晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大栗峠考(20) 12/16

2011-12-16 | 山・峠

2011.12.16(金)曇、雪

 話の筋がだんだん大栗峠から遠のいているかのように思われるでしょうが、大栗峠志古田道の謎を解く鍵は「右弓削 左京道」の石碑を発見することにあると思います。そんな意味で可能性は少ないだろうけど志古田、弓削間の尾根の峠道を探っているのです。
 峠を弓削に降りて、上林川沿いを探索に行きました、丁度市の水道の施設が新設されたところです。川沿いに古い道の痕跡でも無いだろうかと見てみましたが、ブッシュで確認は出来ませんでした。志古田、弓削間の通行は通ってきた峠が濃厚のようです。P1000564
 



 後ほど知ったことですが、志古田、弓削間の峠の北には二つの小ピークがあり、かつて弓削城と呼ばれる山城があったそうです。土塁や掘切など残っているそうです。
 弓削の中程には「丹波志」に湯ノワク古跡と書かれている薬師堂があり、環流丘陵の丸山には秋葉神社があります。今回時間が無かったので位置を確認しただけですが、いづれゆっくり訪問したいところです。
 志古田への帰りは上林川を渡って府道沿いに歩いたのですが、峠道に比してなんと遠いことか、徒歩である限り峠道が如何に合理的かよく解ります。
 帰り道では丸山腰の大乗院の石碑を見に行きました。年号が彫ってあるのですが、苔などの都合でよく読み取れません。文久のようにも思えるのですが、拓本の技術が必要だと思いました。大乗院については一向に何か解らないのですが、次に行こうとしている第二の鞍部方面を向いているのが妙に気になりました。P1000569

次の探索は石碑の向いている、あの鞍部。



【作業日誌 12/16】
白樫剪定

今日のじょん:雪の中で昨年みたいにパクパク遊ぶかなあと思ったら、シラッとしておりやした。なんじゃ。P1000576 P1000578


 

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大栗峠考(19) 12/15

2011-12-16 | 山・峠

2011.12.15(木)曇

 竹林を過ぎると杉の植林林となります。上林川沿いの田んぼが杉木立の中に見え隠れしています。道は植林の作業道のように思えるのですが、さほど作業されているようでもなく、獣も通っているけれどさほど足跡があるようでもありません。きっと昔から踏まれた道で、植林の中の道といえどもしっかりしているのかも知れません。P1000558 P1000559
 
植林の間から長野側の田んぼと上林川がすぐそこに見える。峠の弓削側は広葉樹の明るい林です。



 傾斜が増してくるとすぐ峠に着きました。弓削側は広葉樹の昔ながらの樹林でとても気持ちよいところで、
ジグザグの落ち葉の道が弓削に下っています。
 実はこの峠道には石仏などがいくつかあるという情報を得て来たわけですが、志古田側に一体あったのみで、道中には見当たりませんでした。あるとすれば峠の部分かなと思い、見回るのですが何もないようです。この尾根は上林川に向かって二つの小ピークがあります。そこには何かあるかなと思ったのですが、時間がないので行くことは出来ませんでした。
 大栗峠の頭に向かう尾根道は植林と広葉樹の境となっていますが、見た目歩行は可能なようですが、道とは言えないような状態です。大栗峠に向かう道がこの部分にあったとは言えません。やはりこの峠道は志古田と弓削を結ぶ生活道だと思います。P1000560
 
峠から大栗峠の頭に向かう尾根、明確な道があったとは思えません。


 丹波国大絵図に見るとおり上林の街道は現在の府道のとおり大町ー長野ー山内ー川原という風に走っていますが、現在の橋を当時の渡しと考えると峠道は志古田、弓削間を半分の距離で行けるわけで、主に利用されていたと考えて良いようです。
 また、大絵図では長野ー弓削という風に大栗峠に向かう街道が記されていて、志古田より上流に渡しがあったようにも思えます。となると人馬、荷車がこの峠道を通ったこととなるのですが、峠から弓削に至る道はそれなりの広さがありますが、志古田の石仏から先峠までのトラバース道は人が歩くだけの細い道で、かつて荷車の通られる道があったとは考えられません。それならば川沿いに道があったのだろうか、などと謎は膨らむばかりです。
 峠から弓削までの道は落ち葉に埋まった気持ちの良い道で、古道の雰囲気のある坂道です。心配なのは上林中、いや京都府中かな、張りまくられている防獣ネットです。山から降りてきた者はイノシシ同様里には出られないようになっています。別荘地の傍らに降りてきたところ、幸い防獣ネットは張られておらず、以前からのトタンが残っていました。P1000562 つづく

別荘の右に降りてきます。一番低いところが峠、トタンもいづれネットに変わるでしょう。



【作業日誌 12/15】
薪割り

今日のじょん:今日もかみさんが留守で、半日くすぼっていたじょん、かみさんが帰ってきたらもう大騒ぎである。何度もこの光景はお知らせしているのだが、エスカレートすること甚だしい。車の砕石を踏む音がするとサークルの中でぼーっと寝ていたのが、ガバッと起きだして玄関横の窓まで飛んでいくのだ。何しろ18Kgの物体が飛び跳ねるので、騒がしいことこの上ない。窓のカーテンの隙間から覗いて、尻尾を振るのだが、よく見ると尻尾は回転している。華の応援団の団長のキセルを思いだしていただきたい。それが階段に当たるものだからコンコンコンコンと大きな音がする。痛くないのだろうか?玄関が開いて帰ってきたら、、、推して知るべしである。P1000573

