高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

地球岬

2018-03-20 11:55:03 | 日記

19日は札幌でねおすカフェ。最近はちょっと惰性的になってしまっていますが、それこそ継続こそは力なりということですでに20数回を重ねています。今回は「中國・台湾との交流」でした。

札幌に泊まり、翌日は室蘭へ。 昨夏の交通事故で手術入院で緊急輸送された先が、室蘭市立総合病院だったので、経過検診に訪れています。 肋骨がかなり骨折して、プレートやらビスがたくさん埋め込まれているのですが、その経過チェックのためです。

まっ、しっかりとリハビリしていないので、カラダの動きが以前のようにできないことはありますが、日常生活には問題はありませんし、埋め込まれた金具は、チタン製だということで、将来に磁気器械が必要なことがあっても問題がないそうで、骨格に悪い影響が出ていなければ、抜く手術は必要ないそうです。 次回6月くらいに検診を受けて、それにて病院通いは終了ということになります。

しかし、担当医のC先生が春から札幌の医大病院に移動ということでした・・・。 信頼できる先生なので、私も病院移動を希望してゆるされました。その場合紹介状が必要なので、室蘭のC先生が札幌のC先生に紹介状を書いてくださいました。

なので、室蘭には何か仕事がない限りは、もう行く機会がなくなりそうです・・・・。

で、訪れたことがなかった室蘭の観光名所「地球岬」に行ってきました。

地球岬という名前から、ヤマトが付けた名前かと思っておりましたが、これもアイヌ語起源であったことを知り、びっくりしました。 アイヌ語では、ポロ チケップ (親である・大きな崖のあるところ)で、そのチケップから 地球が発想当て字されたようです。

灯台の向こうの海の対岸は雲の中でしたが、函館方面、大沼駒ヶ岳があります。 内浦湾がまん丸であることがわかります。通称・噴火湾といいます。 巨大な火山があった、その爆裂火口、つまりカルデラという説もあります!!

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CONEラップアップフォーラム

2018-03-18 11:53:17 | いろいろシゴト

自然体験活動(特に青少年対象)を広げてゆこうというNPO法人自然体験活動推進協議会(通称CONE)なる団体があります。もう20年前になりましょうか。文部科学省の社会教育部門がバックアップして、全国の自然体験活動の指導者団体のネットワーキングをした時代があります。お互いのプログラムを情報交換し、共通した指導者養成カリキュラムを整備しようという試みでCONEリーダー養成が始まりました。それ以前に指導者養成をしている団体の指導者が講師役となり、スキルアップを目指したセミナーが大々的に全国展開された時代もありました。 アクティビティデザイン、プログラムデザイン、マネージメントやファシリテーションスキルをテーマにして2泊3日という日程でした。 これを実施することにより、全国の活動団体のネットワークが急速に進んだという背景もありました。

次第に全国各地でCONE集会が開催されるようになりましたが、ここ数年はちょっと下火となっていました。そのテコ入れと言ってもいいかと思いますが、CONE本部が主導して、本年度は全国各地の国立の宿泊体験施設を会場にCONEフォーラムが開催されました。 その各地の報告会を兼ねたラップアップフォーラム(ふりかえり)が東京代々木のオリンピック記念センターで開催されました。全国各地のCONEフォーラム開催の実行委員や参加者が集合しました。(旅費補助があるので、これも相当な予算ですな)

この事業は3年続くそうなので、(直接国の補助ではなくて、文科省が管轄する子どもゆめ基金というファンドが資金補助してくれています。 来年度の全国共通の基本テーマも論議しました。

結果は、自然体験活動の社会的価値 です。 この20年で自然体験活動は間違いなく広がってきてはいるけれど、社会的認知はいまひとつかな・・。そこで、我々の活動を我々が再評価再認識しようとの思いからです。

幼児期の体験活動、医療や介護との連携、木育活動、東アジアとの連携など、いろいろとサブテーマは作れそうです。 北海道大会は再び真冬設定になってしまいましたが、来年度も、私めが北海道フォーラムの実行委員長を仰せつかりましたので、それこそ、本年度をしっかりとふりかえり、新年度早々から動き始めいようと思います。(日程確保のためには今からだな!!)

