高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

温泉旅行 その2 ガイド

2009-06-15 23:13:32 | 日記

地域の老人クラブ・作寿会の函館湯の川温泉旅行・・・昨日は、午後2時にはホテルに入ってしまい、四人部屋。私の父親と同じ年齢のYさん、金婚式を過ぎたOMさん、普段あまりお付き合いのなかったKさんとの四人部屋だったので・・どうなることやらでしたが、昔話を聞いたり、スポーツ話題やらで時間が過ぎゆき、夜には、Kさんとカラオケ・・本州からの旅人と一緒に けっこう楽しく過ごしました。

翌日は、北島三郎記念館へ。ここは入場料が1500円してたいして広くもないのですが、北島さんの人生をガイドさんが語ってくれるんです。このガイドさんが、サブちゃんの大ファンなんでしょうね。彼の人生物語を、なんといいますが、淡々と函館なまりが多少入りながら、程よい抑揚をつけて話すんです。 これが良かった。

サブちゃんが北海道から青函連絡船に乗って東京へ出る時の船のデッキがありました。ただ、デッキがあって壁に夕日が絵に描かれているだけなんですが、ここの語りもまたいい、その時のサブさんの心情の寄り添えちゃうんですね・・・

ガイドさんの顔を見つめて聞き入っているYさんに、ガイドさんは

「お父さん・・・、私の顔を見るのではなく、夕陽の向こうの函館をご覧ください・・」

これまた、微妙な抑揚をつけて しんみりと言うんですね。 なんっちゅうか、演歌の世界そのもの。

終わった後に、
「おねえさん、話し方いいわぁ、聞き入っちゃったよ」
「お客様にそう言って頂けると、励みになります。 こんなことプロだから言ってはいけないのですが、聞いて頂けるお客様だと、私も気持ちが入ります」
と、またちょっと演歌かかったお言葉に、

「その気持ちわかるよ。私も森のガイドをやってから」

おかげで、最後のロボットサブちゃんの「祭り」の大熱唱が、人間臭く見えてきましたよ。このガイドさんの語りを聞いてなければ、ただの色もの演芸ロボットで興ざめしたことでしょう。

開館以来、7年もガイドやってるんだそうです。お名前なんていったかなあ・・。我スタッフ諸君も、このガイドさんの語り口を聞くといいよ。この語りがなければ、なんてことない施設です。インタープリテーション(解説)がこんなふうに訪れる者の心象に影響を与えるものかと、異種同業者としてとても参考になりました。
1500円払っては入場してもたいしたことない施設が多いですが、ここはガイドで売っているなと思えました。 (ただし、ガイドさんは複数いるので、この方以外はどうなのかは、??です)

                         
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作寿会温泉旅行

2009-06-14 15:07:16 | 日記

地域のお年寄りの旅行に参加中。13人・・・。 私の父親くらいの年代から60代の方々の末席におりますが、ちょっと態度・・どのような立ち位置、距離がいいのか・・多少戸惑いながらすごしております。 

午後2時には函館湯の川温泉到着・・・。 四人部屋です。もう、飲むこともあまりしない面々ですが、唯一 Kさんと焼酎のビール割りをやってますが・・。

温泉にこれから入ってこよう。 夕食は5時半です。 キャンプ生活で早寝早起きをしてましたから、大丈夫でしょう。
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森づくりの基礎講座開講!