 

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大栗峠考(18) 12/14

2011-12-14 | 山・峠

2011.12.14(水)快晴

 二万五千分の一地形図丹波大町を飽くことなく見ていますと、志古田の山の神から600m辺りのところに南東の尾根を登る道が記されています。峠から小尾根を降りて本谷をトラバースして、崩壊部分を更にトラバースするとこの道の尾根に行き着きます。この部分は等高線がこんでいてかなり急峻で本谷より困難なルートかも知れません。志古田の山を上林川から遠望するとこのあたりにかなり顕著な岩峰が二本立っています。地元で言われる天狗岩がこれなのかなあと思っているところですが、もしそうだとすると、急峻で岩場があるとしたら、行者道としてのルートが考えられるかも知れません。京道いわゆる街道としての可能性は薄いようだが、行ってみたいところではあるのです。
Img_3394  
志古田南東の尾根、岩峰も見えます。


 本谷以外で道を考えるとしたら志古田と弓削を分ける尾根が考えられますが、大栗峠の降り口が志古田本谷だとすると尾根に上がる意味がないのです。その尾根の上部は弓削道だからです。最初から谷に降りないで弓削道を降りればいいと云うことになるからです。また、志古田谷からこの尾根に上がるルートも地形図で見る限り困難そうという気がします。
 ただこの尾根上に道があるとしたらそれは弓削道より快適そうな地形だし、直接志古田に降りるので理想的だとは思うのです。P1000569_2
 
尾根は二つの支尾根が集落に降り、右手の主尾根が上林川まで達しています。(大乗院石碑から)




 所在不明の「右弓削 左京道」の道標があるとしたら、大栗峠の志古田側すぐ下が最も濃厚だが、この尾根上あるいは尾根の志古田側で弓削に向かう道の手前が考えられます。候補としては志古田から弓削に越える四つの鞍部、ピーク452m辺りが考えられます。
 冬の短い午後を利用して、最も低い鞍部を越えてみました。志古田に入る橋上からもはっきり見える鞍部です。P1000555

最も低いところが弓削に越える峠です。


 丸山腰を越えてそのまま集落の方に行かず真っ直ぐに進み、佐々木さんのハウスの間から谷を越えます。(遊降谷といいましたか)谷に沿って下り、山に入っていこうというところに、お地蔵さんというか板碑というのかかなり古いものがあり、期待感が高まります。こういう遺物がどのようなものなのか、どのような年代なのかもっと学習する必要がありますね。P1000557
 
かなり古くて、文字などは確認できません。


 いずれにしてもこの道が単なる作業道ではなく、生活の道として古代から使われていたのではないでしょうか。つづく

【作業日誌 12/14】
薪割り

今日のじょん:かみさんが出かけるので朝の様子がいつもとちがう。ぽんぽこぽんには出てこないし、そわそわしている。ついには服装まで替わってしまった。敏感なじょんは褒美のジャーキーも食べないし、朝食も食べない。四時前におかーが帰ってきたら、さっさと朝飯食っている。なんとも神経質なことだ。それでも途中ユキちゃんが来たら楽しそうに遊んでいたけど、、、。P1000570

 

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大栗峠考(17) 12/13

2011-12-13 | 山・峠

2011.12.13(火)曇、晴れ

  志古田道の謎は、現在の道が果たして古来の道と同一なのかという点です。記録を見る限り昭和55年、府の事業として整備された和知、綾部山の家を結ぶハイキング道とそれ以前の志古田道は同一のようです。
 その時点で既に荒れていた志古田道を選んだ経緯は目下調査中なのですが、隣に健全な弓削道が存在するのに、あえて困難な志古田道を選んだ理由は謎ではあります。当時の関係者はまだ多くいらっしゃるので調べることは難しくはないと思いますが、それを調べるのは余り重要なことでは無いような気がします。
 つまり、それはハイキング道であって産業道ではないのでその道に対する真剣な選択もされないだろうし、府の事業で予算的にも潤沢で整備費に関する問題も出なかったのではないでしょうか。綾部山の家が奥上林の睦寄町に存在することから、同じ睦寄町の志古田道を選んだということではないでしょうか。弓削は中上林の五津合町なのです。少し強引な発想かも知れませんが、当たらずとも遠からじというところでは。P1000553

長野から大栗峠方面。手前が志古田。


 わたしが問題とするのは、現在の道と古代からの道が果たして同じルートなのかと言うことです。
 疑問を感じるひとつの理由は、志古田道に古道を思わせる遺跡、つまり道標や地蔵さまが無いことです。峠にも峠を越えた上粟野側の尾根にも施主志古田村中のお地蔵様があります。寛永十一年丹波国大絵図では弓削道が街道として記されているにもかかわらず、それ以降の時代の地蔵さまを志古田村、長野村が施主として祀っていることは志古田道が厳然として活躍していたと考えられます。そうすれば峠道に深く関わり合い、信仰厚い志古田の村人が峠から志古田の村までの間に何も残さないということは考えられないことです。P1000080
 
