ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

初詣ー2 帰りは怖い!

2017年01月08日 | ばあやの本棚

 蓮華院誕生寺奥之院を後にして・・・ 
 参拝を済ませて歩き疲れもあり、ちょっとスローな運転で帰ります。
時計を見た。16時半過ぎです。
行き交う車もないので、ひたすら前をみて進みます。
おや?すこしずつ登道にはいり、「え?下っているはずが、これでは登っているのとちがう?」

少し不安になりはじめたが、そのうち下るだろうからと思ったのが間違いだった。
道は次第に細くなってくるし、道路左は崖のようで雑木林が深くなり
右は山肌が車すれすれに。

両脇には落ち葉がいっぱい積もっていて、枯れ葉がバラバラと舞い上がる。
どこまでが道路か?側溝かわからないし、上りの急カーブが多い。
もし、対向車がきたら離合できるだろうか? あ~これは困ったことになった。

引き返そうと思い始めたときは遅く、Uターンできるような道幅はみつからない。
「あ~、どうしょう・・・」
どうか対向車が来ませんように・・・

 その時、前をジヤージー姿の年配の男性がゆっくり登っているのを発見!
「あ、良かった!この人に聞いてみょう!」
車をすこし左前方に止めて車を降りた。
「あのう、おたずねしますが・・・私は荒尾市内に出たいのですが、
この道はいったいどこに行き着くのでしょうか?」

「あ~こりはな、小岱山への登山道ですバイ!」
「え?じゃ山の頂上へ? うわ~ どうしたらいいですか?」
「いやいや、頂上まで行けばあとは下り道やから麓(府本)には着くよ」
おじさんは笑っている。

「え?あと、どれくらいかかりますか?」
「あ~もうちょっと行ったら左に急カーブがあるたい! そこを左に下ればよか」
「はぁ、どうもありがとうございました」
地獄で仏とはまさにこのことだと、おじさんに深々と頭をさげた。

駐車場を出てから10分ほどすぎていた。
あと少しの辛抱と車を発進させた。
ところが、行けども行けども下り坂はなくて、まだ登りの坂道が続く。

途中で左路肩にバイクが3台止まっているのをみつけた。
聞いてみょうか ?でも、若い兄ちゃん風だったので横目でみて通り過ぎた。
「バカだな~ あはは~」とは笑わないでください。
こんなおばあちゃんでも、ちょっと怖かったのですよ。

もう、こうなったらやけくそです。行きつくとこまで行こう!
道はあるさ! 開き直ります。

まだ急カーブは続きます。
それからまた山坂走ること20分ぐらい?、ちらっと左手に納屋らしきものが
目にはいりました。

道はほんの少しずつ下りにはいってきました。
そして・・・、ようやく目の前が明るくなり民家があちこちに見えてきました。

「あ~良かった、着いたァ・・・」

時計は17時を少しまわっていました。
ずいぶん長い時間に感じたのですが、恐怖の急坂道は30分余で終わりました。
でも、30分とは・・・
時速40キロとしても、20キロ走ったことになる?
いや、そんなにはないと思うけど、登山道なのでノロノロ走ったし・・・

今度は、通りなれた府本の道をさっさと走ります。
両脇には小代焼の窯元が並んでいます。

http://kumamoto-kougeikan.jp/kougeihin/cn31/cn28/pg498.html

他にもたくさんの窯元があります

そして、ようやく家に帰り着いたのは18時少し前、玄関の鍵をガチャガチャ回して戸をあけたら
目の前に立っていたのは、じいや・・・
「あれ、心配してくれたんやろか?」ゴメン!

じいやは、何くわん顔して車庫のシャッターを降ろしました。 
 

その日、じいやは「卓球の初打ち」とかで朝から出かけていたので、
わたしひとりで初詣に行ったのでした・・・


平成29年のあたり星の吉凶は
  卯歳の私の運勢は・・・波高しの模様なり、心して慎めよ

おみくじが、見事に当たりました。

長文章をよくぞ辛抱して、お終いまで読んでいただき
誠にありがとうございました。

コメント (22)
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