グローバル時代に生きる子ども達～自然学校というカタチ

　昨日は毎日新聞主催の公開型座談会・・とでもいうのでしょうか。「グローバル時代を生きる子ども達」というタイトルで、その中で自然学校は何ができるのか・・というような会でした。

私の発言要旨は、ざっくり言うと、次のようなものでした。

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　日本は人口が３～４千万人も減って行く人口減国に突入してゆきます。グローバル時代と言われるようになって久しいですが、経済は資本主義の最後の局面に突入してゆくという感が私にはあります。少子高齢人口減社会でどうして右肩上がりの経済成長が続くのか、GDPがあがり続けるのか・・・、私にはさっぱり算数ができない。

　経済ばかりでなく、人の交流はさまざまなシーンで国際化されてくるでしょう。日本の大人達はその未来がどのようになってゆくか想像力が足りないと思います。人口の都市と郡部の開きはますます大きくなり、地方では過疎化が進むでしょう。北海道新幹線の運転・保線は海外からの移民を頼らないとできないかもしれません。アジアや諸外国の若者に比べて、どう贔屓目に見ても、日本の多くの若者は元気がありません。

しかし、グローバル化が進むという、その時代を生きるのは今、目の前にいる子ども達。大人達はことのことをもっと想像力を持って真剣に考える必要があります。

この子達に、いろいろな実体験をたくさんして欲しいと思っています。　頭で考えるだけでなく、身体で感じる、自分の安全の領域を出て新しいことをする挑戦する姿勢と態度を養うことが大切だと私は思っています。

私は、若者に対しても、子ども達に対しても、自然学校というカタチはそれが提供できると思っています。

グローバル時代に生きる子ども達

今日のオシゴトは、毎日新聞主催の　「グローバル時代に生きる子ども達　～　自然学校というカタチ」というシンポジウム。

くりこま自然学校の佐々木さん、グリーンウッドの辻さん、キープ協会の川嶋さん、日能研の高木さんとご一緒です。　シンポジウムの後の夜の懇親会がメーンかなあ・・・。

資本主義が行きつく先のグローバル化、日本の猛烈な人口減社会への突入・・・子ども達も未来は、大人達が思う以上に変化が予想されます。　その中を生きるのは私達オッサンでなく、今目の前の子ども達・・・。

だから、今、我々がすることは何なのだろう・・・。　そんなことを私も改めて考える一日となりそうです。

http://www.nichinoken.co.jp/event/seminar_global/

北海道自然健康倶楽部

自然療育活動に使う野外道具を積んだワゴン車、ネイチャーワゴンです。　大きなステッカーも作りましたが、もう少し暖かくなった方が、粘着性が良くなるので、貼り付けるのは後日です。

自然療育活動ふりかえり

苫小牧の精神科・植苗病院での自然療育活動（病院は森林療法の時間）は回数を重ねて来て、やって「これでいいんだな」という感じがつかめて来ました。

今日は小雨がぱらついていましたが、それでも20人近くの患者さんが参加してくれました。病院内でも慢性期で回復傾向のある方は外へ散歩に出ることが普段でも多くなってきているそうで、自己コントロールが良好のようです。　病院スタッフからも良い感想をいただけるようになり、信頼関係もできつつあります。

ボランティアさんやインターンも増えて、患者さんとの交流も進んでいます。
コミュニケーションを取るということは、私たちにとっても良い学びの場になっています。

木のスプーン作り

　昨日は、主催者側というよりも参加者側で一日、木のスプーンづくりを楽しみました。

参加者は黒松内町や寿都町から１５、６名。参加者は消費側にいる人達ですが。普段森でお仕事している人はおひとり、黒松内町ブナセンターの職員さんがおふたりでした。　

「木育」がテーマなので、林業関係の方や建築屋さんなど木材に関わるお仕事をしている方に来て頂きたく、スタッフのふったが町内を走り回っていましたが・・、なかなかお休みの日をつかってセミナーに参加するというのは、難しかったようです。