右 志古田 わかさ



 もちろん一度歩いただけのわたしが見つけられなかったと言うことかも知れませんし、崩壊して埋もれたとか盗難にあったとかいうことがあるかもしれません。しかしいくつかの踏査の記録を見ても遺跡らしいものは何もないようです。
 それではかつての街道が現在の道と違うものだったとしたらどうでしょう。違ったところに古い遺構や遺跡が見つかったとしたらこれは事件ですが、可能性としては低いものと思います。
 峠の道標や地蔵さまを見る限り、降り口は現在のものに絞られます。跡は小尾根を降りるか本谷を降りるかですが、小尾根の道はしっかりしており、古道の雰囲気も感じられます。所在不明の「左京道・右弓削」の道標があるとしたらこの附近だと思いますが、見当たりません。次に機会があれば本谷を下ってみたいと思います。P1000552
 

 

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自転車の取締について 12/12

2011-12-13 | 日記・エッセイ・コラム

2011.12.12(月)曇

 最近都会では自転車の取締についての報道が目立っています。健康指向、エコ指向から通勤などに自転車を使う率が増加したことと、自転車も軽快に長距離を走られるよう改良され、ファッション性も増してきたことが原因でしょう。それに伴って歩行者との事故が急増し社会問題化してきています。それを取締の強化で解決しようというのは無理があり限界があるかと思いますが、意識づけという意味では良いことかも知れません。
 実はわたしは25年前ぐらいから自転車通勤をしていまして、ツーキニストなんて言葉が出来る以前から実践していました。その目的は健康でもエコでもなく、トレーニングです。MTBにブロックパターンのタイヤをはめていましたので負荷は充分です。長岡京から中京まで15Km、毎日走るのですから、強くなること請け合いです。琵琶湖トライアスロンでは50傑には入っていましたし、皆生トライアスロンでは自転車は10位台であがっていました。
 しかし通勤は混雑する時間帯に街中を走るわけですから大変気遣いました。ヘルメット、ベル、ライトは必須品です。服装も夜間に目立つように白を基調にするなど気遣っていました。交通規則は厳守していましたし、もちろん信号無視することはありませんでした。通行区分は堀川通りなどの自転車通行可のところは歩道を走っていましたが、国道171号線などは車道を走っていました。
 今問題になっている歩行者と自転車の接触事故についてですが、わたしがジテ通(自転車通勤のこと)の時は一番気を使っていました。歩道では絶対に歩行者優先を遵守していましたし、ベルは付けていましたが使ったことはありません。歩道で前方に歩行者がいた場合はスピードを落として着いていきます。100%気付いて道を空けてくれます、「ありがとう」とお礼を言って追い抜いていきます。これは日本一周自転車旅行の際も実行していました。Img_0227 Img_0226
 
日本一周スタート時の写真。ライト、ベル、メーターは必需品。


 こんな感じだからレースや山行は別として、何十年も走って事故は転倒が3回だけです。雪道で一回と酔っぱらって2回です。今だから言いますが自転車の飲酒運転はしていました。飲酒運転は自転車の場合バランスを取るのが大変です。とにかく真っ直ぐ走ることが不可能ですし、バランスがとれなくて転倒します。ただ二輪や自動車のように他人を傷つけるというよりは自損の場合がほとんどでしょう。つづく

今日のじょん:最近はWジャンプの往復に挑戦している。ジャンプも往復もできるのだが、いつも確実に出来るわけでないので練習しているわけ。出来るようになったらハードルを少し上げてみようか。P1000549 P1000551

  

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じゃがいも収穫 12/11

2011-12-11 | 違いのわからん農学士

2011.12.11(日)曇

 初雪も降ってじゃがいもの葉っぱも萎れてきました。すでに試し堀もしてあるので本格的に収穫することと致しました。今回の品種はニシユタカという秋専用の品種のようです。煮くずれしにくいタイプと書いてありましたがそのとおりでおでんに炊き込んでも原形を保っています。
 この時期のじゃがいも栽培は初めてなので色々試してみました。

 実験一、この時期のじゃがいもは切って植えつけてはいけないとありましたが、本当かどうかやってみました。土中の温度が高く、腐ってしまうそうです。小さい種芋は丸のまま植えて、100%の発芽率、大きな種芋3個を二つに切って植えたところ、出てきたのは2本のみで、やはり丸のまま植えつけるのがよろしいようです。ちなみに出なかったところの土中には何の痕跡もありませんでした。
 
 実験二、芽かきをすると大きな芋がとれるか?
 種芋植えつけ後何本も芽が出てきます、これは芽かきをして2,3本にすると大きな芋になるとありました。これはなるほどと思い、すべて芽を3本にして育てました。茎が10cm伸びる毎に土寄せをし、施肥をしていましたらすこぶる大きな芋が収穫できました。最大のものは478gもあり、逆に料理にはつらいものがあります。これがはたして芽かきの効果か否か解らないところですが、次回は芽かきをしないものとするものを分けてやってみたいと思います。P1000544

収穫したものは、土を付けたまま冷暗所で保管します。



 実験三、芽かきをした芽を植えつけると芋は出来るか。
 この実験はだれもやってないと思うのですが、わたしも結果について予想は出来ませんでした。例えば大根や白菜の間引き菜を植えつけると同じように育ちます、ところがじゃがいもの芽は種芋から出ているわけで、芽かきした芽は種芋から放されることになり条件はかなり違います。
 結果は大変気になるところであり、わくわくして掘ったのですが、植えつけた3本とも無事に芋を付けていました。大きさはさほどでもなく、数も株に一個だけでした。畑に余裕があれば、芽かきした芽も植えつけておくと収穫出来、何となく得した気分になること請け合いです。P1000543

