田舎の自然学校スタッフ養成講座、本年度2回目は、森づくりの専門家であり、つい先日黒松内に移住された内田健一さんをゲストに「森づくり入門講座」です。
自然学校のすぐ前の通称・丸山の国有林の使用につき森林管理局と協定を結んでいるので、その活用を兼ね、子ども達や来訪者が訪れやすい環境整備を学ぶため、今日は、まずは森づくりの基本用語や知識、日本や世界の森林管理の現状を講座でお勉強です。
外は、小雨のついた風が強く、現地視察はできませんでした。明日は、鉈をはじめとする道具の使い方、小道づくりを実習で学ぶ予定です。
それにしても、農業と同じようにこの国が抱える森林管理、林業の問題は深刻であるなと改めて知りました。 森林資源は本州はスギ、ヒノキ、北海道はカラマツ、トドマツなどの針葉樹が主体の植林事業が行われ、特に本州の山の様子は、かつてに比べて一様になり変貌してしまいました。
しかし、人が入った山であっても人が管理し続ければ、大木も育成できます。内田さんは移住にあたって山も購入したそうです。自分の森を整備してゆくのは、代々に受け継ぐ50年、100年単位の仕事ですが、氏の熱い語りを聞くにつけ、実にやり甲斐のある大仕事だと、つくづく感じております。