hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

高井戸駅(2)

2016-10-03 05:00:34 | 日記

『井の頭線気まぐれ各駅停車』その2。前回に続き高井戸駅。駅周辺には都営住宅が古くからあるが、建て替えもほぼ終わり今は高層化が図られている。その先にはこがね堂という老舗のお煎餅屋さんがある。


次のバス停は浴風会前、環八から左に曲がりしばらく行くと鬱蒼とした林の中にある病院兼老人福祉施設。1923年関東大震災の被害を受けた高齢者の生活を守る施設として作られたもので90年以上の歴史がある。



環八に戻りさらに行くと高井戸不動尊の鳥居がある。左に細い参道を行くと山門、さらに奥には本堂がある。ここは昨年の2月にブログに載せているのであまり詳しくは書かないが、明治時代に他の場所から移してこられた寺院であり、高井戸という地名の由来では無いようだ。現在、屋根を葺き替え中、やはり静かであの環八から100m入っただけとは思えない。


環八まで戻り、ガストの手前を左折、道なりに歩くと畑が現れる。よく見るとナスや冬瓜が見事に実を付けている。

その先には鎮守森があり、ここが第六天神社。かなり広い境内だが、建物は小さい。由来を書いた看板を見ると昔からの高井戸の鎮守社であるが、開創は鎌倉時代まで遡るという。現在の社殿は安政年間のものだが、高速道路建設時に覆殿が作られた。


また、狛犬も明和8年(1771年)の銘が入っている。地元の人からは信仰されているようで見ていると結構手を合わせる人も多い。


高速道路の前の道を左手に向かうと環八との中の橋交差点に出る。高井戸ICは中央自動車道と首都高速道路4号線の接続部に位置するのだが、不思議な構造である。というのは降り口は上り・下りの両方向、しかし、乗り口は首都高速道路4号線の三宅坂方面しかなく、中央自動車道に乗るには次の調布ICに行くしか無い。


こんな不便が生じた原因を作ったのは当時の杉並・世田谷区の地域住民で下りの乗り口を作ると交通量が増加するとして大反対、結果下り入口はないまま、1976年に開通、かれこれ40年が経とうとしている。地元に住んでいても不便なこと甚だしい。早期に下り入口ができることを祈りたい。