実は大きな教育改革が進行しているらしい。 これまでの詰め込み型教育から、思考力を重視した「考えるチカラ」をつける教育だ。アクティブラーニングもこのための手法として注目されているようだ。 例えば、高校の歴史だ・・・、これまではザビエルは何をした歴史上の人物であるかという知識というか、覚えさせる、覚える教育だったが、将来は次のような問題が想定されるらしい。
1「単純関係」は
もしあなたがザビエルの布教活動をサポートするとしたら、どのようにサポートしますか。200字以内で説明しなさい。
2「カテゴライズ」は
もしあなたがザビエルだとしたら、布教のために何をしますか。具体的な根拠とともに400字以内で説明しなさい。
3「全体関係」は
もしあなたがザビエルのように、知らない土地に行って、その土地の人々に何かを広めようとする場合、どのようなことをしますか。600字以内で答えなさい。
これは、かなり難しい設問ですなあ。今の私でも回答できるだろうか。まっ、それなりに人生経験を積んで来たので、なんとが言語化するだろうが・・・(ほんと?)、これを人生経験が浅い高校生が回答できるだろうか・・・。そもそも正解がない試験問題になるね。採点する教師の力量も問われるね。現在の教師は詰め込み教育で覚えたことを答える試験の難関を突破してきた人たちだからなあ、そもそも採点者になるのは無理でしょ。
小中学高校の学び方そのものを大変革してゆく必要があるだろう・・。 さて、どうやって????
言えることは机についてガリガリ勉強したところで、問題解決力はつかないだろうな。 一方、基礎学力の低下も言われている。工学系企業の新入社員に中高校の物理を社内研修で実施していると、ある最大手自動車メーカーの技術役員から話を聞いたことがあった・・・。
21世紀型スキルとは、いったいなんだろう、そしてどうやって身に付けてゆくべきか。しかし、そのベースの力は 間違いなく体験型教育でしか獲得できないであろうと思う。