芽かきした芽からできた芋。 



 実験四、夏に収穫したキタアカリ、しかも芽出しをしないものが秋に育つか?
 キタアカリは芽が出にくい品種だそうです。しかも9月8日とかなり遅くに植えつけました。諦めた頃に芽が出てきて、4個中3個が育ちました。まだ葉が青々としているので収穫はしていませんが、もし順当に育っていたら来年は収穫してしばらくして植えつけ、二度収穫しようと思っています。二度芋というぐらいですからね。P1000446

11.26の写真、左がニシユタカ、右がキタアカリです。
葉の形状も茎の太さも違っています。




【作業日誌 12/11】
じゃがいも収穫
ゆず大根作製

今日のじょん:夕べモモ姉さんが来たので今朝は嗅ぎ回って大変だ。写真は先日の初雪の様子を撮ったものだが、まあこういう感じで嗅いだり、マーキングしたりで忙しいこと。P1000534  
 

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続・獣害対策 12/10

2011-12-10 | 日記・エッセイ・コラム

  2011.12.10(土)曇、晴れ

 農耕が発達すると、原始原野であったところを切り開いて野生動物を追い出したことは事実です。しかしそのことを否定するなら、日本列島は未開の原野であって、獣害だの動物愛護だのと言っている人間自体が存在していないこととなります。
 田口氏は狩猟と農耕はわかちがたい絆で結ばれていて、人間が山の自然を守っていた過去にはそれぞれのバランスが保たれていたと言っておられます。
 獣害はそのバランスが崩れていることから起きています。つまり、野生動物を山に追い上げていた「人間の営み」が退潮しているということです。P1000537
 
ネットの向こうにネットあり。P1000540

ネット脇に何キロも続く獣道は人間と獣の最前線を思わせる。
 


 現在我がじょんのび村の周囲にはあらゆる野生動物が徘徊しています。イノシシ、シカ、サル、アライグマ、アナグマ、イタチ、タヌキ、キツネ、ヌートリア、ノウサギそしてクマの形跡もあります。北は谷と山、西は家、南は道路、東は空き家となっています。P1000423
P1000424_2



家の裏はだれも入らない山、おっとそこにサル発見。

 境をなすものは北の一部に防獣ネット、東の畑に防獣ネットがあるのみです。要するに獣達を防御する囲いは無いに等しい状態です。獣達は昼間でも目視できる状態なのですが、その境から入ってくることはありません。それは皆無ということではなく、不在の際に猿が大根や椎茸を狙って来たこともありますし、夜中にのり面を猪に掘られたこともありました。しかし獣達が凌駕している北面の山、東の空き家とは雲泥の差があります。隣の家の屋根は猿たちの遊び場になっていますし、裏庭は猪の餌場と化しています。彼らは今のところわたしの家の敷地には入ってきません。P1000239
 
ここは全面イノシシに掘り起こされています。向こうの建物は我が家。


 氏の言われる「人間の営み」の圧力というものが如実に現れています。問題は個人の家ではなく、村全体のことなのです。

 氏は熊を追っていた犬も今や愛玩犬と化し、山菜まで安価な中国から輸入していると「人間の営み」が自然から撤退している事に警鐘を鳴らしています。
 自然の中で、人が占めていたエリアが空いてきた。そのためクマなどの野生動物が、空っぽになった里に下りてくるようになりました。と氏は説いています。単純なこの言葉の中にこそ獣害対策の根本があるのではないでしょうか。
この新聞記事はじょんのびに置いておきます。意識のある方は見てください。

【作業日誌 12/10】
杉皮むき

今日のじょん:じょん語録57で鍋猫じょんを紹介したのだが、違う意味での鍋猫じょんを発見した。お昼はねだりに来ないのだが、なぜか夕べの残りの鍋を炊いてると寄ってくるのだ。やっぱ冬は鍋がいいねえ。P1000529

鍋の時は背後霊のように寄ってくる。

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獣害対策 12/9

2011-12-09 | 日記・エッセイ・コラム

2011.12.9(金)曇、雪、雨、晴れ

 朝の外気温2℃、今季最低の気温で朝の内霰が降っていたが、やがて霙になり、今日が初雪と言っていいのでしょう。やっと普通の冬がやってきたという感じです。
 念道の防獣ネットも精力的に張り巡らされ、念道橋に至る道など恒久的なネットになろうとしています。ネットが張り巡らされるにつれて直接的な獣害は減少しているのかも知れませんが、あの赤さびのネットが実は自分自身の心の周りに張られていくように思うのはわたしだけでしょうか。
 先日獣害に対して対処療法ばかりで根本治療がなされていないという記事を書きましたが、それでは根本治療というのはどのようなものなのでしょうか。
 山と里の間に緩衝地帯を設ける、というのがあります。これは山、ブッシュから獣が里に出て来にくいという意味で大きな効果があるようです。しかしこれだけをやっていても効果は続かないと思います。つまりこれだけでは対処療法と変わらないのです。P1000504
P1000507_3 恒久的なネット工事と右岸の果てしないネット。


