hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

スタンドそば 野むら〜浅草橋ランチグルメ

2023-11-24 05:00:00 | グルメ
浅草橋駅近くには立ち食いそば、特に非チェーン店がまだまだ残されている。浅草橋駅を降りて左へ、水新菜館を左へ。左衛門橋通りまで歩き、右に曲がると忍岡高校が出てくる。その少し先、右側のビルの1階に『野むら』はある。

(都立忍岡高校)

新大橋通りに面した新しいビルの1階、お隣はトンカツの檍が入っている。場違いな場所にあり、外から見るのと中に入ってからの雰囲気はかなり違う。 
カウンターがあり、席はない。先客もなし。メニューはないが、蕎麦に乗せるタネ〜天ぷら、揚げ玉、キツネなどはほぼ100円。私は『かき揚げを蕎麦に乗せて』と店のおばさんに言うと、黒っぽい蕎麦を湯で温めて、『ネギは乗せる』と聞かれる。『乗せて』と頼むとツユを張り、かき揚げとネギを乗せて『500円』。つまりかけそばは400円らしい。



もちろんお金を支払い、蕎麦を受取り、七味を振って食べ始める。噂通りの真っ黒なツユ、飲むと塩辛い訳ではなく、どちらかというと甘め。ただ、味が濃く、3倍濃縮の蕎麦つゆを1.5倍にしたような味である。

かき揚げはたぶんにんじん、玉ねぎなどが入っているのだが、薄く大きくパリパリに揚げてある。これを端を割って頂くが目の前で揚げたのだろう、美味い。しかも不思議なことにツユにつけてもフニャッとしないのである。

蕎麦は太めの茹で蕎麦でどちらかというともそもそ、喉越しが良いとは言えない。食べている感満載の蕎麦である。

パリパリというかき揚げを齧りながら太めの蕎麦を啜り、濃いめの出汁を飲む。ジャンキーな味に慣れてきてこれはこれでありだなあと思う。ただ、やはり味が濃過ぎてツユは結構残した。

おばさんが席を外すと急にお客さんが増えてきて、皆異口同音のように春菊天を頼む。これが人気なようだ。席は一つもない昔ながらの立ち食いそば、こういうのも好きである。ご馳走さまでした。



野むら
台東区浅草橋5ー20ー8 CSタワー1階