hokutoのきまぐれ散歩

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常笑〜中野グルメ

2023-08-05 05:00:00 | グルメ
中野駅近くにはコアな居酒屋が林立しているとの噂はかねてから聞いていた。ただ、行ったことがあるのは、早稲田通り沿いの『田原坂』くらい、ほかにも『陸蒸気』『第二力酒蔵』の名前は知っているが、行った記憶はない。というのは我が家から中野駅は近いようで遠く、それなら新宿駅や渋谷駅に出てしまうからである。

しかし、飲み仲間の1人がサラリーマン卒業と聞いて、『だったら次回はTくんの送別会だね』と言ったのは間違いなく小職。後輩がセットしてくれたのは中野駅からブロードウェイを歩き、あとは路地を何回か曲がってようやく着いた店が『常笑』である。



1階はカウンター、予約の名前を言うと2階に通してくれた。まだ、日があったため、木造2階建の渋い造りが確認できた。2階には結構広い席があり、どん詰まりにはもう2人が待っていた。



あと1人が到着、4人で取り敢えずスタート、『3時間6000円、料理+飲み放題』という得なコースらしい。日本酒もレアもの以外は一通り飲むことができる。



まずは生ビールで乾杯、すぐにポテサラと枝豆が出てくる。暑いからとにかく生ビールが美味い。



酒のメニューを見ると田酒・十四代・飛露喜・獺祭・黒龍は1種のみしか飲めない仕組みである。



すぐにビールは無くなり、主賓の好みで『東洋美人』(山口県)からスタート。辛口でしっかりした飲みごたえ。ここで『白バイ貝の煮付け』が到着、爪楊枝で身を出して頂くが、大きく味もいい。



酒は2合ずつだが、4人で飲むとすぐなくなる。次は『仙禽』(栃木県)無垢、やや酸っぱめの飲みやすい酒。瞬間蒸発。ここで刺身の盛り合わせ、6種類が乗っている。

しかし、よく見るとタコは2つ、生だこの吸盤と茹で蛸の刺身であった。



『みむろ杉』(奈良県)は特徴的な味、地元産米を使ったねっとりと味がしっかりした酒。つまみは『銀だらの照り焼き』、味付けがしっかり、コクのある味にはよく合う。



『楽器正宗』(福島県)、『黄水仙』は加茂泉(新潟県)の銘柄、『村祐』(新潟県)と甘くなってきたので『日高見』(宮城県)でキリッ辛口にしてみる。



次のつまみは『水茄子の刺身』、『岩牡蠣の酢牡蠣』といずれも季節を感じる。酒は『町田酒造』(群馬県)、このあたりまで来ると知らない酒をチョイスする。米は備前雄町、ただ、あまり印象深くなかった。



『空芯菜とマテ貝の炒め物』はさっぱりとしていた。そして『握り寿司2カン』でコースは終了。



しかし、まだ3時間まで時間も1時間ほどあるため、延長戦。『なめろう』『カツオ叩き』を追加。



酒も『飛露喜』(福島県)、『朝日鷹〜十四代の地元ブランド』(山形県)、『寒菊』(千葉県)、『篠峯』(奈良県)。このあたりで酒が甘いという声もあり、『三井の寿』(福岡県)を注文。



ここでようやく3時間、1人あたり7千円程度、安い物である。フロアはベトナムの方ばかりだが、日本語もうまく、サービスバッチリ。いいお店でした、



ただ、送別会に名を借りた飲み会。2升6合を5人で、つまり平均5合以上は飲み過ぎです。また、店の位置はとにかく分かりにくいのでGPSは必須です。





常笑
中野区中野5ー56ー15
0333890707

飲み終わって外に出るともう大騒ぎ、繁盛店です。