 では根本治療とは何でしょう。山と里を50年前の状態に戻すことです。
 50年前の状態を思いだしてください、里に猪が現れましたか、鹿や猿を見たことがありますか?。山中には彼らは居たのです、わたしたちの父母は山で猪を目撃しています。わたしも猟師さんに撃たれて担がれて山を降りてきた猪を見ました。それでも里で、田んぼや畑では決して彼らを見かけることはありませんでした。
 ところがわたしの年齢を50年前に戻せないと同様、里や山の環境を50年前に戻すことは不可能です。
 しかし面を張っている膨大な金の一部を循環型農業、循環型林業への回帰のために使用すれば、少なくともネットよりは効果があるのではないかと素人考えながら思うのです。
 12月2日の讀賣新聞の立命館大講座「日本文化の奔流」に東北芸術工科大教授の田口洋美氏が眼から鱗の講義をされていました。
 獣害などに対してわたしたちは「もともと獣達のいた山野に人間が侵入し、彼らのすみかを奪って開発を推し進めた。獣害は追いつめられた彼らが食料を求めて里に出てくるのだ」という風に理解しています。マスコミも動物愛護団体などもおおかたこういった風の考え方なのではないでしょうか。
 ところが田口氏の言われるところは狩猟と農耕のバランスが重要で、例えばクマが里に出てくるのは人間とクマとの圧力の問題であると言われています。これだけでは一体何のことか解らないと思いますので明日続いて御紹介したいと思います。つづく

【作業日誌 12/9】
机上収納棚改良、ブックエンド代わりの小物置き棚やキーフックを付ける。P1000530 P1000531

こういうものが無いと横から本が落ちるのです。




 今日のじょん:じょんのびフォトブック「じょんとも」ができあがり、是非見に来てちょうだい。なお、登場犬のプリントも用意してあるワン。P1000533

表紙はじょん君のジャンプ。

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雨読 たたら 12/8

2011-12-09 | 雨読

2011.12.8(木)曇、雨

 歴史を観る上で、鉄は不思議な物質です。稲(農耕)とともに歴史の主役であるはずなのに、影が薄いのです。鉄が日本の歴史に登場するのは稲と相前後していますが、稲もそうであるように鉄ももっと以前から存在していたという説もあります。
 古代において国家の成立に鉄が大きく寄与したと同様に現代に於いてもやはり産業の基礎は鉄が担っていると言ってもいいのではないでしょうか。日本に稲が無かったとしてもそれなりの穀物がその代用をしただろうと思いますが、鉄の代用はあり得ないのではないでしょうか。そんな鉄なのにわたしたち一般的には大変疎い存在なのです。
 日本一周自転車旅行で東北釜石周辺の磁鉄鉱、中国山地のたたら製鉄など初めて知りました。そして学習するにつれて、全国各地に製鉄遺跡があり、わたしの地元にさえ鋳物師が存在したことが解りました。
Img_4667
たまたま見つけた隠地たたら跡(島根県横田町)


 それなのに鉄、製鉄についてわたしたちが疎いのは、近世までの製鉄は山中で一部の熟練した集団が行っていたし、明治以降になると大企業による独占的な製造が行われていたからだと思います。つまり稲作などのように誰でもが行い、身近に見聞きできる産業ではなかったからでしょう。
 鉄のことが知りたくて多くの書物を集めました。その中のひとつです。P1000525

鉄に関する本、まだ読んでないのが5冊。


 「たたらー日本古来の製鉄技術」黒岩俊郎著 玉川大学出版部 1976年第一刷
定価950円 購入価1,000円

 黒岩氏は東大工学部冶金学科を1950年に卒業された技術系の博士です。本書は技術史の立場からたたら製鉄について書かれているのですが、大変解りやすく書いてあります。たたらの歴史については工学的な面と歴史的な書物、多くの資料を駆使して書かれています。
 最も興味深いのは三章で各地域のたたらと題して、東北から南九州まで旅行記風にまとめられており、地域のたたらが具体的に理解できます。この中にも鉱石や鉄滓の化学分析などが盛んに登場し、科学者らしい説得力があります。
 高師小僧(たかしこぞう)と同様の沼鉄鉱である鳴石(なるいし)なども登場し、古代の製鉄にも想像を馳せるものがあります。
 本書を通して氏の資源や環境に関する主張が見られ、単にたたらの技術的な解説書ではないことが頼もしく感じられます。
 この本だけでわたしの持つ疑問がすべて解けるわけではありませんが、鉄やたたらについてもっともっと知りたいという欲求を呼び起こす一冊でした。

【作業日誌 12/8】
山林用道具収納箱作り、経費ゼロ。

今日のじょん:いくみちゃんが帰ってしまってこころなしかしょぼんとしている。写真を見ていたらこんなの出てきた。こういう甘え方はわたしたちには決してしないのであるよ。P1000514

 ごろにゃーん

 

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おいしいもん 12/7

2011-12-07 | 日記・エッセイ・コラム

2011.12.7(水)曇

 上林に住まいしたお蔭で美味しい物を頂く機会が多くなりました。水やお米が美味しいのは毎日のことでありがたいのですが、野菜や果物などでも採れたてのものが食べられるので美味しいのでしょう。大根や白菜など自分で作ってるものは、あまり作り方は上手くないのですが美味しいのです。先程まで畑で生きていた物を数時間後にいただいているわけですから。
 地産地消とよく言われますが、都市生活では得られない特典があるようです。
 最近の美味しい物を少し紹介しましょう。