 次回日程は

2019年2月15-17日です。皆様、よろしくお願いします。

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白中卒業式

2018-03-15 12:01:44 | 自然学校の日常

毎朝毎夕と学校送迎をしていたN家のWKNさんの中学卒業式でした。黒松内町には街中に小中がひとずつ、ひと学年20数人の規模の学校と、白井川地区に、児童数9人と生徒数2人の中学校があります。地域住民の強い希望もあり小規模学校が統合閉校せずに残っており、町内の学区外選択の通学が認められており、私たち自然学校ではその送迎を仕事として担当しています。今日はその白井川中学校の卒業式でした。

 1名の卒業生のWさんはN家の4番目のお子さん。 思い起こせは、一番上のお姉さんが小学校入学の時、山村留学制度も開始して、当時は別の小規模小学校でしたが、私たちの学校送迎仕事もスタートしたのでした。その小中学校は街中の統廃合されて、現在の白井川小中学校に通うことになりました。 学校送仕事は、N家のお子さんが全て卒業するまでは続けようと頑張ってきました。 山村留学生のYZさんは、1年間、高木家に下宿して、自然学校の催事にも参加しながら過ごしてきましした。彼女も来週に6年生の卒業です。 山村留学も本年で終了です。 この地域に朝夕、夕方は小中の下校時間が違うので、多くは3回の往復送迎。距離は片道17,8Kmあるので、毎日ほぼ100Kmの送迎走行をしていたことになります。

この仕事がなくなることは、嬉しくとも寂しくもあり、ルーチン仕事で時間が拘束され、制約がされていたので、大変さは解かれましたが、お仕事の対価もなくなりましたので、経済的にも痛し痒しであります・・・・。

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もうすぐ卒業

2018-03-14 23:01:48 | 山村留学

山村留学生が通学する黒松内町立白井川小学校の学習発表会。総合的学習で調べ学習をしてきた発表を全児童がしました。留学生のYZさんもしっかりと発表していました。テーマは町のシンボルでもあるぶな林の生き物でした。

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3週間キャンプのススメ

2018-03-13 11:30:55 | 主義・主張

黒松内ぶなの森自然学校の事業の最大の特徴でありメインイベントは、7月から8月にかけての長期3週間の自然体験キャンプにあります。2018年夏で20回目、いや21回目の開催になります。 長期の体験活動は子どもの「生きるチカラ」を育むのに効果があるという文科省調査もあり、2週間以上の開催が推奨され補助金や助成制度があったので、一時期は全国で50箇所以上で開催されていましたが、それもなくなり、また、長期キャンプは運営ノウハウや人材の確保もたいへんなので、今や夏の期間に2週間以上の連続活動を実施する団体は全国でも限られています。私たちは未だに3週間キャンプにこだわり継続しています。

送り出す親御さんの世代も変わってきたので、3週間キャンプは集まりにくくなりました。子どもの背中を押して送り出す親が少なくなって来たことが一番の要因だと思うのですが、10年ほど前までは、6月1日に30名で3週間、ある年は4週間キャンプの募集を開始したところ、1週間ほどでキャンセル待ち出ることが相次ぎましたが、ここ数年は、3週間コースは10名ほどしか集まりません。 1週間単位でも参加ができるようにしているので、今でも各週ごとでは20名位の参加者がいますが。

しかし、なんと言っても3週間~4週間コースは、これぞ体験活動という醍醐味があります。 3週間は大きな運営コンセプトが3期に分かれてあります。 大きな目標は3週間目に子どもたち自身が自分たちで2泊3日の活動を企画し実施するということにあります。

1週目 どんな参加者がいるか、どんなスタッフがいるか、その体験がメーンです。全員で同じ場所へ行きます。海、川、山など。もちろん年齢差がありますから、行った先で学年や体力で活動班を分けることもあれば、全員で40Kmのロングウォークやちょっと高めの山の登山をすることもあります。

2週目は、自然学校の周辺にはどんな自然フィールドがあるか、自然学校にはどんな野外道具があるか、そして、その使い方や料理の仕方、火のおこし方などを体験的に小グループに分けて、毎日、あるいは1泊2日で別々のフィールドにでかけて学びます。ここまでは、準備や片付けなど自分のことは自分でできるようになることが個別目標でもあります。 2週間目ともなると、疲れも出てきて、自分の思い通りにならないことも出たりで、喧嘩もあったり、スタッフ間でもそれぞれの個性、体力、野外行動力がわかってきて、チームワークがぎくしゃくもすることがあり、コミュニケーションづくりが重要な乗り越えるべき課題となります。    

