hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

白旗山古墳に行く

2023-11-27 05:00:00 | 古墳
竹の塚駅を降りて約10分歩くと『白旗山古墳』があるとガイドブックにあった。確かに竹の塚駅前の地図にもあったので東武伊勢崎線に沿って北の方向に歩き始めた。

しかし、竹の塚駅はかなり前から駅改良工事を行っていて西口からまっすぐ歩いても途中で高架下を東口に向かってしか道がない。やむなく左に曲がり、まっすぐ歩くといつの間にか竹の塚モータースクールの敷地になり、行き止まり。

やむなくこれを避けるように右に曲がり、団地の中を歩く。既に15分以上歩いているが、ようやく明日都道に出て、ガード下をくぐり、左に行くと『白旗塚古墳公園』に到着、20分も歩く羽目になった。



白旗塚古墳は伊興古墳群の中で唯一都指定史跡となっている。かつては古墳群が形成されていたが、都市化による開発が為されて今残るものは殆どない。



時期は6世紀(古墳時代後期)のもので元は田んぼの中に浮かぶ島のような形状だったが、今は公園となっている。



直径12m、高さ2.5mの円墳で墳丘部の発掘はなされていない。今は周りを堀で囲み、生垣で囲い、古墳の正面入口には鍵のかかった門が作られて、中に入れないようになっている。



古墳の名前は源頼義・義家父子が奥州征伐に向かう際に源氏のシンボルである白旗を塚の上に立てて戦勝祈願したことによる。
かつては墳丘に2本の松、次いで6本の杉が植えられていたが、枯死したので松を植えた。


この松の1本が立ち枯れた際に根本から武器類が出土したという言い伝えがある。しかし、これを持って帰った村人が大病になり、祟りと怖れて塚に埋め戻し、再び松を植えたと言われている。(今は8本の松が植えてある。)



公園には馬や家、兵士の形をした埴輪のオブジェが並べられ、四阿が建てられている。また、周囲は住宅地となり、訪れる人もあまりおらず、静かな公園となっていた。



足立区東伊興30ー10