謹賀新年 2021

新年あけましておめでとうございます。
今年も皆さまにとって素晴らしい一年になりますよう、心からお祈り申し上げます。



年末に寒波がやってきて、大変に寒いお正月を迎えました。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、一部自治体において外出自粛のお願いが出されていることもあり、自宅で過ごされる方も多いかもしれません。

年明けから東京と近郊で新たに開幕する展覧会は以下の通りです。(16日まで)

・「今日の書壇 新井光風展」 成田山書道博物館(1/1~2/21)
・「丑年の寿ぎ―新春祝画と七福神―」 河鍋暁斎記念美術館(1/4~2/24)
・「世田谷美術館コレクション選 器と絵筆 魯山人、ルソー、ボーシャンほか」 世田谷美術館(1/5~2/28)
・「新収蔵作品展 Present for You わたしからあなたへ/みんなから未来へ」 町田市立国際版画美術館(1/5~2/21)
・「新春浮世絵展」 川崎浮世絵ギャラリー(1/5~1/31)
・「田中一村展 ―千葉市美術館収蔵全作品/ブラチスラバ世界絵本原画展」 千葉市美術館(1/5~2/28)
・「和装男子―江戸の粋と色気」 太田記念美術館(1/6~1/28)
・「多摩美の版画、50年」 多摩美術大学大学美術館(1/6~2/14)
・「アートな年賀状展2021」 川口市立アートギャラリー・アトリア(1/8~1/31)
・「香りの器 高砂コレクション展」 パナソニック汐留ミュージアム(1/9~3/21)
・「きらきらでん(螺鈿)」 根津美術館(1/9~2/14)
・「埋忠〈UMETADA〉桃山刀剣界の雄」 刀剣博物館(1/9~2/21)
・「阪本トクロウ|デイリーライブス」 武蔵野市立吉祥寺美術館(1/9~2/28)
・「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」 神奈川県立近代美術館葉山館(1/9~4/11)
・「江戸のベストセラー 唐詩選」 國學院大學博物館(1/13~2/27)
・「沈潜と蒸留 浜口陽三 濱田祐史 二人展」 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(1/16~4/4)
・「千葉正也個展」 東京オペラシティ アートギャラリー(1/16~3/21)
・「視ることの楽しみ ― 画材と素材の引き出し博物館」 目黒区美術館(1/16~1/31)

新春に因んだイベントの情報です。東京国立博物館では新年恒例の「博物館に初もうで」が1月2日より開催されます。


これは新春吉祥作品紹介として長谷川等伯の国宝「松林図屏風」などの名品をはじめ、干支の丑に因んだ作品が公開されるもので、館内も玄関や大階段などでいけばなが設えられます。但し1月2日と3日に予定されていた和太鼓や獅子舞のイベントは中止されました。


1月2日から開館する東京都写真美術館では、2日と3日に限り、2階の「瀬戸正人 記憶の地図」と3階の「日本初期写真史 関東編 幕末明治を撮る」が無料で観覧できます。但し毎年恒例の雅楽の演奏などの「トップのお正月」イベントは、現時点でアナウンスがないことから中止となるようです。この他、同じ2日より開館する東京国立近代美術館も、例年行われている1月2日の無料観覧及び来館者プレゼントについては中止となりました。


一方、元日の段階で予定通りお正月イベントを開催するのが江戸東京博物館で、「えどはくでお正月」と題して1月2日と3日は常設展示室に無料で入場できます。また1月5日と6日には箏と尺八の演奏、獅子舞などの催しも実施されます。


1月3日より引き続き「東山魁夷と四季の日本画」を開催する山種美術館では、同日先着100名にプチギフトが配布される他、ミュージアムショップにて「新春福袋」が限定50個にて販売されます。

世界的なコロナ禍から約一年経った今もなお予断を許さない状況が続いていますが、今後も出来る範囲で美術の情報や展覧会の感想をブログで発信していきたいと思います。

それでは今年も「はろるど」をどうぞよろしくお願い致します。

*新型コロナウイルス感染症に伴い、今後美術館の開館状況が変わる可能性があります。お出かけの際は予め各館のWEBサイトをご覧下さい。
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