 猪肉
 夕べしまだやさんでぼたん鍋をいただきました。上林の猪を上林の猟師さんが捕って、上林の料理人さんが調理して、上林のわたしが食べました。地産地消を地でいっています。毎年数回ぼたん鍋を食していますが、今回の肉は軟らかくて脂ののりが最高で大変美味しくいただきました。聞くと今季最上の肉だったと言うことです。まだ充分寒くはなっていませんが、今年は山の餌が豊富なようです。
 夕べもそこそこ寒かったようですが、とにかく暑くて汗かくような夜を過ごしました。猪効果なのでしょうか。2011120619460000




これぞぼたんだ!




 かぶ
 近所でもらったかぶなんですが、大きいかぶは千枚漬けにし、小さなかぶはサラダにして食べました。千枚漬けはまあいつもの味というところですが、このこかぶが美味いこと、かぶがこんなに美味しい物とは知りませんでした。来年はじょんのびファームでも作ろうと思います。P1000443

これが実に美味かった、畑の中トロ。 



 しいたけ
 男前どんこ椎茸も3年目になり、一発でかいのが咲いたかと思ったら後が続かず今年はあの味が賞味できないのかと諦めていました。ところがふと椎茸小屋を見ると、数本の原木なんだが、小さいのがポツポツと出ています。その中にしっかりしたのがたまにあり、その都度収穫して食べております。美味いねえ。

 大根、じゃがいも
 大根は例年通りすくすく育っております、沢山あるので少しだけ沢庵漬けにしようかなあと思っておりますが、一昨年の失敗が尾を引いており思案しております。市販のツカールとか使えば上手く漬かるということも聞きます。たきものによし、おでんのぐによし、おろしによしと楽しめる食材です。P1000524 P1000472
 
どちらも初収穫。


 じゃがいもはニシユタカという品種を植えつけ、今日試し掘りをしました。気温が高いせいか葉がいつまでも青々としていて、やっと黄色くなった一本だけを掘ってみて、予想以上に大きな芋がとれました。夜はポテトサラダにしていただきました。美味いよ~っと言いたいところだけど春植のキタアカリには負けるねえ。
 次の好天時に全てを収穫したいと思っています。ただし後から植えつけたキタアカリだけはもう少し置いておこうと思っています。なんてったってこちらはもっと青々としているのですから。

 盛岡冷麺とあさ開
 これは地産地消ではありませんが、東北岩手の代表的な食べ物とお酒です。お土産にもらったのだけど、寒い夜に暖かい部屋で食する盛岡冷麺は最高です。わたしは麺が気に入ってるのですが、キムチが入っているのが冬にも良いわけ。
 あさ開は盛岡のお酒で、岩手の米、水、人にて醸造された逸品、南部流生酛造りといってこくが素晴らしいのです。P1000499





【作業日誌 12/7】
杉皮むき

今日のじょん:もういくみちゃんべったり。ずーっとくっついてんだから呆れかえる。朝の散歩もそうだ、おしっこうんこはさっさと済まし、あれっどこ行ったかなと思ったらベランダに還っていくみちゃんが起きてくるのを待ってんだから、、、、。P1000517

おとーは眼中に無し。



P1000520 P1000523 散歩もランもルンルンルン。

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じょんのびDIY大賞’11(5) 12/6

2011-12-06 | DIY

2011.12.6(火)曇

 ノミネート(8)チエンソー収納箱
 山仕事の帰りに薪を満載して、チエンソーの居場所がなくなるケースがよくあります。運転席に置いたりしているのですが油汚れが気になります。てなわけで、よく見かけるのですが収納箱を作りました。収納性も大切ですが、付属工具や携帯用のチエンソーオイルなども収納出来るようにしました。普段の整理もつくし、山行きの場合も工具などを別に持っていく必要もなくなりました。P1000491 経費はゼロ円です。

 


 とりあえず8件のノミネートで今年度のDIY大賞を決めたいと思います。まだまだ作りたいものはあったのですが、なかなか時間が取れません。今現在はドッグラン土に精出していますが、予告看板のようにもうそろそろ補修しなければならない物も出てきました。雪除けの玄関前室もこの冬の完成予定でしたが来年に持ち越しです。

 DIY大賞には出さなかったのですが、芝生の補修も始まりました。
 9月には肉球芝生が伸びすぎて肉球の形が無くなってきたので、切り取ってじょんのび坂に張り付けました。また、10月には芝生広場のクローバーがはびこった部分2㎡をじょんのび坂とドッグラン土予定地に張り替え、新しい芝を植えつけました。今年はシーズンが終了したので芝の張り付けはこのぐらいで、来春はもっと本格的に張っていかなければと思っています。Img_3825 Img_3824

茂った部分をのり面に


P1000054 P1000055


クローバーのはびこった部分を平面に


今日のじょん:いくみちゃんが来てヒコヒコ。P1000509 P1000510

左は電車にびびっているところ。

 

