晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大晦 12/31

2011-12-31 | 日記・エッセイ・コラム

2011.12.31(土)晴れ

 遂に大晦(おおつごもり)が来ました。今年は雪が早くもう三度も積雪があったのですが、今日は珍しく晴れ、明日も持ちそうな天気です。なにしろ上林に来て以来三度の年越しがいつも雪で、それも尋常な雪ではないのです。初詣も冬山に行くような格好で参ってたのですが、明日はその心配はないでしょう。
 年越し蕎麦でいっぱいやりながら、今年はどんなとしやったかなあと思いを巡らすに、一向に大事が思い浮かばないのです。昨年はかみさんの入院があったりしてじょんのび村は大変だったのですが、今年は少なくともわたしたちとじょんの間では何事もなかったのかもしれません。
 周囲では大変なこと、悲しいこと沢山ありました。そして良いことはどのくらいあったかというと、いくつもないのです。まあ、それで良いんかな。
 
 「寝て待てど 暮らせど更になにごとも 無きこそひとの果報なりけり」
 寝て待っていたわけではないけれど、何事もないのが良いことなのでしょう。
 写真ファイルじょんのび村2011には2,586枚の写真があります。今一つひとつ見ているところです。
 今年は大雪でした、最終3月17日まで降っています。Img_2516

3月17日でこれだもんね。


 30年ぶりの積雪とかで屋根からの雪は背を越えるほどになりました。 この時期の写真はやはりユキが来たことです。1月6日に警察署から連れてきた日はほんとに惨めな顔をしていましたが、一年間ずんずん明るくなっていく様子が解ります。
 春までの間はガーデンシェッドが出来上がる様子が写っています。実に6ヶ月の製作期間を要しました。Img_2566
 
3月28日、このあと樋を作製。


 じょんのび看板ができたのは夏の終わりでしたか、これこそ3年余りの期間がたっています。
 また今年は山行の写真が沢山あります。サンドラ岩、猪ノ鼻峠、胡麻峠、鳥垣渓谷、シデ、大栗峠、洞峠その他。Img_2851
 
遂に発見サンドラ岩、5月3日。


 春から初夏にかけて薪の切り出しが大仕事でしたし、木小屋も三つになり、やっと満足に薪が用意できました。あとは少しずつ補充していけば良いかと思います。Img_2784
貯まりに貯まった薪、いまだに割り終えていません。 


 秋には入村以来初めての旅行に出かけ、じょんがペットの部屋に泊まれなくて大変な旅行となりました。じょんは一年間大きな病気もなく助かりました。
 じょんのび村は平穏でしたが、東北での災害は大きなショックでした。特に原発事故はじょんのび村も原発30Km圏内にあり、他人事ではありません。
 そうこうしているうちに新年が近づいてきました。
 来年はどんな年になるでしょうか?目標としてはドッグラン土の完成、身体の鍛え直しです。

 それでは皆さん良いお年を。

今日のじょん:毎朝ジャンプの調教、来年もよろしくっと、、。P1000691
 

 

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自転車取締について(3) 12/30

2011-12-31 | 日記・エッセイ・コラム

2011.12.30(金)曇、雪

 歩道を歩いている人は誰でも我が物顔で走る自転車に嫌な思いをされています。後ろからチンチンとベルを鳴らされると頭に来ます。速度の違うものが同じところを通行するところに問題があります。そのうえそこを通行するルール、マナーなんて誰も知らないし、誰も教えられないのです。例えば自転車はどちらを通るか、どちらから歩行者を追い越すか誰か知っていますか。法的には決まっているのですが、誰も知らないので意味がないのです。親は子に自転車の乗り方は教えますが、通行ルールなんて教えませんよね、自分自身も知らないのだから教えようがない訳です。ましてやマナーなんて教えられるはずがない、日常社会生活のマナーも教えられないのだから。
 更に困ったことは自転車には自動車のように強制保険が無く、任意の保険もあることはあるのですが加入する人はほとんど無いと云うことです。自転車で事故を起こしたとき損害賠償は全額自己負担となるわけです。小さな物損ぐらいならともかく、死亡事故を起こしたらそれは大変なことです。このことは元々自転車で他人を殺傷するような事故はあり得ないという想定がなされているからです。ところが実際には起きています。自転車が衝突し、歩行者が転倒したとして、打ち所が悪ければ死亡することはあり得ます。過去には歩道を走る自転車が植木屋さんの乗った脚立を倒し、転落した植木屋さんが死亡された事故がありました。結末がどうなったか解らないのですが損害賠償とか気になるところです。
 交通違反の件もそうです、自転車での違反には行政処分というのはありません。いきなり赤切符を切られるわけです。罰金はともかく、違反して検挙されればいきなり前科者ということでしょうか。これも自転車が重大な事故を起こさないという想定の下になされている事態でしょう。Img_1809 Img_1815
 



自転車旅行中自転車にとって最悪の道は国道16号線でした。写真は自転車は渡れない交差点、「自転車車道通行禁止」なのにいきなり歩道が消えた八王子バイパス。(2006,11,21)とにかく自転車は考慮されていません。


