社会保険事務所や労基局に出す書類が電子書類でつまりインターネットで作って提出できるしくみがあるのですが、そのためにはまずは電子証明書申請をしてそれを発給してもらう手続きができるようにならないとダメらしい・・・。 ちんぷんかんぷんなことばかりで非常に手間取っています。育ててきたNPOで総務経理の仕組みを作った(私が作ったわけでなく優秀なスタッフが作った)が、それを解散し、新たに小さなNPOとなったが総務経理のマネージメントスタッフは配置できるほど体力がないので、そういった仕事が自分ごとになってしまった・・・。 わかっている人には、決められたルールどおりにこなせばいいのだろうから、簡単な仕事なのだろうが、アタシには苦渋である・・・。
裁量労働制についてニュースが流れています。 このことにコメントを書くのは、ちいさくともいち組織の代表であり、巷でいうような残業手当を出していない(出せていない)事実上の裁量労働制な仕事場であるので、なかなか大儀なことなのでが・・・。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224312
私たちの仕事は、常に企画仕事であり、常に地域を巡るフィールドワークであり、子どものキャンプがあれば24時間付添う仕事なわけです。成果をあげるためには常時働いている必要がある・・・、8時間労働制をきっちりシフトすると今の何倍の雇用がなければこなせないでしょう。しかし、それに見合うだけの給与待遇を出すだけの利益を上げるプログラム(商品)は高価になり販売できないし、需要がなくなってしまうので、ことは更に至難である。そもそも、経済ビジネスにはなじまない仕事をしています。 まっ、NPOは儲からないということなのですが・・・。
「高木さん、高木さんがやりたいことをすすめるのだったら、公務員になったらいかがですか?」とずいぶん以前に役場職員から嫌味のように言われたことがありますが、しかし、それじゃあ、もっといろいろと制約・ルール・縛りがあってやりたいことはできないでしょう。だから、NPO組織活動なんですから・・・。
「働き方改革」が現政府の重点施策であるわけですが、経済ビジネス世界の生産性の問題として経営者側の立場からの都合であることは否めない。そもそも公務員には裁量労働制は適応されないだろうな、論点外ですね、きっと・・・。
仕事には それぞれに性質・結果にいたるプロセスがあるわけで、一概に同じルール・法律で縛ることはできないと思うね。
労働者側の問題として、その仕事が好きなのか嫌いなのか、自分に合っているのか合っていないのか・・・、つまり、自分がやりたいことなのか否かが重要なポイントだと思う。組織・会社のミッションと個人のミッションが重なっているのか、同じなのかの自己評価が常に大切だと思います。 好きなこと、やりたいことであれば、もちろん物理的な重労働でカラダを壊しちゃいけませんが、肉体的ばかりでなく精神保健も含めた健康づくりをしながら自分で仕事をコントロールすれば、いくらでも仕事できるはずだ。
仕事の報酬は、いちにお金でしょうが、二に、仕事ができるようになること、三に、人としての精神的成長でしょうね。この3つのバランスを個々人がとれるようになることが、大人になるということだとアタシは思います。 楽しく仕事ができているかですね。 「働き方改革」は、お金の報酬のあり方というよりも、死ぬ人がでないような職場環境の改革だと思うなあ・・。
まっ、しかしながら、裁量労働制に見合うだけの給与補償をNPOたりとも経営努力はせんとあかんですが。
余談ですが、欧州エストニア国では、ノマドビザというのを発給するらしいです。なんでも、移動一時滞在して仕事をしてもいいというビザらしいです。ワーキングビザより使いやすいらしい。世界中の有能な若者を集めてゆく手段でもあるらしいです。こういうのこそ、働き方改革だよなあ。
*写真は本文とは直接関係がありません。私たちの仕事のひとつのイメージ写真です・・・。