2009-06-13 22:05:33 | プログラム
《大人の体験、セミナー》のご案内

 2009年度 田舎の自然学校指導者養成②
  テーマは「森づくり」 6月20日(土)~21日(日)
                           
  自然学校の近くにある丸山。昨年、林野庁の後志森林管理局と利活用の協定を結びました。そして、丸山にある大きなブナの木に精次郎と名づけさせてもらいました。そのブナの近くにまとまったブナの林があることがわかりました。今回は、このブナ林に向う小道づくりに取り掛かります。そのための「森づくり講座」を実施します。
  どんな道具を使って、どんなことができるの?
  講義と実習で森づくりのはじめの一歩を学びましょう。

  日時:6月20日(土)13:00-17:00、6月21日(日)9:00-15:00
  場所:黒松内ぶなの森自然学校
  講師:内田健一氏
  対象:自然体験活動の指導者、または興味のある方
  定員:15名
  料金:3000円(2日間のプログラム経費、保険込/食事別途)
   ※交通、宿泊等は別途ご相談ください。
   ※この事業は子どもゆめ基金助成事業です。

詳しくは、こちらへ
http://www.d2.dion.ne.jp/~buna_ns/moridukuri.pdf

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ドラム缶露天風呂

2009-06-13 19:35:12 | プログラム

「かまじぃ」って言ってしまうと失礼なのですが、HSYが裏にドラム缶の露天ふろを2基セットしました。 男の子も女の子もほとんどの子が入りました。お風呂に入る階段までセットされて、なかなか良かお風呂であります。
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監視

2009-06-13 19:33:49 | 日記
子どもの自然体験活動・イエティくらぶ黒松内6月例会。雨の合間に川遊び。なのに子ども達は小魚やエビとりに夢中でよく遊びます。子どもにとっては、雨なんてあまり関係ない。

 本流は流れも速いので、上流域の注意もして、もちろん小さな支流。

                        フキノエリマキ族が増えてました。

                      

                                           
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移住施策

2009-06-13 04:40:08 | コラム風味
おはようございます。 九時には寝て、きっちり4時には起き続けています。

道央に近いS町の地元NPOと面談しました。農水省の農村活性化人材育成派遣事業「田舎で働き隊」の件でした。S町のまちづくりの施策、実行中の交流人口創出事業は、うらやましくなるほど進んでいるな・・と実感しました。

移住者希望者がまずは長期滞在できる住宅が群をなしている。そして、その希望者の対応をNPOがしている。 移住希望者や田舎で働き隊人達にとって、仕事も大事なのですが、田舎は、住む家がどこも足りないのです。

空き家はあるが、使える、貸してくれる家はない状態。民間アパートはあっても家賃は札幌並みで満室状態。(行政、公社や教職、施設職員など収入が安定している人が利用している状況と私はみてますが・・・)

S町の人口は、4000人を切っているのですが、移住と仕事を起こす施策、さらに「住まい、住まい方の提案」までをも重ねようとしていると感じました。 そして、関連する事業内容が官民関係者に共有され、かつ連携しているようです。そして、これは、これからの「まちづくり」の上でとても大事なことです。

***
テント泊り2晩した後、焚き火をしていた、風呂も入ってない・・・くさかっただろうな・・。 小雨の中、途中で深川の温泉に入ってから札幌へ。

黒松内の週末事業・イエティくらぶの参加者を札幌でピックアップし、にぎやかな車内となり、ぶなの森自然学校帰着9時近く。

子ども達を校舎に送り、家に帰ってベットに一休みのつもりで倒れこんだら・・そのままとなり・・・4時に目覚めたのでした。
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現在位置

2009-06-12 05:10:41 | 日記
http://docomo.ne.jp/cp/map.cgi?lat=%2B44.16.59.04&lon=%2B142.31.36.224&geo=wgs84&x-acc=2

野鳥と雨音の中です。良く寝たけど、インディ ジョーンズ級の夢見てたんで疲れた・・・

***
と、GPS位置情報を入れてみましたが、これはうまく解像できないようでした・・(後日確認)
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七輪

2009-06-11 20:39:33 | 日記

午前中はベニヤ原生花園やクッチャロ湖で花や鳥観察。夏の湿原の花の開花には少し早い初夏まだ来・・・こんな一人だけの観察時間を持つなんて・・とても久しぶりだった。雨が振り出し、そうや自然学校に帰る。

午後は役場と打ち合わせ後、雨の中を明日の目的地をめざすことにして南下。天気が悪いし、今夜は街に近いキャンプ場にしようと探したんですが、結局、山中のキャンプ場。旅のキャンパーも車も一台もなし。小さな沼?湖?のほとりに建つコテージ群が不気味なり。

ちょっと離れた場所に東屋を見つけたので、その下にテントを張りました。カエルが大合唱しています!!

