2008.6.8(日)曇り、晴
開店から一週間が経過し、厨房の仕事も少しばかり慣れてきた。それでもどっと来られたときには焦るものである。団体のお客様に同時に温かいものを出すのは至難の業である。今日のお客様は順繰りに来じょんされて、しっかりおもてなしが出来た。休日とあって通りがかりのお客様があるかなと予想していたのだが、ほとんどが地元の方々で意外ながらも嬉しい一日であった。なかでも、休日に里帰りをする若い人が来られて来客の平均年齢をぐっと下げている。本来ならば村に残っているはずの若者がすっかり居なくなってお年寄りばかりの村となり、やれ限界集落だのと叫ばれる社会構造は果たして豊かな国なのだろうかと疑問を抱く。高度成長の代償として村落の荒廃があるとしたら、国の発展、社会の発展って一体何なのだろう。
じょんのび村に子供たちの歓声が響いた。彼らの興味はモリアオガエル?のたまご。
村役(村で行う共同作業)のために帰ってきたり、子供たちを遊ばせるのに帰ってきたりした若者たちがちょっといっぷくするために立ち寄ってくれるなら、こんなに嬉しいことはない。
もうひとつお客様で多いのは、上林に移住してきた人達、定年になって都会からUターンしてきた人たちだ。里山ネットのHPや新聞記事などで有名な人などは来られていないけど、それ以外にもたくさんの人達が上林を気に入って移住しているのに驚く。「ヘビと雪が無かったらこんな良いところないのになあ」とはかみさんの言である。