 ところが通勤や通学に自転車を使う人が増えてきた、ところが自転車を取り巻く環境は従来のままということで様々な問題が出てきたというのが現状のようです。つづく(続自転車取締については2011.12.20)

【作業日誌 12/30】
年末大掃除

今日のじょん:今年最後の、というより新年を迎えるためのシャンプー日、心配なのは体重のこと。「19Kg超えたら限界集落やで」なんてわけの解らんこと言われながら体重計に乗ると、、、、、、。セーフ18,6Kg、「まあ草壁ぐらいやなあ」なーんてこれまたわけの解らんこと言われている。P1000690


測定後、スゴスゴとシャンプーに向かうところ。

 
 

 

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鳥垣のこと(3) 12/29

2011-12-31 | 上林地名考

2011.12.29(木)曇、雨

 「地名の詮索は引用の学問なのであろうか」というのは地名の研究者山口恵一郎氏の言葉です。確かに引用は地名詮索の骨子ではありますが、それだけでは地名を理解することはできません。現地を見ることが一番大切ですが、見られない場合でも画像、地形図、地図、文献などあらゆる手段を以てその地の様子をうかがい知ることが大切です。地名はその土地と人間との関わり合いで発生します。人間と関わり合いのないところには地名は必要ありません。
 地名は農耕や狩猟などの生産や居住、通行などといった人間の営みに必要であって、地図も文字も無い時代にその言葉を持ってどのような土地か解るようにつけられたのでしょう。従って古い地名のほとんどは地形、地質を表すものだと考えます。
 時代が下って土地の所有に関する地名などが必要となってくると、何々屋敷とか、以前に紹介した武吉、吉忠などという固有名詞的な地名が出てきて語源を探るなんてことが難しくなってきます。
 近代になってくると行政の都合や観光などの受け狙いの地名なども出てきて、こうなると地名の文化などと言っている場合ではなくなってきます。
 中、奥上林の町名は光野町を除いて、すべてそういった合成地名で、そこには歴史や文化を彷彿させる余地は微塵もありません。(老富、故屋岡、睦寄、五泉、五津合、八津合、睦合)
 余談が長くなりましたが、鳥垣の地名について典型的な地形地名としての候補を挙げ、検討の材料としていただきたいと思います。
 坂尾呂神社北側の鳥垣集落を地形図で眺めていますと、上林川と草壁川の合流地点にあり、水の浸食が強烈であったことが想像されます。もちろん現在では両河川とも堤防が整備されていますが、28水(13号台風)の災害概況図(奥上林村誌)を見ますと両河川とも完全に決潰し、鳥垣は坂尾呂の里の高地部分を除き殆どの耕地が流失、埋没しております。Img_3873
 
鳥垣から草壁川を渡る。


 地形図の両河川を見ると、草壁川は庄に入るあたりから直線となり鳥垣集落の北西300mあたりで上林川に合流しています。上林川は草壁川合流地点の手前で流れを南から南西に大きく変えています。しかし太古の流れはどうだったでしょうか。両河川の合流地点に至るまでの蛇行の様子を見ると、上林川は直接、草壁川は金剛寺下辺りから鳥垣集落に向かって流れているように思えませんか。やがて草壁川の押し出す土砂によって上林川が西方向に向きを変えられたなどと想像しています。
 上林川左岸には志古田、弓削、古城山と顕著な環流丘陵が発達しています。こういう地形を作り出す水流がかつて鳥垣を襲っていたのではないでしょうか。P1000553 Img_2742 Img_2744
 



志古田、弓削、古城山の環流丘陵地形、上林川の蛇行によって取り残された地形。

鳥は取る、獲る、垣は掻く、欠く、つまり水流が土砂を取り掻く地形と読むことが出来ます。
 「青森県地名の謎」(松田弘州著)には南郷村中野の鳥喰(とりばみ)六戸町折茂の鳥喰谷地などの地名について、水流か崖崩れで「土地が取られ食われる」の意としています。
 また、「とちぎの地名を探る」(塙静夫著)ではカキ(柿)地名は洪水などによる崩壊、浸食地形に由来すると書いています。岐阜県の大垣はかつては垣と柿が併用されていたそうで、大垣は元々大柿で洪水に由来する地名という説もあるようです。(日本地名ルーツ辞典)

【作業日誌 12/29】
窓ふき掃除

今日のじょん:新じょん語録(2)半井飛び
 人気のお天気キャスター半井小絵さんがTVから消えて久しいが、彼女の可愛いところは天気図の画面に変わるとき両手を後ろにしてぴょんと向きを変えるところだったのだが、週刊誌というのは罪なことをするもんだぜ。
 実はじょんが雪中ぽんぽこぽんをするとき、ボールがもぐった地点にはすぐに行かないで、「みっけ」という感じで両手を出して後ろ向けにぴょんとボールのところに飛びつくのだ。この動作がすこぶる可愛くて、半井飛びと呼んでいる。この写真の中間に半井飛びがある。P1000641 P1000642

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