しかし、無人の山中のキャンプ場、今晩こそ、熊、やだなあ・・・
昨夜暇潰しに作った短か目のまきを七輪を使って炊き、時々私が吠えてます。七輪は何処でも「火の守り神」的な存在だな。 今晩は、ホッケを焼きます。(昨日は、秋刀魚を焼いたんですが火が強すぎて黒焦げになっちゃった・・・・)

火の粉がはぜるので、ドマテントを守るのも忙しや。

それにしても携帯電話の電波は広範囲をカバーするようになったもんだ。それだけでちょっと気がやすらぎます。
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日の出

2009-06-11 04:49:35 | 日記

スペクタクル!!

壮大で見事な30分だった。余韻覚めやらぬとは今のこの気持ち。一大事を果たした後のような心地よさ。感動した。体がしびれた。涙がでた。そして、お天道様に向かって感謝の雄叫びをあげた。

山からの日の出の思い出は数々あるが、海からの日の出は見たことあるはずだが、その場所の明確な記憶がない。たぶん、晴れた日だったのだろう。今日ほどの壮観さを持って、心のひだに刷り込まれていない・・・。

白々と明けてきた朝3時に起きました。しかし、一面の曇天。日の出は3時45分。あきらめていたところ、3時半ごろから真正面の海上のわずかな雲の切れ目がオレンジ色に朝焼けとなり、広がってきました。

おっ、おっ、ウォー 来るぞ、くるぞ・・・ 昇ってくるぞ!!
お天道様は、わずか7、8分、私の全身全霊に、いいえ、生き物すべてに新鮮な新しいエネルギーを目の前、直球で照射し、厚い雲の中に消えてゆきました。

昨夜、私のSpirits Teacherである EMYさんが亡くなったのを知っただけに、「彼女が挨拶に来てくれたんだ」と思えた。

生命とは 繋がりと離脱の繰り返し。色即是空 空即是色・・・

お天道様も・・・同じ、この繰り返しも・・・いつかは無くなり、また産まれる。

全てに合掌
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頓別平野

2009-06-10 20:21:42 | 日記

オホーツク海から昇る朝日が見たくて、頓別川河口にテントを張ろうと捜したのですが、良い野営場所が見つからないので北上しました。

ところがですね、午後五時頃にオホーツク海上、角度20度位の雲の中に明らかに太陽がいるんですねえ・・・ そして、沿岸湖のクッチャロ湖は夕日が美しいと宣伝されている・・・ここは北海道の東海岸なのにね・・・・。

ちなみに日本海側の留萌から幌延のオロロン街道はサンセットロードが売りものなんです。

理屈はわかっても、どうも納得できない。

さて、明日は本当に朝日が見れるんでしょうかぁ!?

*****

野営地求めて国道をはずれてうねうねと農道を行くうちに本当に東西南北がわからなくなりそうになった。頓別平野あなどれず! (写真)

やっとのことで海岸にたどり着いたのですが、今度は砂地の道に埋まらんかと恐怖の走行。妥協して海岸草地に野営する事にしました。 今夜の野営地は・・、前はオホーツク海。背後は地平線まで海岸原野です。

携帯電話が通じるかと思いましたが、電波が飛びそうです。 テントのフライシートをそうや自然学校で干してて忘れて来た。ドマテントの威力半減。空はどんより。朝日どころか雨の予報、風が吹かなければいいなあ。

空と大地と海の間が、誠に ひ ろ い 夜なり
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