高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

誤報とならないよう注意!!

2011-03-23 07:06:02 | 公開業務連絡。忘備録

昨夜、物資の募集告知でちょっと混乱しました。

これまで購入していた物資を市民から募ってみようと、21日に試行的に不足物資の募集をしました。数多くの市民の方にご協力を頂きましたが、一時事務局がパンクするほどの持ち込みがあり、その物資を整理するのに、急きょボランティアさんを見つけ、タクシーを使っても行ってもらう手配もしました・・・。

その状況がスタッフに共有されないままに、深夜に別の物資公募が始まってしまいました。 インターネット環境のおかげで、次々といろいろなMLに「ねおすが物資を集めている」との情報が駆け巡ってしまったのです。

その後、私がその打ち消しにやっきになったのでした。
事務局体制が取れぬままの「勇み足」でした。

支援は、初動時期から次の段階に入り、数多くの人達、全国中の人達が「なにかできることを・・」になっています。 個人の動きよりネットワークによる ガソリンだけでなく、必要物資がたくさん集まり始めて物資を受け配送するヤード機能が追い付かないという事態も生じています。

みなさん、物資を現地を送るのは、いったん様子をみましょう。

問題は、物資をこまめに現地の山間地に届けるための車の燃料不足です。

ねおすも 次の支援段階への事務局の在り方を考え、明日からでも実行します。

*****
以下、ねおすスタッフへの連絡抜粋

高木です。 
○○さん、○○さん ご迷惑をおかけしました。
ねおすの支援も初動から次の段階(ネットワーク性)に入っているのですが、事務局体制が追い付いていません。「勇み足」でした。 明日、体制の立て直しをします。

さて、ねおす事務局のみなさんへ

個人より流れた情報が、子育て、環境・まちづくり系MLに転載情報で転送されました。

受け入れ態勢が事務局に出来ていませんので、早急に「訂正・おもちゃは募集していない」と 発信元へ連絡するように依頼対処しています。
が、問い合わせや持ってくる人もいるかもしれません。次のように応対してください。

◆本部、苫小牧の対応
 電話や照会が来たら、「受け入れ態勢ができていない中で、発信されてしまいました。たいへん申し訳ございませんが、改めて必要があれば、HPやブログでご案内致します」と丁寧にお断りしてください。

 持って来られる方がいたら、ひとまず受け取り
「今の段階で、これ以上のお預かりは、現地のニーズが確認できていないので、お受けいたしかねています」としてください。

ねおすスタッフの皆さんへ

◆苫小牧物資保管庫・・・・(体制がとれていませんし)ありません。

今後、物流をねおすが役割としてするのかは、まだ決めていません。これまでは、初動支援で物資を運んでいました。 物流をするNPOがたくさん現れているので、私達は①現地での配送、②本来のソフト対応に移行、体制を考えるときです。

◆支援本部
 支援本部は、高木・斉藤ラインに変更します。
 初動時期は自己完結型で動いていましたが、徐々に協働で支援する動きになっていま す。 

 これまで、みなさんの機転と行動力と、お互いにあうんの「身内内」連携でプロサッカーチームのように ゴールを目指しておりました。私は、素敵なスタッフに恵まれて誇らしいです。

 が、今は、次の段階に移行しつつあります。

被災地現場での活動の臨機応変な対処行動は現場で今まで通り各自の責任で行ってもらいますが、北海道側では、他のNPOとの連携、協働をしないとけない、第2段階に入っています。

北海道側で、何か新しいこと をするときは、組織的に動かないと混乱します。対策本部として動きますので、各自だけの判断で「新しいこと」を進めて行ってはいけません。ねおす本部を統括として、組織的に動きます。

 新しい動きについては、動く前に 情報は私に集中してください。

よろしくお願いします。



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報道おかしいよ・・・

2011-03-23 06:34:07 | 震災支援・脱原発・環境問題
朝ズバで、ガソリン不足のことをやってましたが・・、作られていたフィリップが、
「被災地でも」 おかしいだろ!

昨夜のTV報道もNHKをはじめ、「必要な物資が現地に届かない」という現状だけを、それも悲惨的に伝えるようにさんざんやってました。なぜ、車の燃料がないことを伝えないんだ!

