hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

千住大橋

2016-12-22 05:00:05 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その22。隅田川で最も最初に架けられた橋は永代橋でも両国橋でもない。最初に架けられたのは千住大橋、元は大橋と呼ばれた。これはゴルフの全英オープンを“The Open”と呼ぶのと同じである。

場所はJR北千住と南千住の間、アクセスは京成線千住大橋駅からが最も近い。千住大橋駅の改札を出て、まっすぐアーケードを行く国道4号線に出るが、これを右折、信号を渡ると目の前に幅の広い鉄橋が見える。よく見ると上りと下りの2本の橋だが、右側が旧橋、左側が新橋となっている。

サイズは旧橋が長さ91.6m、幅24.2mで1927年竣工。新橋は次の交差点をオーバーパスするところまで入れて502m、竣工は1973年である。

橋の歴史は古く、1594年つまり江戸幕府が開かれる9年前に造られた。鉄橋になったのは関東大震災後の1927年である。


旧橋の袂には『奥の細道矢立始め』の碑があり、芭蕉が奥の細道を始めたことを記してある。

さらにその横から隅田川まで降りることができるが、ちょうど散歩やマラソンに向いているようで人も多い。川岸からみる『大橋』はダイナミックであり、また、橋の下に千住小橋を作り、道の反対側にでることもできる。

ここから上がり、南千住方向に歩くが、このあたりは隅田川もゆったりと流れ、風景もいい。幹線のため、車の通行量もかなり多い。橋の上にはやはり『大橋』と書かれ、江戸で最古参ということを主張しているかのようである。