クライアントに出かけた帰り、11時40分となったので昼飯にすることにした。
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半蔵門線半蔵門駅の出口1に向かう構内通路にはかつては中華料理店やマッサージ店があったはずなのだが、今は地下にボックス型のシェアオフィスがあるのみ。やはりコロナの爪痕があちこちにある。
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やむを得ず外に出て右に曲がって行くと『天かめ』という立ち食いそば店を改めて発見、初めて知ったのは10年近く前だが、今回初めてお邪魔した。
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店の入口に券売機、あとは長いカウンターのみ。詰めて入っても10人が限界というお店である。
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普通の立喰そば同様にまずは食券を券売機で購入。丼と蕎麦のセットもあるため、選択肢が多いが、私はシンプルに『かき揚げそば』(460円)にした。最近始めた春菊天が人気商品のようである。
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厨房には2人のおじさん、入口近くに湯が沸き返っている鍋というよりフライヤーがあり、ここで蕎麦を温めて供する。店中の張り紙には毎朝打ち立てを店で茹で、締めているとある。また、出汁は鰹で毎朝取るとある。
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椅子はないから、出てきた蕎麦を受け取り口の横に持って行き、七味を掛けて頂く。
まずは蕎麦だが、私には茹で蕎麦と変わらないように感じた。
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ただ、立喰そばはこれで十分。出汁は鰹の香りが立っていてそれなりに美味いが、やや味が濃いかな。かき揚げは大きく、玉ねぎとにんじんがメイン。しかし、よく見るとゲソも入っている。カリッと揚げてあり、これはいい。
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ランチには少し早かったからかも(11時50分)しれないが、先客1名のみ。食べている間も1人が入るのみ。あんまり混んでいない。BGMもラジオ、身の上相談には聞き入ってしまいそうになる。おじさん2人は手持ち無沙汰気味、いつでも丼に対応できるようにコンロには出汁の張ってあるアルミの親子鍋が2つセットされていた。昔ながらの昭和の雰囲気がある立喰そば屋さん、最近少なくなってきたタイプ。頑張ってやってくださいと思いながら店を出た。ご馳走さまでした。
おそば天かめ
千代田区平河町1ー1ー9