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関原まつり大花火大会~そうだ、還暦花火上げよう~

2015-09-26 00:20:00 | 花火

▲大スターマイン。銀芯のアレを星とからめて

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 新潟には自慢すべきものがたくさんある。その中でも考古学的に自慢できるのは、なんてったって、火焔土器だ。新潟県では長岡と十日町といった、信濃川中流域で出土している。長岡の馬高遺跡は、日本で初めて火焔土器が出土した地である。

 つまり、それぐらい昔からここには人が住んでいたわけだ。
 そしてそこには今、関原という町がある。

 そんな関原の花火が面白いらしいと気付いたのはごく最近。
 片貝煙火が意欲的な花火を上げているという話。それに道の脇に花火筒がズドーンと立っているなど、なかなかに鼻がピクピクする話だ。


▲馬高遺跡の近くには、火焔土器のモニュメントがドドーンとそびえている

 だけどイマイチ場所がよく分からない。とりあえず火焔土器のところというヒントを得て、越後交通のバスのおねーちゃんに聞いて、「関原南」というバス停で降りる。すぐそこに馬高遺跡がある。
 背中に祭囃子を聞きながら、だれもいない坂道を登る。新潟県の歴博に続く道である。

 この歴博、昔はなかったよなぁと調べたら、2000年開館とのこと。
 ホント、生まれる時代早すぎたわ、私。新潟は豊かな縄文文化を持っていたなんて、誰も教えてくれなかったじゃないか~!
 まぁ、小千谷だと大平遺跡というのがあって、そこで鮭の骨とかが見つかって信濃川の恵みで生きていたという話は知っているけれど、もっと雄大なイメージが今なら広がるわけだ。トーハクの平成館の縄文遺物の多くは、新潟から出土したものだったりするわけだし…。

 蛇足だが、私は平成館での展示の前の表慶館での展示が好きだった。その時の展示では新潟県の遺物には気づいていなかったんだけれどね(笑)



▲本当に道のすぐ脇に花火筒があった! 歴博の高台から関原の町を撮るフリをして、しっかり左手に花火筒

 と、前方にトラックが見えてきた。さらに進むと、道のすぐ脇にステンレスの筒を発見。その少し上には尺の筒がずどどどーんと並んでいた。打上現場発見! もちろん、煙火店さんの見張り付きである。まぁ社長と専務しかお顔を知らないから、ほかの従業員さんの顔を見ても全く分からないんだけれどね。
 
 さも歴博に歩いて行くんですよーという体を取り、そこを通過。歴博に着いたのは入館時間ぎりぎりだったので、そのまま踵を返して戻った。




▲馬高遺跡から望む夕日。間違いなく縄文人も弥生人もこの夕焼けを見ていたと確信持てる地だ

 関原まつりはもともと地域の祭りである。だから交通の便なんて考えていない。ここの花火、最後まで見ると公共交通機関がないんだよね~。ということで、一番最終の21:01のバスに乗れる場所を探す。
 考えて見れば、この関原の町って、雪国植物園に行くバスが通るところなのよね。

 いわゆる花火観覧場所から21時にもバスが通る道には、徒歩で10分ぐらいはかかりそうだ。となると、このラインで見えるところを探した方がいいなぁと周囲をウロウロ。
 結局だいぶ北西方向でスパンと視界が開けたところを見つける。ただし前景は田んぼと林なので、スタマなどが上がると足元が見えない。うーんどうしようかなぁと思いつつ、元の現場に戻ってみる。

 結局、知人と連絡が取れて、帰りの問題はクリアできた。いつもお世話になっています。ありがとうございます。


 暗くなると、周辺から人々がやってくる。歴博への道も閉鎖される。決して多くはないけれどそれなりの観客を集めて、打ち上げ開始でございます!(玉名はテキトーです)



▲初弾は10号時差変化玉が月にかかる



▲銀椰子芯青牡丹



▲10号これはひょっとしてひまわり? 土浦用? 来週答え合わせだ



▲7号大柳火先彩色変化


 この日は、大柳火センサーが働かず、惨敗であったw



▲10号三重芯?菊先紅点滅



▲7号牡丹からの染め分け変化点滅。紫から縦パステル4色に染め分け(4号2発付)



▲この千輪はお初かな。7号



▲出た出た、ハート芯


▲ほれっ、もういっちょ!



▲10号覆輪付き染め分け菊



▲10号椰子芯緑千輪(5号の牡丹付き)



▲5・7・10号で大柳火かよorz (三段打ちではありません)



▲大柳火を思いっきり持ち上げて見る



▲5号千輪2発



▲牡丹変化染め分け



▲10号銀芯青牡丹



▲7号時差変化玉



▲10号錦芯八方咲



▲10号紫牡丹先三色点滅



▲10号覆輪付青牡丹 これキレイだった



▲7号椰子芯八方咲



▲10号銀芯大柳火



▲千輪



▲10号染め分け


 ここまでが個人・企業奉納の花火大会。

 この時点で21時。当初はこれが終了する直前で離脱予定だった。ところが、この後に謎の「鑑賞タイム」というのがあって、何なんだろうって思っていた。番付を見て初めてこれが「大スターマイン鑑賞タイム」と知る。

 え、それって、大スターマインの部分取って「鑑賞タイム」って略すぅ???

 ということで引き続き花火観覧続行。バス帰宅にならなくて良かった。
 ところが9月下旬。この辺りから急激に露が下りてきてレンズが曇ってくる。後半はソフトフィルターモードとなる orz



▲超大スターマイン


▲超大スターマイン


 最後のスタマは関原版の還暦花火(画像はソフトフィルターの犠牲になったので…)。片貝のそれと同じく、錦冠の花火が続々と夜空に花ひらいて行った。


 それが終わった後のアナウンスでハッとした。


 未年の皆様、おめでとうございます!


 ひつじ年?

 もう一度未年が来たら還暦なんじゃないか、アタシ!? こんなことしていていいのか!? といろんなことが瞬時に頭の中をグルグル回る。
 幸いというか、不幸にというか、私の生まれた辺りには「みんなで還暦花火を上げる」という風習は無い。だから社会的に焦る必要はないのだが、なんだか頭をガツーンって殴られた感じ。

 帰り道も、電車待ちの反省会もずっとそんなことを考えていた。

 で、一つの結論。


 今から準備を始めて、ひとり還暦花火を上げよう!! 住宅ローンやらなんやら借金を抱える身ではあるが、12年あれば花火代を少しは捻出できるのではないかと…。

 ということで、次の未年に還暦花火を上げます!
 と言っても、ひとりだと尺3発ぐらいかなぁ。となる大柳火一択だなぁ…(とーぜん本田さんところで上げますよ)。


 ま、数年後、この書き込みケシケシしているかもしれないけどね。
 (同い年の方で一緒に上げてみたいという方、ぜひご連絡お待ちしております!)