ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

桝(舛)と つるべを知らない子たち

2018年08月12日 | ばあやの本棚

(ネットより拝借いたしました)

 

          朝顔に つるべとられて もらい水   
                     
                            加賀千代女(俳人)


   夜明けにそっと花開き、さわやかな朝の風が心地よい

子どものころの夏休みの宿題は、昆虫採集や
小さな鉢に朝顔の種まき、毎日の水やりから花咲くまでの様子を
欠かさずに絵日記に書いたものです。

今の子供たちの夏やすみ研究課題は、なんでしょうね・・・

 

さて、世界遺産万田坑、この猛暑のなかにもあちこちからの見学者絶えることなく、
先日は福岡市内の高校から

「O▽高校」の生徒さんたちが10数人が来場だったそうな。

ある大学の付属高校生たちの夏休みの研究科目らしくて
万田坑に対する質問事項がいろいろあるので、よろしくお願いとのこと。

その日、夫は非番だったが元現役の話を聞きたいとのことで急遽出勤になり 
張り切ってでかけていきました。

 

ひととうりの案内が終わると、質問の時間を別にもうけてあり、質問が次々と
あったそうです。

なかでも、おやおやと思った質問から

  ① 桝(ます)とはなんですか

  ② 釣瓶(つるべ)とはなんですか

現代っ子たちは、

毎日おいしいご飯を何の心配もなく、お腹いっぱい食べられる幸せがある。
電気釜のふたをあけると、白い湯気のあがる美味しいご飯が、目の前に。

お米をキチンと計るための枡の存在なんかは知らなくてもよいし、
炊き上げるお母さんは、お米を計るにはプラスチック製の200CCカップを
つかってあるだろう。

私は、いまだに古ぼけた木の一合枡をつかっているけれど・・・
子どもたちにこの枡を見せたら、
どう思うだろうかと考えるだけで、おもしろい。

 

釣瓶と聞いてまず連想したのは いま落語家・タレント・俳優さんとして
活躍中の鶴瓶さんのことか?

と、思ったのではないでしょうかね。  これは私の想像ですが・・・

 

はどのように思ったかは訊いていませんが
    きっと真面目に淡々と説明したとおもいます。

 

①の桝(舛)
簡単にいえば、お米を計る一合枡ですね。
万田坑は竪坑なので、地上から深さ279メートルで着床、そこで石炭採掘をします。
坑内に溢れる水の排水作業を共におこなわなけば、採掘作業はできません。

金属製の巨大なに排水をくみ上げて 計量、運搬して坑外に排水するための
容器のことです。

     

 ②の釣瓶は  櫓、(やぐら)に滑車がついて、滑車にワイヤーがかかり、ワイヤの先にケージ(エレベーターの篭がついていて)が上下します。
片方が地上で、あとの片方が地下にある。交互に上下させる機械を釣瓶という。

  

炭坑マンの命を支え続けたた巻揚機とワイヤー
今日も万田坑の櫓は 悠々と夏空にそびえてたっています。

          万田坑のシンボル、大きな櫓をと正面より
                        (ネットよりおかりしました)

コメント (8)
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