今年も人形町の歳の市が25日に始まった。すでに20日には350もの提灯が飾られていたが、しめ飾りや門松などを売る店が軒を並べる。
なぜか不思議なのは水天宮から人形町に向かって左側、つまり大観音側にはお飾りを売る鯔背な法被姿のトビの人たちが経営する店が並ぶ。
朝の通勤時には既に新たな商品を並べ出している屋台もある。競合するのではと側から見て思うのだが、あまり、呼び込みはしていない。
反対側にはベビーカステラ・七味唐辛子・中国の餅など食べ物の屋台、植木や枕・敷物・箸などを売る店、干物やワカメ・干し柿など乾物を売る店などが並んでいて、干物の魚を焼く匂いが立ち込めている。
屋台は全部で30軒ほどで人形市や瀬戸物市に比べるとやや規模は小さいが、これが並ぶと今年も終わりだなあとしみじみ思う風物詩である。31日まで開催している。