hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

一の酉に行く

2023-11-13 05:00:00 | 日記
今年も11月に入り、カレンダーも残り1枚となった。11月の恒例行事といえば酉の市である。11月の酉がつく日に鷲神社(おおとりじんじゃ)、大鳥神社など鷲や鳥に因む神社で市が立つ。多くの露店では縁起物の熊手が売られ、その手締めの音にこそ季節を感じるのである。



(べったら市)

先日訪れたえびす講(べったら市)同様に商売繁盛を願うもので特に酉の市は関東で盛んに行われている。東京では足立区の大鳥神社、台東区の鷲神社、新宿区の花園神社(花園神社には大鳥神社、雷電神社が合祀されている)、府中の大国魂神社などが有名だが、私は手近に吉祥寺にある武蔵野八幡宮に行くことにしている。

武蔵野八幡宮には出雲神社、三島神社、須賀神社、疱瘡神社、厳島神社、稲荷神社、大鳥神社の各末社も合祀されていて酉の市が立つ。今回は一の酉が土曜日、二の酉が祭日(11月23日)ということもあり、人の出も多い。



夕方5時過ぎに参拝したのだが、参道の右側には普通の露店が並び、左側にはじゃがバターの露店の向こうに3軒の熊手の露店が並ぶ。



たくさんの熊手や升にさまざまな飾り付けをしたものが所狭しと並べられ、買いに来た人から注文を受けて値段を聞き、まけてもらい商談が成立すると手締め、商売繁盛と締め、まけてもらった分をご祝儀に出すという風習になっている。



私は本殿に商売繁盛、家内安全を祈願するために並ぶ。今年も20人程度が並んでいて、自分の番がくると2礼2拍をし、神様に手を合わせる。さらに1礼をするのだが、商売人が多いのか、長く拝む人が多い。



お隣の社務所で私の家と娘の家の熊手を買い、再び参道にもどる。途中末社もあるのだが、こちらに足を向ける人は少ない。私はこちらのたくさんの神様にも手を合わせた。




その後ろでは相変わらず手拍子による締めが続いていた。暑い暑いと言っていた季節も御酉様になるとやはり寒くなるのである。日本はやはり四季の国と実感した。