▲今年もケムケムが…
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クリスマスイブの定番であった「スター☆ライトHA・NA・BI」は昨年で一旦終了してしまった。その時、ゼッタイ来年も花火上げるからねって言われて本当に実現してしまったのが「ISOGAI花火劇場in名古屋」である。
主催母体がテレビ局や名古屋港だった前回までと違い、有志による実行委員会がスポンサー集めから始めて、ここまでわずか1年で開催までにこぎつけた。実行委員会スタッフのほとんどがほかの仕事をしながらの二足のわらじであり、その苦労も折々に漏れ聞いていただけに感慨は深い。
公的な土地を一時的に占有してイベントを行うには諸々の制限があるらしく、ハードルは幾重にもあっただろうけれど、有言実行されたことはただただ賞賛に値する。
タイトルもいいじゃないか。
どこの花火が上がるかわかるし、何より名古屋で上がることが分かる。それでも、一般人には「いそがいって誰やねん!」状態なのかもしれないが(特に非中京圏一般人には)…。
ということで、協賛金を払って席を確保したのはいいけれど、さらにボランティアまでしてきたよ。それも昼ぐらいには一旦お役御免となったから、軽微なものであった(腰痛くなったけど)。
夕方ビラまきをしてきたけれど、それでも知らない人は知らないんだなぁ。1週間前ぐらいから、昼の名古屋でテレビCMも流していたらしいんだけど…。
名古屋の地下鉄は市営である。
最寄駅となる名古屋港駅は、たびたび花火会場となることもあって、人員捌きは手慣れたものである。一番近い出口は18時過ぎから出口専用となり、構内の誘導看板もお手の物。だが、駅構内には花火のポスターが1枚もなかった。
チラシを置いてもらえないか知人が交渉にあたったけれど、ちゃんと市交通局の規定があり、広告掲載費はべらぼうに高かったとのこと。このイベント後援には名古屋市が入っているんですけど、まったくもってお役所的な対応である。お役所だから仕方がない。
会場の前面は完全に有料席オンリー。かつてツリーがあったところは無料のままだが、ずいぶんと人出は少なかったらしい。うーん、もっと知名度上げないとイカンのかな…。
ということで、暗くなってきたのでスタンバイ。一応、いつものポイントだ。
▲カウントダウンが「0」の瞬間に開く初弾。つまり、打ち上げから何秒で開くかがきちんと管理できているからの芸当
音楽に合わせて次々と花火が上がる。
例年1台の台船なのが、今年は3台連結。若干右に偏ったり左に偏ったりってのはあるのだが、いちいち足元が賑やかな感じ。
▲染め分けがきれい。小さい花火だったから、大きなのでも見たい
花火の構成そのものは、音楽と、ひとつのクリスマスストーリーに沿って上げられる。このスタイルは従来と大きく変更されていない。お話の途中で不意に花火が上がったりもするので、意外と気が抜けなかったりする。
▲クロセットも華やかに
会場内に設置されていたキッチンカーも花火と同時にライトダウン。撮影的には実にありがたいけれど、お商売あがったりではなかったかちょっと心配しちゃいます。
まぁ、花火も映画や演劇のように思って欲しいのよね。始まったらじっとそこにあるモノを見続けて欲しい。映画館や劇場では途中でトイレに行ったり食べ物買いに行ったりすることないじゃない。それってい隣の人にも後ろの人にも迷惑なことだし…。
▲この上の玉、平面タイプで、まだ姿勢制御がうまくいっていない感じ。でもなんかよさげな気がする
見たことない玉もちょこちょこ盛り込まれていて、心の中で「おぉ!!!」を連発
大玉も例年より多めです。
▲大玉もドーン。覆輪付き
そしておなじみの型物パート。型物は、見ていて分かり易いので、子供たちにも人気だね。
▲お星さまフェイス!
▲おひげ付いてるサンタさん!
▲クリスマスベル
そして磯谷玉が続々登場。
▲キラキラミラーボール
▲さざ波付きでもういっちょ!
トナカイ君、翌年サンタさんの重いそり引きをお手伝いできるように、ちゃんとシーズンオフ期に練習しているらしい。そしてサンタさんを待っている時の物語。
▲そして、トナカイ君の物語が始まります
▲これあまり見ないけれど見たことあるような…って、やつしろで見てますがな、アタシ。葉落を引き連れての雪の華
▲ウインターイルミネーション
▲雪だるま作った!
▲下の方でちょろちょろ上がるからって、油断なりません
トナカイ君、いろいろお手伝いしているときに、サンタさんとの約束のベルを落としてしまった
▲この和火、めっさ暗くてな…。開放しても開放しても全然写らんねん。この低輝度はトナカイの心証を表しているって言っている方がおったども、撮っている人の心証も考えてください(文句レww)
▲ここで、子供たちが考えたデザイン花火の登場。とりあえずリボンは女の子のドリームアイテム!
▲多分錨でいいのだと思う。ここ、大型客船も接岸する名古屋「港」だもんね
ここでツリーの先端のお星さまがプレゼントされたのだが、下からの吹き上げの後に何か輝度が高いの来るぞー、飛ぶぞーってうっかり切っちゃったので、確保できなかったのだよね、お星さま。レベルはともあれ、今回の最大の失敗であるorz
▲その続きさ
▲で、とたんに気持ちが上向いてカラフル!
▲葉落に千輪に絵具箱をひっくり返したような大騒ぎさ!
▲好きです牛乳、好きですミルククラウン!!
▲ここで再び、雪の華。慣れてきたようで、刺さるほどの先端恐怖症は無くなりました。
▲そしてコスモ!
▲万華鏡!!
▲万華鏡芯の冠菊開いたーってところで、怒濤の曲導を従えて上るあの玉は…、ちょ、ちょっと待ってよ、バーニィ(いろいろ混ざってます)
▲万葉花来たーーーーー!!!
危うく混ざるところだった…。
そして夜空のイルカのショーが始まります!
▲最初は飛べなかったイルカ君が輪くぐりできた感動の瞬間!!
その後、このイルカ君がトナカイ君が落としたベルを見つけてくれてめでたしめでたし。ベルをチリリン!と鳴らすとサンタさんがようやく登場! サンタさんは執事だったのか…。
▲光の宝石(色をそろえたかったのでコンポジ)
▲そして、閉めは銀から…
▲錦一斉で終了。
実は、絶対飛ぶよって事前に教えられていたけれど、NDフィルター使っていない私に言われてもひたすら絞るだけでカメラの限界値越えたら無理っす!
ということで、物量増量で終了。あー、よかったよかった。
翌日は普通にお仕事ってことでとっとと帰宅。新幹線の中で気持ちよく寝ていました。後片付けボランティアに参加された方、翌日の清掃作業に参加された方、お疲れ様でした。ありがとうございました。
まずは開催することが大事。一度開催実績を作ることでいろいろ交渉のしようがあるらしいので、来年以降の開催も楽しみに待っています。
テロ対策と、難民が空爆を思い出してパニックにはなる懸念から、フランスやベルギーでは年越しの打ち上げ花火や爆竹が禁止されたそうです。私たちがいかに平穏で恵まれた国に住んでいることか。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
ISOGAI花火劇場、うまく定着できてスポンサーもガッツリ付いてくれるといいのですが…。風向きは残念でしたが、風神様のお心次第とあきらめるしか…。
世界的にはテロの心配がありますが、こうやっていつまでも花火を楽しめる日本であって欲しいものです。