から5分ぐらいで出る魚野川の土手がメインの観覧場所。ただし、対岸にも住宅やら高速道路やらがあるので、打ち上げ場所はそれらを飛び越えた山の中腹となる。関越道の下倉トンネルの新潟側を出た北側の谷間になろう。
 この日の夜、この辺りを走っている車は、期せずして上がる花火を見ることになるわけだ。多分、片貝よりは近いんじゃないかなぁ。

 ここの花火は、地元の「下モ組青年団」が打ち上げるという体を取る。おそらく煙火店で講習を受けて、その煙火店の指導の下での打ち上げとなるのだろう。
 花火の時間が近づくと、放送で、土手に移動してくださいと案内される。
 土手上には場所取りはされておらず、その放送で町民が流れてくる塩梅だ。

 そんな状況だから、花火開始60分前に土手に到着しても、ほぼ誰もいない状態でぽかーんとした。煌々と照明だけが灯されており、虫がブンブン飛んでいるだけであった。
 とりあえず、正面近くと思われる場所を取り、スタンバイ。

 やがて町民も少しずつやってきて土手上にはそれなりの人の数。土手じゃなくても家の近くなどで見る人も多いのだろう。混雑には程遠い感じでのスタート。


(以下の時々入る玉名は見た目適当ですので信用しないこと)

▲3・5・7号三段打ち


▲10号 時間差変化玉

 奉納花火を上げていくスタイルなので、1つ1つ、だれが奉納したのかが読み上げられる。その数100以上! 結構な奉納数である。八幡宮で探したんだけれど、番付って売ってないのかなぁ…。


▲10号八重芯菊。せっかくの芯が明るすぎて写真だとつぶれてしまうのがもったいない。


 アナウンスは、だれが何号を上げるかだけが読み上げられるので、どんな玉が来るかは開いてのお楽しみ。某煙火店のように曲導で見分けるのも不可(そもそも10号以外に曲導がついていないのでわからん)。まったくの出たとこ勝負である。
 小千谷煙火は明るい玉が多いが暗い玉もあったりするので、その辺りの事前調整が難しい。まぁ大抵の小千谷花火は玉名が事前に出ることはないから、ほぼぶっつけ本番なんだけれどさ。


▲5号と10号。もちろん、錦冠率は高い。当然です!



▲10号覆輪入り染め分け牡丹


▲大きくないけれど、何台かスターマインもあります。これは、和火からの銀ザラ変化のスターマイン。ちなみに、左からのラインが関越道を走る車のライト


▲10号椰子芯大柳火


▲10号錦冠先緑。小千谷煙火は緑とからめることが多い。止が緑だったり、中央に緑だったり、小割が緑だったり…。


▲10号の千輪。このタイプを見るのは久しぶりな気がする。もっと作ってほしいのだけれど、手間かかるんだろうなぁ


▲10号3発のうちの2発。青牡丹と彩色牡丹。後者はメーカーによってネーミングがステンドグラスだったりオパールだったりと異なるが、果たしてどういう玉名となっているのだろうか…。


▲この10号錦冠は中央に赤い点滅星をちりばめている


▲青、ピンク、緑のリングを交差させた玉。愛染まつりでも見たな。


▲5・7・10号


▲二尺玉。昇曲導黄金すだれ小割浮模様 ってあたりか。
 単発ではなく、3・5・7・尺・二尺と上げて行った


▲10号分砲千輪。何度も言うが、私の小千谷煙火原点は幼児期から見ていた分砲千輪だが、この色じゃない


▲大スターマイン。錦から


▲大スターマイン。銀へ…って、「金さん 銀さん」かよ!


▲和火系冠の引き先が銀から緑点滅に変化


▲この10号錦冠は、センター付近に緑星をちりばめてある


▲3・5・5号だったかな


▲眩しい雷主体のスターマイン。この辺りから煙が谷間に溜まり、さらに関越道上にまで押し寄せている感じなんですが…。


▲珍しい群蝶千輪。一瞬買玉かとも思ったけれど、完成度から見ると自社制作かな。


▲特大スターマイン。谷間の現場から扇が出たのはたまげた。ほぼ煙で見えていなかったけどね。


▲そしてケムケムで銀に移行


▲いわゆる時計草ですね。10号


▲10号八方咲。青紅緑紫黄色を一束にしている模様


▲10号彩色分砲千輪


▲ヤシ入の彩色牡丹?かと思ったけれど、親玉は緑点滅のようだ。ちなみに下の方にあるのは3号のハートです


▲10号昇曲付緑点滅芯錦冠。今回曲導は控えめの4種のみだったと思うのだけど、これが一番きれいではあったが、ささやか過ぎる。もうちょっと曲導だよ~wって主張してほしいところ


▲彩色スタマで打ち上げ終了

 花火終了後の皆様の撤収の早いこと。あっという間にひとりぽつーんですわ。いろいろ片づけるのあるしね~。
 ちなみに、まるで虫集め器のような灯光器は、花火の瞬間にすべて消されたのはかなり好感度高い。そして、花火終了と同時に再び点灯。大まかに撤収が済んだ後に、坂道をころころ転がして撤収しているスタイルがとてもほんわかとした。
 それにしても、関越道マジで大丈夫なんですかねぇ…。

 花火の間中も背後で神輿の掛け声が響いていて、祭りは祭りで進行していた模様。
 電車の時間までまだ1時間以上あるので、町中に戻ってみる。


▲これは花火前に見た神輿。大人神輿もあるらしい。翌日は魚野川にダイブするようだ


▲屋台に乗った女性たちが踊りを見せていた。この子は下から2番目のようで愛らしかった。


▲こちらは最年長かな(とはいえ、中学生か高校生)。1曲踊るごとにだれだれが寄付をくれたと高らかに宣言するのがスタイルらしい。


▲全て終わると、踊り子が勢ぞろいして、幕を上げたまま引き上げていく


▲踊り屋台の後ろに囃子隊が箱車に入っていて、歩きながらお囃子を演奏する。踊りの曲は別な音源を利用している


▲踊り屋台が移動する前に、青年団の一団が町を駆け抜けていった。一番後ろの人が花火を持って、ケムケムまきちらしながら駆けて行った。


 …はっ! 彼らが「下モ組青年団」? 打ち上げを終えての凱旋だからみんな拍手で迎えたのかー。

 



 堀之内の祭りはなかなか面白い。
 冬の雪中花水祝という奇祭もあり、これは花火が上がらないのだが、こちらも機会があれば見てみたいなぁ…。