2014.7.19(土)曇り、雨
7月15日(火)蒼島神社祭礼行程表
じょんのびスタート 7:30
加斗松原の海岸着 8:30
桟橋スタート 8:50
蒼島着 9:10
祭礼 9:30
加斗海岸着 10:15
じょんのび着 11:30
祠の前後に大木が倒れている。周囲の木々に比べてだんとつに太い木なので寿命で倒れたのだろうか、災害ならば他にも倒れていそうだがとなにかと想像する。聞くとどうやらタブノキだそうだが、祠にかかっていればひとたまりも無いだろうと思う。この木が倒れたことは加斗の村の人も知っていて、蒼島山頂辺りの形状が変わるほどの変化であったと言うことだ。
祠をかすめて倒れたタブノキ、右は祠の下。根の拡がりがよく解る。
事前に蒼島の植生について下調べをしたが、樹木の種類を見分けるまでにはいかなかった。やむなくポケット図鑑をしのばせて渡島したが、図鑑を見る余裕もなく、また、見たところで種類が解るようなものではなかった。
帰ってから図鑑やネットの画像など見比べているのだけど、それぞれ違った画像があったり、似たようなものがあったりで特定するのは困難である。身近にあって、葉の形や実の様子など熟知して初めて解ることで、ちょいと見で解るようなものではない。
後で調べようと撮りまくった写真が何とも空しい。どれ一つ特定できないのだ。
何で木の種類を知りたいのかというと、これから若狭や丹波、丹後の森を調査したいと思うからだ。森というのは大島のニソの杜などに代表される民間信仰の聖地とでもいえばいいのだろうか。沖縄では久高島のクボー御嶽(うたき)をはじめ名も無い御嶽を見てきた。これらも森の一種であろう。そして上林の老富町で聞き取りをした時、大唐内に数カ所の森があることも聞いた。森ではないかと思われる数カ所も知っている。
この地方のこれらの森の元祖が蒼島ではないかと思うのだ。
宮役をされている西尾さんに、「来年も宮役をしていますので、またお詣りしてください」といわれた。「また、お願いします」
それまでに一杯課題を持って蒼島に行こう、少なくともタブノキ、ナタオレノキ、スダジイぐらいは確定できるようにしておこう。たった半日の行程でこんなに沢山プレゼントのある弁天さまにまたお会いしたい。おわり
さよなら蒼島、また来年。
【作業日誌 7/19】昨日伐採の木を搬入
【今日のじょん】昨晩は夕立の雷が引き続いて鳴り、怖かったみたいだ。小さい時は雷もちっとも怖がらなかったのだが、大きくなって怖くなるというのは何だろう。ウロウロそわそわしている様子が窺え、ゴミ箱もしっかり放り出していた。朝のこのちょー情けない顔を見ると様子がわかるでしょ。