~有明海にしずむ夕日~

数日前、文化会館前列から2番目、中央席での『吉田兄弟・三味線』を鑑賞。
「わ~い、ありがとう」
「ヒユッーヒユッー
」
「また来てネ~ッ」
「ありがとうッ
」
なんとなんと黄色い声援が飛ぶわ飛ぶわ、わたしは思わず声の方を振り返った
そして そのオバチャンとガッチン
と目が合った。
一触即発か?
いや 二人で にこッ
となった。
津軽三味線、遠い波のような ささやきのような音色から
バチが次第に激しく、かきならされてゆく
息をのんで 吉田兄弟の息のあった演奏に我を忘れて聞き入った・・・
津軽出身の二人は、5才ぐらいから三味線に興味をもちはじめたという。
初めは、父親につくってもらった、代用の三味線
なんとスコップに糸をはったので楽しんだと・・・
会場にはにぎやかな笑いが走った。
「どちらが兄か弟か? どちらがイケメンか?」
また爆笑がうずまいた。
十数曲の演奏中にいつのまにか?
ゆるやかに やさしいメロディが流れてきた
耳をすましているとさざ波から 小さなハミングにそして歌声に
波がうちよせるように聞こえてきた。
そして それは次第に大きくなり 合唱となり いつの間にか 私も一緒に歌っていた・・・
~菜の花の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて 匂い淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙の鳴くねも かねの音も さながら霞める 朧月夜~
「大牟田市は二人では初めて参りました
これからも どうぞよろしくご声援をください」と
きりりとしまった袴姿 『吉田兄弟』のにこやかな挨拶、演奏に、アンコールの拍手が鳴りやまなかった。
気分をかえるためにもいいからと憧れの三味線ショウを鑑賞のひとときだった。

数日前、文化会館前列から2番目、中央席での『吉田兄弟・三味線』を鑑賞。
「わ~い、ありがとう」
「ヒユッーヒユッー

「また来てネ~ッ」
「ありがとうッ

なんとなんと黄色い声援が飛ぶわ飛ぶわ、わたしは思わず声の方を振り返った
そして そのオバチャンとガッチン

一触即発か?

いや 二人で にこッ

津軽三味線、遠い波のような ささやきのような音色から
バチが次第に激しく、かきならされてゆく
息をのんで 吉田兄弟の息のあった演奏に我を忘れて聞き入った・・・
津軽出身の二人は、5才ぐらいから三味線に興味をもちはじめたという。
初めは、父親につくってもらった、代用の三味線
なんとスコップに糸をはったので楽しんだと・・・
会場にはにぎやかな笑いが走った。
「どちらが兄か弟か? どちらがイケメンか?」
また爆笑がうずまいた。
十数曲の演奏中にいつのまにか?
ゆるやかに やさしいメロディが流れてきた
耳をすましているとさざ波から 小さなハミングにそして歌声に
波がうちよせるように聞こえてきた。
そして それは次第に大きくなり 合唱となり いつの間にか 私も一緒に歌っていた・・・

見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて 匂い淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙の鳴くねも かねの音も さながら霞める 朧月夜~
「大牟田市は二人では初めて参りました
これからも どうぞよろしくご声援をください」と
きりりとしまった袴姿 『吉田兄弟』のにこやかな挨拶、演奏に、アンコールの拍手が鳴りやまなかった。
気分をかえるためにもいいからと憧れの三味線ショウを鑑賞のひとときだった。