hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

赤羽付近の坂⑧

2023-11-05 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その194。赤羽の坂⑧。念仏坂の先、左に曲がって行く上り坂が『ふか坂』。名前の由来は草深いの『ふか』からきているらしい。



板橋区との区境にある坂道で左側は東京メガシティという巨大なマンションとして開発されている。かつては標識もあったようだが、今はない。

再び坂を降りて先に行くと左に分かれる細い急坂が現れるがこれが『寺坂』。先に龍福寺があるためついた名前とのこと。急な坂道だが、左に曲がると勾配が楽になる。



寺坂を降りて左に曲がり、その先を右に曲がると環状8号線に出る。渡ると『小豆沢 水上バス乗り場』がある。



元々はこの辺りに浮間の渡しがあったが、すぐそばに浮間橋ができたために1928年に廃止されてしまった。新河岸川がゆっくり流れていてここから船の旅もいいだろう。



ただ、今年の運航は10月22日が最後でしかもお台場海浜公園行きは朝の1050、浅草・両国行きは夕方1620のみの各1本だから乗るのはなかなか難度が高い。コースは最北のここ小豆沢からはあらかわ遊園→千住→浅草→両国、反対は岩淵→平井→葛西臨海公園で浅草までで3400円もかかるのである。



再び環状8号線に戻り、向かい側に渡る。しばらく行き、左折すると体育館通りとなる。この坂が『魚藍坂』。由来はかつて小豆沢で漁業をしていた者が農家となった際に勝手に漁を行わないように魚藍(びく)を坂の上の八百魚藍塚に埋めた。この横を通る坂のためについた名前である。



坂を再び登り、小豆沢体育館を右に曲がると板橋中央病院の前を通り、都営地下鉄三田線志村坂上駅に至る。