そして3週間目はチャレンジ週間、自分たちで2泊3日のキャンプを企画し準備し実施します。 まずは自分がやりたいことをひとりで考えます。それを皆に発表しながら、仲間を募りグループ化してゆきます。これだけで2日間、時には3日間を費やした年もありました。そして、計画書づくり(行動計画、食糧計画、装備計画)を立てます。途中でスタッフチェック(関所)があり、そこで計画実行許可をもらわねばなりません。そのうえで、準備と必要なトレーニングに2日間、で、本番の3日間に突入します。

付添うスタッフは助言はすれどもできるかぎり直接は手をださないようにします。子どもだけではできないようなことには、子どもから依頼要請があれば、必要に応じて対処します。ですから、計画した出発時刻が過ぎてもなかなか出発できないグループも出てきますが、それは安全管理をする運営側のこらえどきでもあります。 そして、出発・実施となります。 意見の衝突や動けるひと動けないひともでてくるので、チームワークも大切です。ともかくも実行へ進めなければなりませんから、Donika-Suru-Ryoku(チカラ)、DSRが鍛えらる、 まさにアクティブラーニングそのものです。

4週ある年は、最終週は「旅」をテーマに自然学校周辺より遠くへでかけます。かつては、奥尻島一週などを実施しました。

スタッフは、自然学校のコアスタッフ以外に、この期間だけ臨時スタッフとなる専門性の高い人材、海外からのボランティアも多数で、英語が基本共通言語にもなっています。ですから、スタッフ運営側にとっても、毎年DSRが鍛えられています。本年も7月27日から8月14日までの3週間を予定しており、6月1日より募集予定です。

どうぞ、よろしくお願い致します。

2018

 

 

 

                                                      

 

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熱郛(ねっぷ)

2018-03-12 11:37:57 | コラム風味

私たちの住む、北海道寿都郡黒松内町字作開(さっかい)は、和名なのだろうか、アイヌ語なのだろうかという話を以前書きました。北海道の地名はアイヌ語表音に漢字を当てている例が多いのですが、作開という名は、いかにも開拓を思わせるのですが、アイヌ語研究者によると、現在の読み方だけでなく、その漢字を音読み、訓読みしてみるとアイヌ語の語感が現れてくるとの知見を聞きました。 すると、作開 ⇒サク・ヒラ ⇒ サッピラ ⇒ 「夏の崖」とも読み取れなくはない。この地域を見下ろす天狗岳の頂上付近は夏になると岩場が遠望できるのです。 やっぱりアイヌ語なんだと確信したことがありました。

我が地域の隣に、熱郛(ネップ)という地域があります。このネップというのはアイヌ語表記で、流木を意味するらしく、つまり「流木があるところ」ということになるのです。 しかし、現状のこの辺りを見ても流木はまったく見当たらない。

が・・、昨日の水道組合総会のあとの懇親会で雑談していると・・・、

「昔は、ネギを熱郛に取りに行った」という話が出てきました。 ネギを誰かがたくさん作っていたのかとも思いましたが、方言が混じったじいちゃん達の話なので、どうも話の筋が見えない・・・。 「ネギって、畑のネギですか?」

「ちげぇ、ネギだってば、漢字で根木ってかぐ」 つまり樹木の根っこなのでありました。 取ってきて乾かして割って薪にしたり、ほぐし(削る)したらしい・・。削ったあと何に使ったのかはききそびれた・・。

昔は、淵もいくつかあるような深い急流もあったらしい。大きな流木が川幅に詰まって水が溢れるのを防ぐ日常仕事があったのだ。 古老たちに聴けば、まだまだおもしろい話がありそうだ。

 

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総会シーズン始まる

2018-03-11 13:07:52 | 日記

年度末の総会シーズンが始まった。いっとう最初は地域の水道組合からだ。ここ黒松内町作開地域では、上水道を地域で管理してもう30年を越える。取水浄水場は町が作ったが、その管理と運営は地域住民が行っている。大きな修理があらば町が補助助成してくれるが、その他の経費は住民から徴収する水道料で運営している。 戸数は60戸ほどになっているが、基本料金月10㎥まで700円、超過料金1㎥毎に25円という、都会では信じられないくらいの水道料金だ。住民のほぼボランティアな労力によって健全な経営がされているのだ。

