晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

人間万事マキタのチエンソー 4/1

2011-04-02 | 日記・エッセイ・コラム

2011.4.1(金)快晴

 今日も木樵に出かける。今年6回目の山行き。使ってるチエンソーはマキタのME333なるもので、ホームセンターの展示品を破格値段で買ったものである。排気量33cc、バー長350mmというところで、およそ硬いクヌギの大木を倒したり挽いたりするものではないらしい。それをここ3年の間に数十本のクヌギの大木を倒し、玉切りも合わせると数百回切ってるわけだから無理もあろうかと思う。Img_2582
 そう先日からどうもエンジンの調子が悪い。かかりも吹き上がりも問題ないのだが、負荷を掛けるとブスブスと止まってしまう。バーの先端を下げているときはまだましだが、先端を上げると止まってしまう。燃料系統の故障かなと思い、農協に修理に出すことにする。本日使用する予備のチエンソーと2台持って家を出る。九時を回っているのだが農協のカーテンが降りたままだ。おかしいなあ休日でもないのに、、と思いつつ帰りにでもよればいいかと山に行く。
 山では予備のグリーンのチエンソーを使って作業する。倒した木を一回切って、周りの枝を処理していると、ガシャンと音を立ててチエンがはずれた。マキタの方は整備していたのだが、こちらは前回使ったままで持ってきてしまったのだ。それを小枝だけにねじって刃を入れたものだからはずれたようだ。別に損傷はないようだから、チエンをはめると問題ない。反省をしながらスパナを取りだしバーを外しにかかるが、スパナのサイズがまるで合わない。スパナはマキタの付属のもので、グリーンのチエンソーはかなり古いタイプらしい。参ったナーといいながらチエンソーを使わない作業を続ける。Img_2584_2
 ここで修理に出せなかったチエンソーがあるのに気付く。調子悪くてもだましだまし作業できるかなあと使い始めると、これがまた、俄然調子が良いのだ。結局普通どおりに作業して帰ったのだが、農協はやはり閉まっていた。といっても修理に出す必要は無くなっていたのだが、、、、。
 てなわけでたかがチエンソーで、一体ツキがあるのかついてないのかよく解らない
塞翁が馬のような不思議な一日だった。

【作業日誌 4/1】
木樵

今日のじょん:かみさんの腰の調子がよろしくないので、じょんのシャンプーをする。おとんぼパンの焼ける日なのでじょんを連れて行くと、サーキさんも来ていた。じょんも降ろしてやろうとするとちっとも降りない。押しても引いても降りないので、諦めて帰る。ところが家に帰っても降りないのだ。おかしいなあと思って反対側のドアから降ろすとすんなり降りる。そういえば乗せるときも運転席側からは乗らないので反対側から乗せたのだ。神経質というか律儀な犬だこと。Img_2581


こちらからは乗り降りできないのだワン。  

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雨読 京都北山を歩く(2) 3/31

2011-04-02 | 雨読

2011.3.31(木)快晴

 「京都北山を歩く(2)」澤潔著、ナカニシヤ出版、定価1,900円、1990年5月初版
同書の(3)号は2月26日に雨読コーナーでお知らせ済みである。ちなみに(3)は由良川水系と大堰川水系の一部の山と山里を紹介している。(2)は大堰川水系について紹介している。どちらも初版を購入して読了した後、20年近くたって再度読んでいるわけだ。Img_2586 前回にも書いたのだが、この本を読む目的は当初とは随分違っている。当初は山や村の地名や民俗歴史にはあまり興味がなかった。それでも山行記録や自分で発行していたMTBでの記録には、山名や峠名の由来などを書いていたようだ。そして例えば愛宕山や綿子池がはかない処ということや、衣懸坂が葬送の地ではないかというようなことも書いていたので、それは本書からの知識と言うことだったのだろう。
 特に周山街道から黒田、そして芹生峠、花脊峠、久多峠、左々里峠に抜ける道は京都の自転車好きの者にとっては恰好のトレーニングコースで、毎週毎週走ったものである。Img_0252

何がいいって信号が無くて、坂があること。


 著者の澤先生についても知らなかったのだが、1986年から京都民報に「北山の地名点描」という記事を連載されていたそうだ。そういったものが本書のベースになったのだろうが、実によく書かれた書である。というと以前に紹介した「西丹波秘境の旅」(2011.1.8参照)で随分辛辣なことを書いたので矛盾すると思われるかもしれないが、少なくとも「北山を歩く」は詳しく研究された内容とともに文学的な要素もあいまって素晴らしい書だと思う。学校の先生らしい展開というのが、「西丹波秘境の旅」では鼻についたが、本書では好きな先生の面白い授業を受けているような感じで読み進められる。
 私の執筆中の「大唐内のこと」にも参考になったこと柄が多くある。例えば弓削の甲賀三郎伝説や谷を「ダン、タン」というのは高句麗系かもしれないということなどである。
また、オウ地名についても私が最近書いていたら、とっくに「幽界と流人の島々を行く」という上下二巻の本を出しておられた。これはちと高価なので読んでいないが、いつか読んでみたいものだ。

【作業日誌 3/31】Img_2584
ソーチエン固定台作製 
ソーチエン研ぎ
薪割り
畑荒起こし

今日のじょん:ユキちゃんが遊びに来た。ジローも仲良いけどやっぱりユキちゃんが一番やな。Img_2577

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