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じょんのびDIY大賞’11(4) 12/5

2011-12-06 | DIY

2011.12.5(月)曇、雨

 ノミネート(5)倉庫の棚
 軽トラあっぱれ号を嫁に出した関係で、車庫がひとつ開きました。増えすぎた用具をここに片付ければすっきりすると思いきや、そうはいかない、並べたらあっという間に満杯となってしまうのです。空間はかなり空いてるのだけれど、地表の開き面積はしれたものなのです。ここは如何に空間を利用するかにかかります。棚を作るなり、吊り下げるなり、とりあえず棚を作ろうってことで作りました。2×4を4本、1×4を9本、あとは残り物の材料を使って作ってみました。棚は日曜大工の基本です、真っ直ぐと同じ長さに切れないことがいかに作業を困難にしていることか。組み立ててもガタガタするし、正四角形にならないで、平行四辺形もしくは菱形になるのが辛いところです。やはりこのくらい大きな物になりますと筋交いが必要だなあというのが反省です。P1000122_2 P1000121 経費は2,490円

収納棚作製中の作業室と倉庫
 

P1000197

完成後の両室


ノミネート(6)プリンタ台
 プリンタを買い換えたら従来品より随分大きくて、とても机上には置けません。かといってその周辺に置く場所はなく、やむなくキャスター付の台を作り、机の下に保管することにした。二段の台にして下段は用紙やマニュアルなどを保管出来るようにしました。購入材料は1×4材1本、アングル2個、キャスター4個で700円、あとはあり合わせの材料で作り、かなり満足のいく作品です。P1000328




 ノミネート(7)机上整理棚
 パソコン関連の機材と配線がどうしようもなく乱雑となり、辞書や図鑑が机上を占領することと相成ったので、目前の空間を利用すべく整理棚を作りました。購入材料はアングル4個と蝶ネジ1個の500円、残りはあり合わせの材料です。三階建てにして、1階はパソコン機材と配線、2,3階は辞書や図鑑を保管し、机上は随分すっきりしました。あと鉛筆などの小物入れとおしゃれなキーフックを付けようと思っています。P1000440 P1000441

収納棚とパソコン台で机周りすっきり。



【作業日誌 12/5】
杉皮むき

今日のじょん:朝寝坊して忙しいときに限ってなかなかうんPしない。やたら場所が広いせいかあっちこっち選んでばかりだ。くるくる回り出したらいよいよなんだが、なんかの拍子に止めてしまう。また一から場所探しでもうこちらはイライラ、ところがだ、雨の日なんかは濡れるのが嫌なもんだからサッとやってしまう。出来るんやったらいつもやらんかい。P1000502


もうちょいってところ。

 

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じょんのびDIY大賞’11(3) 12/4

2011-12-05 | DIY

2011.12.4(日)曇

 ノミネート(2)看板
 7月16日(土)店の看板が出来上がりました。【作業日誌】にはこそっと書いていますが、実に開店以来3年余りの歳月が流れているのです。構想は随分以前から出来ていました。しかしそれなりのものは作らなければというプレッシャーがなかなか手を付けられない原因となっていました。
 それは村上建設さんからいただいた銀杏の一枚板です。端材や合板になら簡単に書いたり彫ったり出来るのですが、この板にはそうはいきません。そうこうしている間に電動彫刻刀や電動糸鋸を借りることが出来、塗装についてもメーカーから教えてもらうことが出来ました。
 支柱の電柱状丸太は上林川に流れ着いた物を吉右衛門の助けで引き上げたものです。4m程の大木でしたが、よくぞ引き上げたと思います。碍子の飾り物は村上さんからのいただき物、電傘やソーラーライトなどは従来からの収集品で今回使った経費は吊り下げるロープ1,000円程度です。Img_3323
 この看板を見て来店されるお客さまもあり、作って良かったなあと思いますが、以前に作った予告看板がもう剥げてしまって補修時期となっています。

ノミネート(3)第三木小屋
 木小屋は二つで充分と考えていたら、それでも一年分強しか保管できなくてもう一つ必要となりました。従来の木小屋の周辺は椎茸小屋をつくった関係でこれ以上無理ということもあるが一から建てるのは面倒ということもあって、倉庫の南に隣接して建てることにしました。畑は少し狭くなるが、倉庫といっても作業場で夏の灼熱を少しでも和らげる効果があるのではないかということもあります。
 相変わらずの丸太掘っ立て工法では芸がないので踏石に古材の柱を立ててこしらえてみました。作り方は特に変わったことはなく、日数も正味一週間程度で完成しました。購入した材料は、桟木3m×3本、2×4×8f×3本、羽子板付沓石3個、1×4×6f、2本でその他は在庫品を使いました。経費は4,000円です。Img_3861 
 
10月4日完成



ノミネート(4)道具収納棚
 詳細は(2011,6,9)参照。
作業場は季節用品の保管や材料、用具、工具の保管で悲惨な状態になっていました。特に電動工具などは落としたり蹴飛ばしたりの危険がでてきて、きちっとした保管場所がないとどうしようもなくなりました。ガーデンシェッドの材料の余りを使ったので経費も安く、納得のいくものができました。とにかくこの収納棚が出来て作業場で作業が出来るようになりました。経費は2,240円と格安。Img_3055_2Img_3054








今日のじょん:フォトブック「じょんとも」(じょんのび村のゆかいな仲間2011)を発注した。希望者は1,000円でお分けするが、出場者の写真はプリントして置いておく予定なのでじょんのびに来られたらお持ち帰りして欲しいワン。P1000041表紙はこれだよ~ん。     