なんで、そんな単純なことを報道取材しないんだ・・できないんだ!!

今回の震災は、津波による沿岸震災なのです。津波が来なかった場所と来た場所に違いは天と地のようなものなのです。三陸沿岸はご存知のように、山が迫っています。海岸線が長距離に被災されたのです。ですから高台は車がたくさんあります。

道路も寸断されているように報道していますが、幹線道路をはじめ、あちらこちらの間道は通過できます。遠回りしたら行ける場所がほとんどです。もちろん、まだ車が入れない場所もあるでしょうが、急速に復旧しています。報道関係者が車で入れるのです。

花巻や盛岡の物流はどんどん回復しています。燃料があれば高台の地域住民も物流に協力できるのです。私も地域の商店が盛岡に買い出しに行きたいが、行けないということで、商店主に燃料を補給しました。マイクロバスで食糧を盛岡の問屋に買いにゆきました。 被災4日目です。

難を逃れた車を持っている家庭でも、買い出しにいったり、お年寄りを盛岡の病院に一度連れて行って帰れば、燃料がなくなり車を動かせなくなります。

必要な細かなニーズを被災者から聞くにも、山間地ですから車がないと往復できません。 

私達はディーゼル車を持ちこんでいます。軽油がなくても,緊急時はなんとか動かせmす。

昨日は、
①小型ガソリン給油車を派遣できないか・・あちこちに連絡し、札幌市にも相談しました。
しかし、そもそも小型のローリーがない。危険物を運ぶにはいろいろ資格がいることがわかり断念。
②携行缶を買い集める指示を出しました。これも品薄・・、東川農協さんが第2陣の燃料輸送隊の時に協力して頂きました。
③ディーゼル車をもう一台増やし、現地常駐させるため、えぞロックさんの協力で1台を確保しました。
④少ない燃料で走れるバイクを現地に持ち込んでくれる人を探し始めました。

被災地に物資を運べないのは、被災地に燃料がないからです。
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支援活動報告ブログ

2011-03-22 18:48:44 | 震災支援・脱原発・環境問題
 第2陣の斎藤、第1陣のほっしーが苫小牧に着きました。今晩は苫小牧いぶり自然学校に泊まります。

 現地のねおす栗林支援キャンプ地(栗林児童館)は、避難場所の栗林小学校の近くで、ふったやせっけんの活躍で、今日は10名を越える被災した子ども達が遊びに来たそうです。もう一か所の上栗林集会所に避難している子どもも数人いますが、離れているので、ワゴン車で送迎したそうです。

一方、第4陣(かず、ちえさん、かつお)は先ほど、皆様からご協力を頂いた物資をワゴン車に積んで出発しました。

なお、ねおすの支援活動のブログを立ち上げております。

http://blog.goo.ne.jp/neos_hokkaido
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頭を切り替えて

2011-03-22 15:33:45 | 日記

 札幌では内閣府の社会企業・企業、NPOスタッフスキルアップ研修の総括研修が始まっています。震災支援でインターンシップ生の終盤のフォローができませんでしたが、皆さん元気にお集まり(おひとりギックリ腰でホテルにいる方が・・・)頂きました。

 午後は私の担当講義。「社会的企業・NPOの評価・・マーケティング」でした。
新たな視点としての評価軸がテーマの講義です。ネットワーク性、理念としての協働性、多様性など・・・、活動の対象・顧客は誰だ?

計らずとも・・、まさしく今回の支援活動につながる「社会企業・NPO運営」の話しになりました。

私自身が、NPOとはなんだ? そもそも論を見直す機会になっています。

今回、私達がともかくも初動できたのは、被災地家族がすぐ身近にいたことが、まず第一ですが、本職がアウトドア活動ですから、現地がどんな状態でも、自己完結型に寝食できるという専門的な強みがあったからです。

ねおすというNPOの強みをやはりしっかりと専門的に質を高めるべきことに改めて気が付きました。

さきほど、第4陣が現地に出発することになりました。

原発が悪化した時の退避についても指示しました。

漁船も動かせるようにしておくぞ!!
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集まりました!!

