今、ケーブルTVで、中国の秦代、嬴梁、商鞅からしばらく経った、恵文王 (前338-前311のの時代)始皇帝の前の映画をみています。秦の嬴駟(えいし)の考え方は、他の国を侵略して領土を広げると自国の民が裕福になるという富国強兵・侵略主義だ。確かにその頃の秦は斉、楚、魏、に比べると貧しい国だった。
中国の民というのは、国土の大きい割に貧しい。人の事を思っていると、自分が食べられない。だからどんな物でも食べる。犬だって、猫だって虫や蛇、猿、だって食べてしまう。昔、「峠の酒楼」で来客した客を品定めして、金持ちそうだと、酒の中に「しびれ薬」を盛って、気を失ったら、裏の大まな板でバラして、金品を奪い、肉を次の客に食わせる。「旦那、今日はついてるよ。いい羊の肉が2頭入ったね」
また、三国志では劉備玄徳がさすらって、ある農村に着いた時に、その家の夫婦が「我が家では、劉貴人を接待する、金も食べ物もない」そこで、そこの婦人を屠って劉玄徳に出したのであります。そうしたら、玄徳は「なんという事をしてくれたんだ(此処までは普通の会話)、其処までしてくれなくても・・・これが変だ。人肉を食するという事が根底にある話だ。
話しは脱線しましたが、今の中国もまるで秦の時代そのもの。4000年の歴史があっても、未だにその国の体質、国民性はまるで変っていない。「人の物を取ってでも自分さえ良ければいいという」考え方は4000年経ってもちっとも変っていない。前に中国と諸外国は30年の開きがあるって言っている中国の方がいましたが、針から言わせれば何年経ってもまるで黄河の「百年河清を待つ」位、未来永劫不可能に近いね。
国が貧乏なのは同情するけど、人の物を取る、強奪する、のは、中国風に言うと駄目だという事は「3歳の子供でも分かる」文字通り貧すれば鈍するだ。貧乏をすると、毎日その生活ばかり考えるようになって知恵や頭の回転迄衰えてしまい、賢人でさえ愚かになるという事だ。暮しが貧しくなれば、心までも貧しくなるものだという事だ。
中国、歴代の王朝は、民衆を武力に由って統一鎮圧してきたわけですが、国が大きい分だけ、貧富の格差も大きい。不満は昔からあった。清王朝が倒れ、中華民国を経て、中華人民共和国となった訳だが、理想だった共産主義も時が経つにつれ、腐敗、賄賂も酷くなって、歴代の王朝となんら変わりがなくなってしまった。
中華人民共和国の設立時は、小作農、農奴の人達が、「こいつ等は(富裕層の家族)地主階級だ!」と言った途端、横に並ばされて、紅衛兵に銃殺された。 (針の家の蔵書「赤い故郷を捨てた人々)
同じ、国民に殺される恐怖に耐えられなくて、泳いで香港・台湾に渡ったり。韓国軍の捕虜を銃殺したり、人民解放の美名のもと、ずい分と人民を虐殺した。日本軍に負けて逃走する際に「日本軍には何も残すな」のもと、村全体を虐殺。焼き売って逃げた。
特務(憲兵のスパイの札を掛けられた、何等関係のない人々が殺された。
紅衛兵に殺された韓国軍の捕虜。 韓国軍に追われて、逃げる時に人民を虐殺した。紅衛兵の事を赤匪と呼ばれた証拠だ。
よく南京大虐殺と、日本を悪逆非道のように何かあること毎に言われますが、もっととんでもない数の人民が殺された。このことを今の中国の人には知る人が少ない。報道規制等で無知にされている中国人民。水滸伝や義侠小説で、高球、童貫、蔡京のような悪徳官僚を嫌っているのに、今の腐敗して賄賂で固められた共産党幹部に関して何も言わないのは何故だ。一人の君主より人数が多い分だけもっと酷い!。孔子に「苛政は虎よりも猛き」とありますが、この国家の性格は治りそうにはないですね。