ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

柿狩りへ

2015年11月13日 | ばあやの本棚

 立冬もすぎていよいよ冬将軍出番まじか・・・
先週、なんと30余年ぶりに柿で有名な耳納連山のふもと、
浮羽郡田主丸まで柿狩りに行ってきました。

往復で約150K、じいやは免許返上のため私のひとり舞台です。
でも、道路状況がすっかりかわっていてゆるゆる運転、
途中2度道案内でたずねました。

ようやく馴染のT果樹園にたどりつきました。

柿園はすっかり様変わり、いまや見渡すかぎり巨木となった
柿の木が繁り、
オレンジ色の柿の実が鈴なり、
見ちがえるほどに広々と開拓されて
堂々とした柿園はなっていました。

「こんにちは~」  
人影はみえません。あちこちに小さな小屋があり、柿の木の間を
ぐるぐる
まわってみますが人の気配すらなし。
あれ 誰もいないのかなぁ?

お、向こうから迷彩模様の帽子をかぶった人影がちかずいてきます。
あ、 T果樹園主らしいですよ。

「こんにちは~ カンちゃんでしょ?」(愛称です)」

相手はキョトンとしています。
「は~そうですが、どなたでしたっけ。
俺をカンちゃんと呼ぶ人はあまりいないんだけど・・・」

「大牟田からきました。 杏子ですよ・・・ほら、こうして頂いた年賀状おぼえていらっしゃいますか?」

昭和56年頃からの年賀状を開いてみせました。
毎年ユニークな語りのカンちゃんからの年賀状を、
ベスト編として大切に保管していたものです。
年賀状の束をパラパラとめくりはじめて
「あ~、あの時の!」
 ようやく思い出されたようです。本名は (T〇 一三)さん。   
カズミさんかしら?愛称でやさしく「カンちゃん」となったのでしょうか? 

「俺のおもしろくもない賀状を、こんなに大事にしていただいたとは
ホントにうれしいですね」
30余年前と少しもかわらず、相変わらずの

ひょうひょうとした語り口で、懐かしく迎えてくださいました。
結婚もされて、いまはお孫さんが二人。
ちょっぴりおじいさんぶりの語りも交えて、しばし昔話に花が咲きました。

     T果樹園入口   
  
      切り取った柿の計量と袋詰め  

   じいやも・・
    見晴らしのよい柿園では、バーベーキューもできるそうです。

「カンちゃん!!と呼んであったお姉さんはお元気ですか?」
「姉はもう亡くなりました、肝硬変でしてね・・・」
さみしそうでした。だからカンちゃん!と呼ばれて驚かれたはずです。

美味しい柿をいただいて、柿狩りを楽しんできました。
「また来年もきてくださいね、待っていますよ~」の声をききながら
別れをつげました。

しばらくほったらかしの絵描き、ちょこっと描いてみょうかと
はじめたもののなかなか思うように筆も走りません。

思いだしながら、ひさしぶりに柿狩り風景を描いてみました。

耳納連山をバックに熟したあま~い柿

 

  

 

コメント (6)
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