hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

お茶の水橋

2016-10-13 05:00:35 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その10。今回は聖橋に続き、お茶の水橋を渡る。お茶の水橋はその名前の通り、御茶ノ水駅前から神田川に架かる橋である。

ちなみに『お茶の水』とは地名ではない。江戸時代に2代将軍秀忠が近くにあった高林寺の湧水で入れたお茶が気に入り、そこからお茶の水の名前がついた。今もお茶の水という地名はなく、JRの山手線内側にある駅では鶯谷とお茶の水くらいしか地名に基づかない駅名はない。

聖橋の際にも触れたさだまさしの檸檬の2番の歌詞に『君はスクランブル交差点斜めに渡りながら不意に涙ぐんで、まるでこの街は青春たちの姥捨山みたいだという』という一節があるが、その交差点がまさに御茶ノ水の上あたりにあり、私もこの歌を思い出しながら某予備校に通っていた。

お茶の水橋は1891年に日本人設計の初めての鉄橋として架けられたが、関東大震災で橋板が木製のため焼失。今の橋は鋼製ラーメン橋として1931年に作られたもので作られてから85年になる。

今も歩行者、自動車ともに多くの人が利用している。特にJRから東京メトロ丸ノ内線への乗り換えや東京医科歯科大・順天堂大病院へ行く人は必ず通る重要な橋である。