2014.7.18(金)晴、夕立
蒼島神社までの急登は先行部隊の役員さんによって草刈りなど済ませて整備されている。といっても年に一度訪れるだけなので、荒れた道だ。宮役さん達は正装の上、革靴の方もあって大変そうだ。それにしてもこの腐葉土はなんだ、元々は岩の島だったのだろうが広葉樹林の落葉でこんなに凄い腐葉土が出来るのだ。真っ黒でふかふかの腐葉土が蒼島のジャングルを養っている。
勝手に写った足下、腐葉土の様子が分かる。
やがて頂上の祠に着く、先行部隊が祭礼の準備をしている。神主さんも正装して、祠横のござの上で祭礼の準備をされている。御幣を榊に取り付けたり、お供えをしたり、こういうことは神主さんの仕事のようだ。この風景、どこかで見たぞと思い起こす。そうだ高知県物部町のいざなぎ流の神事の風景だ。いざなぎ流の場合は神主ではなく、太夫という。
お供えは餅、野菜、果物、昆布、御神酒等々でやがて祭礼が始まる。長い祝詞があるのだけど、蒼島神社のいわれがあるはずと注意して聞く。弁才天は後世に祀られたのではないかと予想していたのだが、果たして祝詞の中に綿津見神の名が出てきた。おそらく元々の神は綿津見神(海神)でこの地にたどり着いた海人族の信仰であると思う。
祝詞、玉串奉納
祝詞が終わると玉串の奉納で、各地区の宮役さんが順に奉納され、余った二つを他所から参拝のわたしと鈴木さんといったか、例年参拝されている方が行った。
さて気になる天然記念物の植物群落だが、密かに山渓のポケット図鑑を持ってきたのだが、開いてみる間もないし見たところで解らないだろう。キョロキョロウロウロしていると村の人が、「わたしもよく解らないのですが、あの白いのがナタオレノキですよ」と教えてくれた。「祠の横で倒れている大きな木は何ですか?」「タブだな」てなことで、ナタオレとタブは解った。つづく
白い幹がナタオレノキ、鉈の刃も折れるぐらい硬い木だそうだ。
【作業日誌 7/18】隣家の栗、柿伐採(獣害対策)
これでこの夏の猿うつは避けられそう。
【今日のじょん】最近ぽんぽこぽんしてもラストんしてもすぐに帰ってこない。ワンワン運動会以前の問題だ。「もっと遊んでくれい」というのか、「暑いからやってらんねえよ」といってるのか、それともなにか、、、、。とにかく早く帰ってこい