　島牧の木工家・吉澤さんをゲスト講師に、昨年から少しずつ整備を始めている学校の裏手の町有林から直径１５cm程の白樺を頂き、割って削って、木のスプーンを作りました。

私は、一生懸命に削り・・、右手の指が痙攣して麻痺してしまうほど、頑張ったのでした。

子ども達も参加していたのですが、吉澤さんの手入れもあり、大人が作ったスプーンよりずっと素敵な仕上がりになっていました。

それにしても、スプーンの微妙なカーブ形状は、なかなか考えられており、制作するのは難しい。

組木

　木製のひとつひとつの部材が組まれるにつれて、椅子になってゆく様子を見て.、一同、へえ～！

　黒松内ぶなの森自然学校の木育セミナーのひとこまです。　　講師は　島牧の木工家　吉澤さん。

電線リールテーブル

近隣で電気工事があり、電線を巻く巨大リールの芯を　重さんが仲介してくれてもらって来ました。
夏のぶなの森自然学校のキャンプ場のテーブルとなり、なかなか重宝致します。

　室内にあると大きく見えるなあ。

春休みキャンプは「まさかの時の」防災がテーマ

3月11日を前にした　９－１０日の子ども自然体験活動イエティくらぶ黒松内では、1泊2日で断水、停電を想定した体育館の避難訓練をしましたが、春休みも実施します。

何もない中での火起こし、お米の炊き方、水や食べ物を得る方法、暖かく寝る方法など、いざという時に役立つ知恵を楽しみながら学びます。もちろん、残雪で雪遊びも楽しもう！

お試しコース
　　○日程：３月２６日（火）～２８日（木）　２泊３日
　　○活動場所：黒松内ぶなの森自然学校　周辺
　　○対象：小学校１年生～６年生　定員：１５名
　　○集合・解散　３月２６日（火）札幌駅もしくは現地集合
　　　　　　　　　３月２８日（木）札幌駅もしくは現地解散
　　○参加費：１８，０００円（食費・保険代・宿泊費込）
　　　　　　　（交通費別途・札幌⇔黒松内　往復5,000円）

　　お試し編　ポイント①

　　「まずは考えてみる！」
　　災害が起きたら？水がなくなったら？ガスや電気が止まったら？
　　普段の生活の中で災害が起きた時どうなるか、どうすればいいのかを考えます。

　　お試し編　ポイント②

　　「基本の技を身につける！」
　　ごはんを食べるための火起こし、お米の炊き方、水を得る方法など、
　　普段の生活にも役立つ基本の技を身につけます。

　　お試し編　ポイント③

　　「まだまだ雪遊び！」
　　遊びも学びどちらも大切。残雪でまだまだ雪遊びを楽しもう！

5泊６日の野外キャンプもあるチャレンジ編も同時に実施します。

　

まさかの時のために・・チャレンジコース

最初の２泊３日はおためし編と一緒に活動し、後半からは身に付けた技を生かして、自分達でごはんを作り、まだ、雪のある外に泊まる野外キャンプに挑戦します！
北海道には冬の災害もあるからね。　何事も体験から。

　　　○日程：３月２６日（火）～３１日（日）　５泊６日
　　　○活動場所：黒松内ぶなの森自然学校　周辺
　　　○対象：小学校３年生～中学校３年生　定員：１５名

　　　○集合・解散　３月２６日（火）札幌駅もしくは現地集合
　　　　　　　　　　３月３１日（日）札幌駅もしくは現地解散

　　　○参加費：３０，０００円（食費・保険代・宿泊費込）
　　　　　　　　（交通費別途・札幌⇔黒松内　往復5,000円）

　　チャレンジ編　ポイント①

　　「覚えたことを応用する！」
　　お試し編で身に付けた技を１泊２日の野外キャンプの中で応用してみよう！

　　チャレンジ編　ポイント②

　　「野外キャンプに挑戦！」
　　災害で壊れたり、津波で流されたり、家や建物がなくなる可能性もあります。
　　北海道はまして・・、冬の雪の時期も災害は考えられます。
　　そんな中でも生き抜く事が出来る力を仲間と協力しながら身につけよう！

春休みキャンプのコンセプトは大家族」

ぶなの自然学校のキャンプのテーマは「大家族」と「全開遊び」 期間が長いキャンプだからこそ、たくさんの友達ができたり、時には喧嘩もあるかもしれない。

　でもね・・、仲間との関係も出来てくるよ。人見知りな子やキャンプに慣れていない子にもおすすめです。

お茶碗

　割れてしまった…、　随分と前からヒビが入っていたのですが、残念でした・・。

　この茶碗は、手に入れた当初は今ひとつでしたが・・、使っているうちに愛着が出て、大事にしてたのになあ・・・。

　気にったお茶碗を探そう。　今度買ったら・・、死ぬまで使うことになるかいな。