百日紅と書いて『サルスベリ』と読ませる。盛夏では代表的な花だが、漢字の通り、6月〜9月くらいまで長い間紅色、ピンク、白などの花を付ける。
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名前の由来は幹の肥大に伴い古い樹皮のコルク層が剥がれ落ちて白くすべすべした感触の樹皮が表面に現れる性質をもつ人が『あの木はツルツルしているのだから、木登りの上手い猿が登っても滑り落ちてしまいそう、というところから名付けられた。
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しかし、実際に猿を登らせても難なく登るのでどうも事実ではないようだが。
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最寄り駅までの通勤路、毎朝毎夕8分ほど歩くが、梅雨が明け、真夏の太陽の強い日差しが降り注ぐ季節にはフヨウやムクゲなどと同様、百日紅の花が目立つ。紅色やピンクなど赤系の花が最初は咲き誇っていたが、ようやく最近白系のサルスベリの花を見るようになった。
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小さな種が周囲にばら撒かれ、送電線の鉄塔の下や小さな空き地などに落ちたものが芽を出し、育って花を咲かせているものも多い。徒歩8分の中で白系が2本、赤系が8本の花を毎日見ながら通勤している。
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花の中に黄色い雄蕊があり、華やかな夏に相応しい樹木である。因みに花言葉は『雄弁』『愛嬌』『不用意』なのだそうだ。