深大寺を後に坂を上って神代植物公園に入園する。ちょうどバラが最盛期で「春のバラフェスタ」が開催中のため、バラの説明ツアーやコンサートなどが企画されていてバラ園は大変な賑わい。
とにかく400品種5200株のバラが咲いていて、バラ園自体がかなり広いため全てを見尽くす訳にもなかなかいかないが、神代植物公園の名前を冠したバラクイーン オブ 神代が真っ赤な花を咲かせていた。
赤、ピンク、黄色、紫、白など色とりどりの花を楽しんだ。
隣には芍薬・ボタン・シャクナゲ園があり、今は芍薬が見頃。シャクナゲも少し残っていて美しい。園正面入り口にはナデシコが植えられいて、中々見ることのない濃い紫の花もあった。
園内をブラブラしていると今の季節は木、特に高木に花が付いているのをよく見る。まずはカルミア、星型の白い花を付けているがこんなに背の高いものを見たのは初めてであった。
さらにベニバナトチノキのピンクの美しい花。寒緋桜の小さなサクランボ、極め付けはユリノキの花である。
ユリノキは10m以上にもなる樹木だが、学名のtulipiferaはチューリップを付けるという意味で、その通り黄色いチューリップのような可愛い花をつけるのだが何しろ高いところに付くため中々見るのは難しい。
やや時間がなくて駆け足とはなったが、存分に花を楽しむことができた。