hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

洞爺湖と羊ヶ丘展望台〜夏旅2023⑫終

2023-08-28 05:00:00 | 旅行
夏旅2023⑫終、一夜明け、カーテンを開けると一面の霧、真っ白くなっていて湖どころかすぐ前が見えなくなっている。朝風呂に入るが、これは露天風呂も同じ。殆どが視界が効かず、残念である。



ザ・ウィンザーホテル洞爺湖は1993年にカブトデコムの子会社エイペックスにより会員制ホテルとして開業。その後、北海道拓殖銀行子会社に譲渡されたが、1998年に拓銀が破綻。その後経営権は何度か変更され、今の形での開業は2002年のことである。当時は650億円が投下されたとも言われる立派な造りで多少古くはなっているが、壮大な吹き抜けやフロント横の巨大な窓から見る洞爺湖の見事な眺めなど、素晴らしい建物である。



朝の散歩も兼ねて歩き回るが、霧のため、よく見えない。それでもサミットの時に首脳達が並んで記念撮影をしたバルコニーには立ち位置がちゃんと残されていた。



反対側に回ると霧がほとんどなく、勇姿を写メに収めることができた。惚れ惚れするほど立派な建物である。目の前にはパークホテル、すぐ横にはゲレンデなどが広がり、緑豊かである。



朝食は洋食、和食、バイキングから選択できるが、我々は和食を選択。朝から近海で獲れたソイ、タコとマグロの刺身、いくらの醤油漬・明太子・茄子の煮物・海苔の佃煮、鮭の焼き浸し。



別皿には豚肉の煮物、ズッキーニのお浸しなど沢山のおかずと美味い米、味噌汁と大満足。一流ホテルの和定食は最高である。



チェックアウトをして洞爺湖畔まで行くが洞爺湖は広大で遊覧船で回るにしても1時間かかるとのこと。天気も良くないので少し歩き、帰途に。それにしても土産物屋の1軒すら湖畔にないのは寂しい。

飛行機には間があるので我々が足を踏み入れたことのない『羊ヶ丘展望台』に立ち寄ることにする。山周り(定山渓)にするか、道央自動車道で行くか悩んだが、面倒のない道央自動車道周りに決定。



途中有珠山SAで休む。ただ、距離があり、風景も面白くない。
ようやく北広島ICで下車、羊ヶ丘道路をひたすらまっすぐ行くのだが、田舎ばかり走ったためか、車が多くて初めは怖さを感じてしまう。



ようやく羊ヶ丘展望台に到着。駐車場も広く、先には札幌ドームがよく見える。列があるので何かと思えばクラーク像。以前は北大内にあったがあまり観光客が多いのでこちらに移転した逸話も残る。



しばらくすると羊も出てきてくれ、ゆっくりと草を食む姿に癒された。クラーク氏の歴史などが説明されているクラークチャペル、さっぽろ雪まつりが全てわかる資料館などを見て新千歳空港へ急いだ。



新千歳空港は来るたびに大きさに圧倒されるが、それは今回も同じ。食べそびれた昼飯がわりの蕎麦をたべ、機上の人となった。



羽田空港に近づくと夕焼けの中にぽっかりと富士山、唱歌富士山を思い出した。4泊5日よくこれだけ詰め込んだ忙しい旅行も最後。
天気予報は雨ばかり、しかし結局のところ傘を使うことは遂にない楽しい旅路であった。(終)