晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大栗峠考(18) 12/14

2011-12-14 | 山・峠

2011.12.14(水)快晴

 二万五千分の一地形図丹波大町を飽くことなく見ていますと、志古田の山の神から600m辺りのところに南東の尾根を登る道が記されています。峠から小尾根を降りて本谷をトラバースして、崩壊部分を更にトラバースするとこの道の尾根に行き着きます。この部分は等高線がこんでいてかなり急峻で本谷より困難なルートかも知れません。志古田の山を上林川から遠望するとこのあたりにかなり顕著な岩峰が二本立っています。地元で言われる天狗岩がこれなのかなあと思っているところですが、もしそうだとすると、急峻で岩場があるとしたら、行者道としてのルートが考えられるかも知れません。京道いわゆる街道としての可能性は薄いようだが、行ってみたいところではあるのです。
Img_3394  
志古田南東の尾根、岩峰も見えます。


 本谷以外で道を考えるとしたら志古田と弓削を分ける尾根が考えられますが、大栗峠の降り口が志古田本谷だとすると尾根に上がる意味がないのです。その尾根の上部は弓削道だからです。最初から谷に降りないで弓削道を降りればいいと云うことになるからです。また、志古田谷からこの尾根に上がるルートも地形図で見る限り困難そうという気がします。
 ただこの尾根上に道があるとしたらそれは弓削道より快適そうな地形だし、直接志古田に降りるので理想的だとは思うのです。P1000569_2
 
尾根は二つの支尾根が集落に降り、右手の主尾根が上林川まで達しています。(大乗院石碑から)




 所在不明の「右弓削 左京道」の道標があるとしたら、大栗峠の志古田側すぐ下が最も濃厚だが、この尾根上あるいは尾根の志古田側で弓削に向かう道の手前が考えられます。候補としては志古田から弓削に越える四つの鞍部、ピーク452m辺りが考えられます。
 冬の短い午後を利用して、最も低い鞍部を越えてみました。志古田に入る橋上からもはっきり見える鞍部です。P1000555

最も低いところが弓削に越える峠です。


 丸山腰を越えてそのまま集落の方に行かず真っ直ぐに進み、佐々木さんのハウスの間から谷を越えます。(遊降谷といいましたか)谷に沿って下り、山に入っていこうというところに、お地蔵さんというか板碑というのかかなり古いものがあり、期待感が高まります。こういう遺物がどのようなものなのか、どのような年代なのかもっと学習する必要がありますね。P1000557
 
かなり古くて、文字などは確認できません。


 いずれにしてもこの道が単なる作業道ではなく、生活の道として古代から使われていたのではないでしょうか。つづく

【作業日誌 12/14】
薪割り

今日のじょん:かみさんが出かけるので朝の様子がいつもとちがう。ぽんぽこぽんには出てこないし、そわそわしている。ついには服装まで替わってしまった。敏感なじょんは褒美のジャーキーも食べないし、朝食も食べない。四時前におかーが帰ってきたら、さっさと朝飯食っている。なんとも神経質なことだ。それでも途中ユキちゃんが来たら楽しそうに遊んでいたけど、、、。P1000570

 

コメント
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