2011-03-21 21:20:00 | 震災支援・脱原発・環境問題
ご協力してくださいました皆様、本当にありがとうございました。

明日出発の支援車第4陣の載せたい資材は集まりました!!
札幌の皆様、黒松内の皆様、感謝、感謝です。

皆様から頂いたモノと気持ちを 釜石市栗林地区の2か所の避難所にいらしゃる、鵜住居と片岸の被災者にお届けします。第4次ワゴンは明日の夕方のフェリーで現地へ向かいます。

えぞロック草野さんよりも、ディーゼル車の提供の申し出を頂いています。これを現地に配置し、機動力を活かしてゆきます。

今後は御用聞きスタイルの物資補給、そして電気が通じたので徐々に大型な家電品、たとえば洗濯機、TVなどを盛岡など岩手現地で手配し、避難所に配送してゆきたいと考えています。

また、直接被災していないが、2次被災者として山間地に取り残されてしまっている集落があることもわかって来ました。食糧などの物資が到着している避難所以外にも、孤立した集落へ食糧の供給など支援をしてゆきたいと考えています。

皆様からの義援金を有効に使わせて頂きます。
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児童館での活動開始!!

2011-03-21 17:56:40 | 震災支援・脱原発・環境問題
さきほど、帰路についた さいとう(第2陣)、ほっしー(第1陣)から連絡がありました。

ねおすの支援拠点とした、栗林児童館は建物も使えることになったとのこと。ここは
市の施設なので、釜石教育委員会が私達の存在を認識し、許可してくれたということでしょう。(22日夕方の報告で 社会福祉協議会であることがわかりました)

親元を離れていた子? 被災した子? 地域の子?かわかりませんが、今日はお母さん連れで何人かが遊びに来てくれたようです。

ふった、せっけんの出番が増えていることでしょう。

第4陣は、許される範囲の灯油、今日集めた支援物資、自転車、車椅子、長靴、運動靴、洗濯機などを乗せて明日夕方出発する予定です。

***
NHKでエールのような歌が流れると・・やばい・・私が泣いてどうすんだ・・。

しかし、現地ではいったん落ち着き・・これからのことを考えて改めて茫然自失する人達が増えているでしょう・・・。

ジョイからの電話にも・・友人の死などが分かって来て・・辛いとあったので・・・

「海に向かって 泣いてこい!」と 激励・・・

涙が勇気と元気の元・・・
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本日21日で集めたい物資

2011-03-21 06:23:47 | 震災支援・脱原発・環境問題

物資の受け入れは現在は終了しています。


ねおすでは岩手県釜石市鵜住居・片岸地区で被災地支援活動を行っています。
3月22日(火)に現地への第4陣がワゴン車で出ます。


現地第3陣スタッフが、携帯電波が届く場所まで来て、具体的な「今、現在」必要なテンポイントな物資について連絡して来ました。つきましては、みなさまから物資についてご支援・ご協力を承りたくご連絡いたします。

受付期間・受付物資は以下の通りです。
物資はスタッフが責任を持って被災地にお届けします。
みなさまからのご支援をお願い申し上げます。

【物資受付期間】
21日(月)9:00~17:00
22日(火)9:00~12:00
※上記時間以外は受付できませんのでご了承願います。
※必ず電話で受付を行ってからご持参願います。
※内容によっては受付できない場合もございますのでご了承願います。

【受付電話番号】
ねおす札幌事務所
011-615-3923 
(〒064-0952 札幌市中央区宮の森2条14丁目1-14)

※受付はねおす事務所のみですが、持込み場所はエルプラザでも可能です。
 電話受付時にお知らせください。
 (札幌市北区北8条西3丁目)

【必要物資】()は目安の数
下着(100着) 新品でお願いします。
   サイズは問いませんが、LやMが中心、男女子ども
靴下(100足) 新品でおねがいします。

運動靴(50足) これもできれば新品でお願いします。 サイズ25や26cm前後
    大きなサイズもあると嬉しいです。
    
長靴(女性・子どもも 50足)
    これは今現在緊急品です。多少使ったものでも構いません。
    も不明者の捜索へ地域の方々が出ていますが、
    運動靴で雪でぐちゃぐちゃになった被災地へでかけています。
    