さてさて、総会は、役員をつとめているNPO,団体、役員をつとめているいくつかの団体等、むこう5月までいくつも続く。さらに昨日の水道組合の総会では、メンバーが重なる地域住民から、地域の福祉部会の催事が去年は行われなかったが、どうしたのかと別件で詰問されてしまった。アタシは昨年にその役員を下ろされて、別の福祉団体の役員に上からのお達しでスライドしたのだが、その後任が決まっていないらしいが・・・、「高木さんの責任だ・・」ということで・・・。 う~ん、めんどくさいが、その調整もせにゃあならん。

ともあれ、もっとも足下のぶなの森自然学校とNPOくろす野外計画社の年度末まとめ作業をそろそろとりかからないとならん・・・。

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3月11日

2018-03-11 10:49:24 | 日記

あれからもう7年も経つのだなあ・・・・。 

3月11日はニセコで娘の結婚式があった。式が終わり夜の披露宴、そして親族だけの二次会を終えて、自室に戻るまで地震による大災害が起きたことはまったく気づかずにいた。TVをつけて驚愕した。 そして、すぐさま黒松内スタッフだった釜石出身の柏崎Joyさんの実家をあんじた。夜遅くまで報道を見続けたが詳細はわからなかった。翌日自然学校へ早々に帰るとスタッフ達はTVを囲んでいた。が・・、釜石の状況は電話も繋がらずわからなかった。 福島原発の被害も刻々とニュースにあがるようになって来た頃、ついに釜石の市街のアーケード街に津波が押し寄せる映像が入った。 行くべきか行かざるべきか、行っても何ができるのか・・・しばし逡巡した。が、目の前に心配憔悴しているJoyがいる。行かないわけにはゆかない。すぐさま、函館方面の仲間に青函フェーリーの予約を命じた。

自然学校にある毛布や備蓄食糧や野営道具をワゴン車にめいっぱい詰め込んで、星山さんと彼女と私で函館に向かった。青函フェリーも運行を休止していた。そのためフェリーヤードは本州に向かうトラックが多数滞留していた。しかし、運のいいことに最期から2台目としてわずかな空間に車を乗り入れることができた。 それから 彼女の実家のある海岸から鵜住居川流域の支援活動が始まったのだった。

でも、今日は何事もなく・・・、あっけなく平穏に過ぎた・・・・。 被災地で避難生活を送る人々が同じ空のしたにまだ大勢いるのに・・・。  居たたまれない自分を感じるが・・・、 今、自分が生きていることに感謝したい・・・。

合掌・・・。

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第27回ねおすカフェ開催のお知らせ

2018-03-10 12:19:06 | お知らせ

第27回ねおすふらっとカフェ

話題提供「中国、台湾の子どもたちの北海道キャンププロジェクト」 

身近なことから、就職や仕事のこと、社会問題まで、ふらっと集まって、Flatな関係で世代間、異なる職業、立場の人と話をしあうという集まりです。「自分の居場所(仕事と暮らし)を自分で創れる人になってほしい」と願い、DonikaSuruRyoku/DSR(どうにかする力)を育む場づくりを行っています。→仕事以外で社会や地域と関わりを持ちたい人へ、新しい暮らし方を見つけるきっかけになれればいいな。

日 時:3月19日(月)19:00~2時間程度

今回の話題提供 「中国・台湾からの自然体験活動キャンプの受け入れ事業」 大類幸子@黒松内ぶなの森自然学校

参加費:500円(学生)、1,000円(社会人)

※参加費は全額、NPO法人ねおす共育ファンドに寄付されます。

飲 食:sappolodgeさんのbarで各自ご注文ください。
定 員:8名程度 
場 所:sappolodgeさんの1階bar http://www.sappolodge.com/

〒060-0055 札幌市中央区南5条東1丁目1-4

東豊線「豊水すすきの駅」から徒歩2分。

主 催:NPO法人ねおす共育ファンド
申 込:neosfund@gmail.com(富田)までメールをください。

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雪融けクイズ2018

2018-03-09 16:23:58 | 日記

ブログではアップしておりませんでしたが、実は恒例の雪融けクイズを3月3日より、私のfacebook上で開始していました。

今年の対象となる雪山は、添付写真のものです。(3月3日の様子です)

何月何日に完全消滅昇天するかを、おひとり様いち回答でご応募ください。こちらのブログへのコメント回答でもお受け致します。 当選者には、寿都湾の新鮮なホタテをどっさりとお届け致します。 なお、当選者多数の場合は、3名様の抽選とさせて頂きます。

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