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じょんのびDIY大賞’11(2) 12/3

2011-12-03 | DIY

2011.12.3(土)曇

 DIY大賞にはノミネートしていないのですが、ちょっとした工夫の小物がいくつか有ります。そのうちのひとつ芝生の草引きを紹介します。
 草引き関係の道具は6,7種類あります、どれも一長一短でこれっというものが無いのがこの道具の特徴です。芝生の草引きは張り巡らされた芝の根の間から一本ずつ雑草を抜いていきます。雑草をしっかりとらえること、てこの要領で根から抜けること、さらに強い根に対してはねじって引き抜きます。
 芝生の草引きに最適の用具がありました、難点はてこの支点もなく、グリップが細くてねじりを繰り返すと腕も手もくたびれ果てることです。一日草引きをすると翌日は腱鞘炎状態になっていました。
 その草引きがある日突然姿を消しました。いくら探しても出てこないので新品を買いに行くと、てこの支点となるアームの着いたのを売っていました。メーカーも色々工夫してるんだなあとそのタイプを購入し使いましたが、てこを利用するときは良いのですが、普通の使い方あるいはねじるときは使い勝手が悪く、以前のタイプがいいなあと思っていました。
 そんな時以前になくした草引き、厳密にはその一部の刃先が出てきたのです。雑草の灰の中から出てきたのできっと雑草と一緒に燃やしてしまったのでしょう、プラスチックの柄の部分は跡形もなくかなり錆びも来ていました。探しまくったものだけに喜びもひとしおで、なんとか再生しようかと考えました。
 再生と言っても錆を落として柄を付けるだけなのですが、前述の欠点を補うものを作らなければ意味がありません。手が疲れないよう、力が入るようグリップは太くする、てこの支点となるようなふくらみがある、ねじり抜きが楽なようにグリップが先の方で曲がっていると言うようなことが必要です。P1000471
 ぴったりの柄がありました、薪用に貰った庭木の椿かと思うのですが、理想的な形状です。硬い木なので切れ目を入れてボルトで締めれば完璧です。
 テストしてみたら抜群の使い心地、来年の草引きが楽しみです。えっ今やれよって、、、今は超多忙で草引いてる時間は無いのです。草はいっぱい生えてるけどね。
つづく

【作業日誌 12/3】
杉皮むきP1000495

気が遠くなりそうな作業。



今日のじょん:かみさんが服を着せたんだけど、これほど服の似合わないワンも居ない。本犬も随分嫌がってるようだから結局止め。やっとレインコートに慣れてきたのにまたへそ曲げられたら大変だ。めっちゃ嫌そー。
P1000496 P1000498

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じょんのびDIY大賞’11(1) 12/2

2011-12-02 | DIY

2011.12.2(金) 曇

 じょんのび村の建設は随分遅れています。店の看板も3年目にしてやっとできました。建設予定のドッグラン土も柱が5本立ったままで一向に進みません。P1000137
 
進捗度一割ってところ。


その理由は何だろうと思うに、既に出来上がったもの、施設のメンテナンスが必要になってきていることと、薪の確保に多くの時間を取られること、畑や芝生は常に時間を取られること、山に行ったり自転車に乗ったり自分の時間も欲しいこと等々きりがありません。「スロウライフは忙しい」とはけだし名言と思われます。
 そんな中でも今年もいろんなものを作ってきました。じょんのびDIY大賞の季節なのでエントリーしてみたいと思います。
 1、ガーデンシェッド
 2、看板
 3、木小屋3
 4、道具収納棚
 5、倉庫の棚
 6、プリンタ台
 7、机上整理棚
 8、チエンソー収納箱

 概して今年のテーマは整理、収納でした。とにかくカントリーライフは物が増えます。工事用具、大工用具、園芸用具、山林関係用具そしてそれぞれの資材です。そのうえ壊れた物もいつか役に立つかも知れないと残しているので堪りません。都会に比べて信じられないくらいの倉庫、収納スペースはあるのですがこう物が増えては身動きがとれなくなります。じょんのび村も3年を経て整理、収納を見直す時期に来ていました。

 1、ガーデンシェッド
 昨年秋から作り始めて半年で完成、21回にわたって晴徨雨読で紹介してきたので詳細はそちらを見てください。経費については明細は省きますが、42,000円かかっています。3万円台で仕上げる予定でしたが、屋根材が7,000円、杉板化粧板が5,000円、2×4材やパネルが思ったより沢山使ったことなどから予算オーバー。Img_2943 Img_2944 Img_2945_2


小物がすっかり片付きました、しかも窓から取れるのです。 





 昨秋かみさんが入院したのだけど、退院の祝いにプレゼントしようと急遽つくりはじめたのだが、半年後の完成では感激も薄れようというものです。しかしながらできばえは上々で、実用的にも美観としても充分な作品だと自負しております。つづく

【作業日誌 12/2】
杉皮むき

今日のじょん:フォトブック作製のため写真を選んでいるが、数千枚の中から16枚を選び出すのは大変だ。面倒だから近所のワンコは新たに撮影しているがじょんがちょっかい出すのでなかなかいいのが撮れない。P1000480

闇夜にどっきりヘイヘイ君。

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