野菜類(野菜スープの材料となるもの) 
    じゃがいも、大根、白菜、キャベツ、きゅうり、トマト、ほうれん草など…
各種調味料 コンソメなど…
お茶、紅茶、コーヒー
目薬
台所用洗剤
ゴミ袋
サランラップ
婦人用のズボン(スウェット等 50着)
洗濯用品(ハンガー100本、洗濯バサミ、フック、ロープ、洗剤)
洗顔フォーム・クリーム・ハンドクリーム (たくさんあれば…)
 
コンテナなどクリアーケース(箱)
※同じ形で5個セット以上(重ねられるもの)

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今後の動き方(第5陣)

2011-03-20 12:48:43 | 震災支援・脱原発・環境問題

第1陣で現地に入った私が戻ったので、ねおす本部会議を行いました。

今後は、3月末までを初動支援とし、4月以降の体制固めをしてゆく方針を決めました。

明日出る第4陣に続き、第5陣は、宮本が責任者となって現地へ赴きます。
26日(土)夜、今度は苫小牧からフェリーに乗り秋田に上陸し現地を目指します。
第4陣とは27日昼前後に遠野で打ち合わせ予定。

◆使命
・ミッションの見直しと体制整備
  ねおすは誰を対象に何をどこでどのように支援をしてゆくか・・
・他のボランティアの受け入れ態勢づくり
・御用聞きとテンポイント物資配達

被災者の動きは、流動的です。現地で復興を目指す人もいれば、今後は疎開、移住も視野に入れた人の動きも出てくるかと思います。

私達が中長期的に対象としたい「子ども達」が最終的にどこに住まうのか? 学校生活がどこで始まるのか? これらの動向情報を掴まねばなりません。

また、いろいろなタイミングが合って、私達は一気に被災現地に入り、前線となる拠点を設け、地域との関係性も築いて来ましたので、これを初動支援だけで終えてしまうのはもったいないことです。

さらには、支援をしてゆきたいという、何かしたい・何ができるだろうか?という「善意」がたくさん私どもにも寄せられています。これを現地と無理なくつないでゆく「中間支援」的仕事もあるかと思います。
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作戦会議

2011-03-20 11:32:12 | 震災支援・脱原発・環境問題
高木、宮本、荒井、上田、八千代で打ち合わせをしています。

①今後
第4陣(荒井、山口、高野)22日発で23日現地入り
23日の午後・・遠野で第3陣との打ち合わせ
26日アウト27日北海道着

②第4陣の使命 
・第3陣の情報を元にした情報の整理、管理方法の構築
・他のNPOとのネットワーキング
・被災者の今後御動向把握、ねおすの役割(できること)方向性づくり
・炊き出し ・・・ 第3陣は片岸地区の避難所の避難者数把握
・御用聞きと必要品のデリバリー

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110319 北上中

2011-03-19 12:05:51 | 震災支援・脱原発・環境問題
早朝、第1陣(高木)、第2陣(上田)函館着。

 函館のNPO法人 NORTH LARCH代表 キング水野氏の並々ならぬご協力で手に入りにくくなった燃料を補給。(株)はこせきのスタンドさんに大変お世話になりました。大沼自然学校のQちゃん、はるちゃんも買い出しに奔走して頂きました。

申し送り事項の打ち合わせをし、第3陣は笑顔が素敵な若い二人を送り込みます。ふった&せっけん。事実上は基本業務命令ですが・・、一応、志願という確認を改めてしました。
もちろん保険体制は万全です。

 長期にディーゼル車を借りるより中古を買っちゃった方が安いということで、かなり車体は痛んでいますが、快走できるハイエースを入手。さらには、緊急車両許可もキング水野氏が手配してくれました。

生活感あふれる車体一杯に荷物を詰め込んだ二人は・・、まるで・・○○落ちのような雰囲気を残し、12時発のフェリーに乗り込みました。(すいません・・こんな時に・・)

私とうえだんなは、北上。黒松内町へ。若見町長よりもお電話を頂戴致しました。黒松内町も支援を開始しています。状況報告をしに参上します。 義援金、被災者の受け入れなどいろいろと考えてくださっています。

その後、夜じゅうに札幌へ入る予定です。
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