ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

友が逝く

2017年10月04日 | ばあやの本棚

降りしきる雨の中を出かけた。

深い悲しみがこの雨で、少しでも流れてくれるかもしれないから・・


 去る9月19日、友人Mさんの訃報を知り愕然となる。
45年余にもわたる5歳年上の親しい友の急逝に、言葉をうしなった。

享年83歳・・・


つい7月の初めに、Mさんの家近くまで行ったとき、
ちょっとだけお邪魔した。
いつもどうりの張りのある元気な声、
「涼しくなったらまた食事にでもこうよ」
どちらからともなく約束したばかりだった。

 

 もう、ひとりの友でもある一人暮らしのTさんが
この春に介護施設に
入居したので、「いっしょにお見舞いに行こうね」
とも話したばかり。


 
 

 あまりにもあっけない最期やったですよ
 
ほんのすこしの間でも 看病できていたらと思うと

 もう、さみしいというよりも なんと言うのでしょうなぁ
 かわいそうで、どうしょうもなかとですよ・・・
 

 あの日も、家内の膝の治療のために病院へ送り、
 終わったとの電話で迎えに行きました。

 家内は帰ってから少しつかれたのか、このソファに
 
横になっとりましたたい

 お昼ご飯時になってもなかなか起きてこんので、
 「おい おい」と声をかけましたら・・・

 異変に気付いて、救急車をよぶも手当もむなしく 
 クモ膜下出血でした・・・
 
 苦しまずに逝ってくれたのが、せめての救いですかなぁ


一人残されたMさんのご主人、遺影の前で淋しく話してくださった。
これといった病気もなくて元気だったMさんの遺影は、
いつものように微笑んでいた

Mさん、もう少し待っていてね。わたしもいくから待っててね」

と 後ろから声がした。
「いやいや そげんなこと言わんでください」

ほんの少しだけ笑顔のご主人のひとことで、また涙する
帰りには玄関先で、そっと見送ってくださいました。


さようならMさん・・・

コメント (12)
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