針は山行くと、何故か、朝早く起きてしまう。特に初夏から夏に掛けては、庭の蓮華ツツジの中に鶯は「ホーホケキョ」と煩く啼き出して、起きてしまう。それに輪を掛けてジャックと凛が顔をベロリンチョと舐めてきて寝てはいられないのだ。
そんなに早く起きて、何をするかって言うと、テレビもやってないし、朝風呂に入るしかない。ロールカーテンを上げて、窓を開けて、風呂に沈むと、白樺の木が真っ青な空と共に目に飛び込んでくる。
そう、小原庄助さんをやる訳だ。朝寝はワン達に邪魔されてしまう(その分夜9時過ぎには寝てしまう←モロ爺さんだね。)が、朝湯は誰も文句を言わない。座った所で丁度、この風景が見れる。大きい野天風呂には敵わないが、針には十分なのだ。そして、風呂から出た後、やる事といえば、そう、プシューっと、ビールを飲むのよね。 朝酒に行くわけだ。ブシシッ。
山の夏はあっと言う間。この間緑緑していたのが、大地は黄色に、木々は赤くなってきた。
夏の空はモワーッとしていて、空も低いが秋の空は透明感が出て、高くなる。だから、紅葉(黄葉)が映えるのかなあ。裏の鉄塔の下に生えていた、ヌルデは毎年いい紅葉を見せてくれていたのだが、向かって右側の枝の幹が、真ん中で亀裂が入っていて死んでしまった。冬の眠りから醒めて、成長をし始めた頃(5月)、山では雪が降ったりして、幹の中の水分が氷結して、割れてしまったのだろうか?。山では、5月の連休に雪がたっぷりっと降ったりする。これからは気をつけないと。